息子はふたりとも野球部で、毎日汗だくで帰ってきます。洗濯物が多いので縦型洗濯機を「1日2回」回していますが、月の電気代・水道代はどれくらいになっているのでしょうか?

配信日: 2025.09.18
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息子はふたりとも野球部で、毎日汗だくで帰ってきます。洗濯物が多いので縦型洗濯機を「1日2回」回していますが、月の電気代・水道代はどれくらいになっているのでしょうか?
スポーツ部に所属する子どもがいる家庭では、洗濯物の量が非常に多くなります。特に野球部のようなハードな運動部に入っている場合、汗や泥で汚れたユニフォームやタオルを毎日しっかり洗う必要があるため、洗濯機を1日2回回すという家庭も少なくありません。
 
では、そのような使い方をしている場合、毎月の電気代や水道代はどれくらいかかっているのでしょうか。本記事で、縦型洗濯機を例に試算してみましょう。
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1日2回の洗濯にかかる光熱費を試算してみる

まずは、一般的な縦型洗濯機で1回の洗濯にかかる電気代と水道代を見てみましょう。
 
例として、容量10キログラムの縦型洗濯機で、洗濯1回あたりの水の使用量は約110リットル、電力消費は約0.06キロワットアワー(洗濯のみの場合)とします。
 
電気料金を1キロワットアワーあたり31円、水道料金を1リットルあたり0.24円と仮定すると、以下のとおりになります。


・電気代:0.06キロワットアワー×31円=1.86円
・水道代は110リットル× 0.24円=26.4円

つまり、1回の洗濯で28円程度の光熱費がかかる計算になります。これを1日2回行うと、1日のコストは約56円です。1ヶ月30日で計算すると、月に約1680円の電気代・水道代が発生していることになります。
 
ただし、この金額はあくまで洗濯のみの場合で、乾燥機能を使わない、温水を使わないという前提です。乾燥機能を使ったり、泥汚れを落とすために強洗浄モードを使用したりする場合は、電力使用量が増えるためコストも上がります。
 

地域や洗濯機の種類でも費用は変わる

光熱費は、地域や契約している電気・水道の料金体系によっても変動します。例えば、同じ1キロワットアワーでも、都市部と地方では単価に差があり、基本料金の設定によっても違いが出てきます。
 
水道料金についても、自治体によって大きく異なることがあり、家庭によっては1リットルあたり0.20円以下で済む場合もあれば、0.30円以上かかる地域もあります。
 
また、洗濯機の種類や性能もコストに影響します。一般的に、縦型洗濯機はドラム式に比べて水を多く使いますが、電気代はやや安くなる傾向があります。
 
一方、ドラム式は節水型ですが、乾燥機能を多用すると電気代がかさむことがあります。どちらがトータルで安くなるかは、使用頻度や使い方によっても変わるため、単純に比較はできません。
 

節約のポイントは洗い方とタイミング

光熱費を抑えるためには、洗濯方法を見直すことも重要です。例えば、以下のような工夫が有効です。
 
まず、洗濯物をできるだけまとめて一度に洗うことで、1回の洗濯にかかるコストを下げることができます。ただし、詰め込みすぎは汚れ落ちが悪くなったり、機械に負担をかけたりするため、適正容量を守ることが大切です。
 
次に、洗濯コースの選び方も見直しましょう。普段は標準コースを使っていても、汚れが少ない日や汗だけを落とすような軽い洗濯なら、すすぎ1回のお急ぎコースなどを使うことで、水と電気の使用量を減らすことができます。
 
また、洗濯の時間帯を見直すこともひとつの方法です。深夜や早朝に電気代が安くなる時間帯割引のあるプランに加入していれば、その時間を狙って洗濯することで電気代の節約になります。
 
さらに、乾燥機能を毎回使う家庭では、可能であればタオル類などは天日干しに切り替えるだけでも電力消費を大きく抑えることができます。部屋干し用の除湿器やサーキュレーターを活用すれば、室内でも比較的短時間で乾かせます。
 

毎日の洗濯コストを意識して使い方を見直そう

毎日2回洗濯をする場合、標準的な縦型洗濯機であれば、月に約1700円の光熱費がかかる可能性があります。ただし、乾燥機能や強洗浄コースを使用頻度が増えれば、その分コストも上昇します。
 
だからこそ、洗濯物のまとめ方やコースの選び方、時間帯の工夫によって、月々の光熱費を抑えることは十分可能です。毎日の積み重ねが家計に与える影響は小さくないため、日々の洗濯の使い方を見直して、効率よく洗濯できる方法を取り入れてみましょう。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品 公正取引協議会 よくある質問 Q&A その他の質問 Q カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
東京都水道局 節水について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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