電気代が「月2万円」超え…夏の間は仕方ないと割り切るべき?少しでも節約できる方法はある?
本記事では、電気代を節約する方法を紹介します。
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電気代の節約方法
ここからは、電気代を節約するための具体的な方法を紹介します。
エアコンの電気代の節約方法
暑い夏はエアコンの冷房が必要不可欠です。ただし、夏の電気代を高くする要因のひとつともいえます。ここからは、エアコン利用時における電気代を節約する方法を紹介します。
【室内の空気を循環させる】
冷たい空気は空間の下方に留まるという特性があります。エアコンから放出された冷気が室内の下方に留まることで、上方と下方で室温のムラが起こるため、エアコンは「設定温度になっていない」と判断して必要以上に室温を下げようとします。その結果、余計な電気代が発生するのです。
そのため、冷房使用時はエアコンの風向きを上向きにするといいでしょう。扇風機やサーキュレーターを活用して空気を循環させるとより効果的です。
【室外機周辺に空気の通り道を作る】
エアコンの冷房使用時において、室内の暖かい空気は室外機を通して屋外に放熱されています。このときに室外機の吹き出し口が物によって塞がれていると、放出された熱風を再び吸い込んでしまう可能性があります。その結果、エアコンの冷却効率が低下して、より多くの電気代がかかります。
余分な電気代を発生させないためにも、室外機の吹き出し口の周辺には物を置かないようにして、空気の通り道を作るように意識しましょう。
【室外機の温度が高くならないようにする】
直射日光や地面からの照り返しで、室外機が高温になることがあります。そうなると室外機の排熱効率が低下してより多くの電力を使用するため、余分な電気代がかかるでしょう。
日陰を作り室外機が高温にならないようにすると電気代の節約につながります。ただし、吹き出し口は塞がないようにしてください。
【エアコンのフィルターをこまめに掃除する】
エアコンのフィルターが汚れやほこりなどで目詰まりしていると、効率的に空気の交換ができなくなります。結果的に室内を冷やす力が小さくなり、室内を冷やすために多くの電力を消費します。その分電気代もかかるでしょう。
フィルター掃除の頻度は汚れ具合によりますが、目安は2週間に1度といわれています。
契約している電力会社とプランを見直す
契約している電力会社やプランを見直すことで、電気代を節約できることがあります。近年は多くの電力会社があり、プランも多様化しています。電気の使い方や使用量、ライフスタイルなどに合わせて契約する電力会社とプランを見直してみましょう。
洗濯はまとめて行う
洗濯機の利用には水道代だけでなく、電気代もかかります。まとめて洗濯して回数を減らすことで、電気代の節約につながるでしょう。
ただし、洗濯物を入れすぎると汚れが落ちないことがあります。洗濯機の容量の8割を目安にしましょう。
季節ごとの電気代の平均額
総務省の家計調査を参考に、単身世帯における季節ごとの電気代の平均額を表1にまとめました。
表1
| 単身世帯 | |
|---|---|
| 2024年1~3月 | 7150円 |
| 2024年4~6月 | 5839円 |
| 2024年7~9月 | 6771円 |
| 2024年10~12月 | 6356円 |
| 全体平均 | 6529円 |
出典:総務省「家計調査 家計収支編 単身世帯」より筆者作成
ライフスタイルや世帯人数などによって電気代は異なりますが、夏や冬は電気代が高くなりがちであることが分かります。
夏の電気代を節約したいならエアコンの使い方に注意
電気代を節約したいのであれば、エアコンの使い方に注意しましょう。夏は冷房を使うことが多くなりがちですが、使い方によって余計な電気代が発生します。
エアコンの電気代を節約するためには、室温のムラができないように扇風機やサーキュレーターを併用して空気を循環させましょう。また、室外機の吹き出し口の周辺に物を置かないようにして空気の通り道を作ったり、日陰を作って室外機が高温にならないようにしたりすることも電気代の節約に効果的です。
さらに、契約している電力会社やプランを見直すことも、電気代を節約する方法のひとつです。
出典
総務省 家計調査 家計収支編 単身世帯
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
