友人は節電のために、使っていない時は「Wi-Fiの電源」を切っているそうです。そんなに電気代がかかるものなんでしょうか?

配信日: 2025.09.26
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友人は節電のために、使っていない時は「Wi-Fiの電源」を切っているそうです。そんなに電気代がかかるものなんでしょうか?
物価高や電気代の値上げで、日々の節約意識が高まっています。その中で「Wi-Fiルーターの電源を切るべき?」と考える人もいるでしょう。果たしてどのくらい節電効果があるのでしょうか。
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Wi-Fiルーターの電気代は意外に安い? 1ヶ月50円から400円程度

節電のために、Wi-Fiルーターを使わないときは電源を切る人もいるでしょう。では、実際にWi-Fiルーターの電気代はどのくらいかかるのでしょうか。ある調査によると、一般的なWi-Fiルーターを24時間つけっぱなしにした場合、1ヶ月の電気代はおよそ50円~400円ということです。
 
この幅は、ルーターの消費電力や使用環境によって異なります。例えば、一人暮らしのワンルーム向け小型モデルであれば、1ヶ月50円程度と考えられます。
 
一方、ファミリー向けの高性能ルーターの場合は、1ヶ月400円ほどでしょう。つまり、Wi-Fiルーターは意外と電力消費が少なく、毎月の電気代に大きな影響を与える家電ではないと言えるでしょう。
 

Wi-Fiルーターの消費電力と電気代計算の具体例

Wi-Fiルーターの消費電力はモデルによって異なり、シンプルなタイプは約6W、高性能なタイプでは約15W前後とされています。電気代は以下の計算式で求められます。
 
消費電力(W)÷1000×使用時間(h)×電気料金単価(円/kWh)
 
たとえば、5.8Wの小型Wi-Fiルーターを24時間使った場合、1日あたり約3.76円、1ヶ月では約113円になります。高性能型(約14.6W)なら1日あたり約9.46円で、1ヶ月284円程度です。
 
この計算例を見ると、Wi-Fiルーターの電気代は家計に大きな負担をかけるほどではないことが分かります。さらに、これらは最大消費電力での計算なので、実際の使用状況ではもっと少ないケースもあるでしょう。
 

電源を切ることのデメリットと節電の工夫

電源を切ると確かに電気代は削減できますが、その代わり再起動時にインターネットの接続に時間がかかり、接続端末の再認証や設定も必要になる煩わしさがあります。
 
また、スマホやパソコン、スマート家電はバックグラウンドでアップデートやセキュリティ通信を行っており、ルーターの電源を切ることでこれらの重要な通信が止まってしまうリスクもあります。
 
また、機種によってはWi-Fiを自動的にオフにできる省エネ機能付きのモデルもあり、日常的な節電にはこうした機能を活用するといいでしょう。
 

無理な電源オフよりも電力プラン見直しや省エネ機能活用を

Wi-Fiルーターの電気代は意外と低く、日常的に電源を切るほどの節約効果は限定的です。むしろ、頻繁な電源オフは接続の煩わしさやセキュリティを阻害する可能性があり、生活の快適さを損ねかねません。
 
重要なのは、自宅のネット環境と生活スタイルに合ったWi-Fiルーターを選ぶこと、そして省エネ機能を活用することといえるでしょう。
 
電気代を効率的に抑えたいなら、契約中の電力プランやアンペア数の見直し、電力会社の切り替えも検討することが効果的です。現代では、時間帯によって電気料金が変動するプランもあり、生活リズムに合わせた節約ができます。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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