9月に入っても「暑い」ので日中ずっと冷房をつけています。毎日“6時間”つけた場合、いくら電気代がかかりますか?
本記事では、エアコンの電気代の決まり方や毎日6時間つけた場合の電気代とともに、節約方法についてもご紹介します。
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エアコンの電気代は何で決まる?
エアコンの電気代は、消費電力と使用時間で決まります。1時間あたりの電気代の計算式は「消費電力(キロワット)×電気料金単価(円/キロワットアワー)」です。
電気料金単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安としている31円/キロワットアワーを使用して計算すると、例えば、825ワットのエアコンの1時間あたりの電気代は以下のようになります。
0.825キロワット×31円/キロワットアワー=25.575円
ただし、エアコンの消費電力は一定ではなく、部屋の広さや設定温度、運転モードなどによっても変わります。そのため、1時間あたりの電気代も状況によって変わることがあるでしょう。
エアコンの冷房を「毎日6時間」つけた場合の電気代
消費電力が825ワットのエアコンを例に挙げ、6時間使用した場合の電気代を計算すると約153円になります。1ヶ月に換算すると約4590円です。
ただし、消費電力は設定温度によっても変わります。今回の事例では「9月に入っても暑いので冷房をつけている」ということですが、真夏に比べると外気温が落ち着いてきていると考えられるでしょう。
そのため、エアコンの設定温度を上げることで電気代を節約できる可能性があります。環境省によると、エアコンの設定温度を1度緩和すると、冷房時の消費電力量が約13%削減できるとされています。
上記でご紹介したエアコンの消費電力0.825キロワットを13%削減すると、約0.7キロワットになるため「約0.7キロワット×31円/キロワットアワー=約22円」です。
6時間の使用で約132円になるため、設定温度を1度上げることで20円以上節約できる計算になります。1ヶ月に換算すると600円以上の節約が可能です。
エアコンの電気代を節約するポイント
設定温度を上げる以外にも、エアコンの電気代を節約する方法があるのでチェックしておきましょう。
まず、電源のオン・オフは頻繁におこなわないようにしてください。エアコンは室内温度と設定温度との差が大きいほど消費電力も大きくなります。そのため、つけっぱなしにして室内の温度を安定させておいた方が、余分な電気代がかからずに済む可能性があります。
また、効率よく部屋を冷やすために、サーキュレーターを併用する方法もおすすめです。冷たい空気は下にたまるため、空気を循環させないと室内の温度にムラができてしまいます。
そのほかにも、フィルターをこまめに掃除したり、電力会社や契約プランを見直したりして、エアコンの電気代を節約できないか考えてみるとよいでしょう。
エアコンを「6時間」つけた場合の電気代は150円以上の場合も
エアコンの電気代は消費電力と使用時間で決まります。消費電力が825ワットのエアコンだと1時間あたりの電気代は約25.575円、6時間だと約153円です。
しかし、消費電力はエアコンの設定温度を1度上げることで13%も削減できるため、9月に入ってからエアコンを使用するのであれば、設定温度を上げて使用するとよいでしょう。6時間の使用で約20円、1ヶ月に換算すると600円以上電気代を節約できる可能性があります。
出典
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A Qカタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
