「新型iPhone20万円超」にビックリ!“ノートPC並み”の価格だけど、どう買うのが正解?「旧モデル値下がり・下取り・分割払い」で“コスパ最強”な買い方とは
本記事では、旧モデルの値下がりを狙う方法や、下取り制度などを活用した賢い買い方を解説します。
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
目次
「20万円超え」の新型iPhoneをどう考える?
Apple公式サイトによると、iPhone 17 Pro Max(512GBモデル)の価格は22万9800円で、20万円を大きく超える価格です。iPhone 17(512GBモデル)でも21万4800円で、これはノートパソコンや家電製品に匹敵し、スマートフォンの域を超えた高級消費財といえるでしょう。
家計に占めるスマートフォンにかかる費用の割合
総務省の「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)」によれば、2人以上世帯の通信関連費用は月平均約1万1780円です。ここに端末代を加えると、負担はさらに大きくなります。
・本体価格:22万9800円
・1ヶ月あたりの負担:22万9800円÷36ヶ月≒6383円
つまり、通信費1万1780円に約6400円が上乗せされると、1ヶ月あたり1万8000円超の出費となり、年間では20万円を突破します。家計に占める割合は軽視できません。
一括購入と分割払いで見える負担感の違い
一括払いで約23万円を支払うと、その月の家計に大きな負担がかかります。一方、分割払いにすれば月々の負担は軽減されますが、合算すれば結局は同じ金額を支払うことになります。無金利分割が利用できる場合のコストは一括払いと同じですが、金利や手数料がかかるとトータルでは支出が増える点に注意してください。
「投資」と「浪費」の分かれ目
スマートフォンは仕事や日常生活に直結するため、必要経費と考えられますが、最新機能のすべてが生活に必須とは限りません。カメラ性能や新しいチップをどこまで活用するかで「投資」か「浪費」かが変わります。
仕事で動画撮影や編集を頻繁に行う人にとっては高性能カメラやチップは投資ですが、SNSや通話が中心であれば1、2世代前のモデルでも十分でしょう。自分にとって「本当に必要な機能か」を見極めて機種を選びましょう。
旧モデルの値下がりを狙え! 1~2年落ちモデルがお得
新型iPhoneの発表前後は、Apple公式ストアやキャリアが旧モデルの在庫整理を始めるタイミングです。旧モデルは「型落ち」として扱われるため価格が下がることが多く、キャンペーンや下取りなどの割引も増えます。iPhone 17の発売開始時には、iPhone 16 Plus(128GB)を1万円値下げした例などが典型です。
また、販売終了モデル(Apple公式での取り扱いが終了するモデル)は、在庫限りで流通が縮小し、キャリアや中古市場で値下げやキャンペーンが出やすくなります。iPhone 16 Pro/Pro MaxやiPhone 15/15 Plusなどは、iPhone 17発表に伴いApple公式オンラインでの販売が終了となりました。
価格例と変動の比較表
図表1・2は、最近の新旧モデルの価格動向をまとめたものです。最新モデルと比較すると、どの程度お得かが見えてきます。
図表1
Apple公式サイトより筆者作成
図表2
Apple公式サイトより筆者作成
旧モデルでは、図表2の赤で示した3モデルが1万円の値下げとなりました。一方、青で示したiPhone 16e(512GB)は5000円値上げされています。旧モデルだからといって安くなるわけではない点に注意してください。
どの「旧モデル」がコスパ良好かを見極めるポイント
旧モデルを選ぶ際、単に価格が安いというだけではお得とは限りません。以下のポイントをチェックしましょう。
サポートの継続性
ソフトウェアアップデートに対応する期間は、iPhoneの場合で発売からおよそ5、6年になることが多いでしょう。1、2年落ちのモデルなら、サポート期間がまだ残っているため長く使えます。
キャンペーンや下取りの利用可否
キャリアによっては、型落ちモデルでも「乗り換え割」「ポイント還元」といったキャンペーンを実施していることがあります。これらをうまく併用すれば、さらに端末価格を抑えられます。
損しないiPhoneの買い方で、コスパ最強の1台を手に入れよう
新型iPhoneは魅力的ですが、価格は家計に大きな影響を与えます。旧モデルの値下がりを活用する、下取り制度で負担を減らすなど、工夫しながら実質コストを抑えましょう。また、最新機能ばかりを追い求めるのではなく、自分のライフスタイルに合ったモデルを賢く選んでください。
出典
Apple iPhone
総務省統計局 家計調査報告 (家計収支編) 2024年(令和6年)平均結果の概要
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー


