スーパーの“半額シール”狙い、本当に節約になっている?つい無駄なものを買って会計が「1000円」上乗せなんてことも…!賢く節約するにはどうしたらいい?

配信日: 2025.09.27
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スーパーの“半額シール”狙い、本当に節約になっている?つい無駄なものを買って会計が「1000円」上乗せなんてことも…!賢く節約するにはどうしたらいい?
総務省の調査によると、2025年7月の全国消費者物価指数は、前の月より3.1%も上昇し、8ヶ月連続で3%台の高い伸び率を記録していると分かりました。お米や野菜、肉などの食料品値上げが主な要因と考えられています。
 
家計の負担が大きくなるなか、「スーパーの半額シール」を狙って買い物するようになった人もいるのではないでしょうか。半額は確かに安くなっていますが、気づけば予定外の出費が増えてしまっているケースも少なくありません。
 
本記事では、半額シールと上手に付き合うコツ、そして本当に節約になる買い物の方法を解説します。
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半額シール付きの商品は本当に節約になっている?

半額シールが貼られている商品を購入すると、定価より安く買えたと得をした気分になりますが、必ずしも家計のプラスになるとは限りません。
 
例えば、必要のない総菜やお菓子まで手に取ってしまい、結果的に当初の予定より出費が上乗せされてしまうこともあります。さらに、消費期限が短い食品の場合は使い切れずに廃棄してしまい、かえって無駄遣いになるケースもあるでしょう。
 
農林水産省の統計によると、日本の家庭から出る食品ロスは年間約233万トンです。事業用の廃棄分を含めると、1人あたり毎日お茶碗約1杯分のごはんを捨てている計算となります。安く買ったつもりでも、使わなければそれはただの損失であり、節約どころか浪費につながりかねません。
 

賢く半額シール付きの商品と付き合うコツ

半額シールの付いた商品と賢く付き合うには、いくつかのコツがあります。
 
まずは買い物に行く前に献立を考え、必要な食材をリストアップしましょう。リストがあれば衝動買いを防ぎやすくなります。半額シールを狙うのであれば、そのリストアップした食材が半額になる時間帯に店舗に行くか、半額になっている場合のみ買い物カゴに入れましょう。
 
また、1回の買い物で使う金額を決め、現金やキャッシュレスの上限を設定するのもおすすめの方法です。「安いから購入する」のではなく「予算内で購入しなければならない」と意識するだけで、無駄な買い物を避けられます。
 
さらに、選ぶときは普段から使う食材や冷凍保存できるものを優先するのもフードロスを避ける方法の一つです。消費期限を確認し、食べ切れる量だけ買うことで、無駄な出費も減らせるでしょう。
 

半額シール商品以外でもできる食費節約術

半額シールが貼られた食品を購入する以外にも、食費を抑える方法はあります。
 
例えば、食材のまとめ買いではなく、少量を数回に分けて買う「ちょこちょこ買い」を取り入れると、傷んだ食材を捨てるリスクを軽減できます。冷凍保存や作り置きを活用して、食材を最後まで使い切る習慣をつけることが節約に向けた第一歩といえるでしょう。
 
また、キャッシュレス決済やポイント還元を賢く活用することで、実質的な支出を少なくできます。スーパーやドラッグストアの特売日、ポイントアップデーを狙って買い物をするのも、おすすめの節約術です。
 
さらに、買い物をしたら家計簿をつけると、月単位で食費の推移を把握でき、無駄遣いに気づきやすくなります。最近では、家計簿をつける際に、スマートフォンのアプリを活用する方も増えています。自分のやりやすい方法で、家計簿をつける習慣をつけていきましょう。
 

半額シール商品を計画的に買って節約の味方にしよう

半額シール商品は、買い方次第で節約の強い味方になります。しかし、半額シールが付いているという理由だけで、何も考えずに購入してしまう行為は、無駄な支出につながりかねません。
 
無駄遣いをせずに、賢く買い物をするためには、「安いから買う」のではなく、「必要だから買う」という意識を強く持つことが大切なポイントです。
 
買い物前に献立と買い物リストを用意し、予算を決めておくと衝動買いを防げます。さらに、普段から使う食材や冷凍保存できるものを選び、消費期限を確認して食べ切れる量だけ購入すれば、出費だけでなく、食品ロスの削減にもつながります。
 
日々の小さな工夫を積み重ねることで、出費を抑えつつ、無理のない節約習慣を続けていきましょう。
 

出典

総務省統計局 2020年基準 消費者物価指数 全国 2025年(令和7年)8月分(p.1)
農林水産省 食品ロスとは
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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