ランチを「コンビニ弁当」のみにしたら月1万5000円の出費に!毎日コンビニランチの「会社員」ってお金持ちなのでしょうか?
しかし、気になるのはコンビニ弁当にかかるランチ代です。コンビニはスーパーに比べて値段が高めに設定されていることが多いため、費用は割高になる可能性が高いです。
今回の記事では、毎日コンビニ弁当にした場合にかかる費用や、コンビニ弁当にしている会社員はお金持ちなのかどうかを解説します。
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会社員がコンビニ弁当に使う費用
まずは、会社員がランチをコンビニで済ませる場合にかける費用はどのくらいなのかをみてみましょう。ピザハットのランチに関する調査によると、会社員がコンビニランチで使う費用の割合は以下の通りです。
・499円以下:25.5%
・500~699円:40.4%
・700円以上:34.1%
全体の平均値は649円という結果です。最も多いのが500円~699円となっており、約4割の人が700円以内に抑えていることが分かります。
平均値を基に計算してみると、1ヶ月毎日コンビニランチをした場合、出費は1万2980円です(週5日、月20日で計算)。
また、総務省の家計調査報告では、2025年4月~6月における食費にかける平均値は単身世帯が4万2638円、二人以上の世帯では8万7125円となっています。朝・昼・夜の出費平均値だと考えると、昼食代で1万2980円はかなり大きな出費といえるでしょう。
毎日コンビニ弁当を選ぶ人はお金持ちなの?
次に、コンビニ弁当にする人はどんな人が多いのかをみてみましょう。
株式会社マクロミルが出した「働く大人のランチ事情」の調査では、「時間がかからない」「値段が安い」「おいしい」「メニューが豊富」「ゆっくりできる」という理由からコンビニ弁当を選ぶ人が多い結果となりました。
特に割合が多かったのが、「時間がかからない」という理由で、会社員はランチにあまり時間をかけない人が多いようです。次に多かったのが「値段が安い」という理由です。買うものを選べば、コンビニランチも安く抑えることができます。
上記の結果から、コンビニ弁当を購入する人は「お金があるから」という理由で購入しているわけではないことが分かります。反対に、昼食代を安く抑えようとする人もいることから、食費の節約を意識している人も多いのでしょう。
コンビニ弁当と自炊の費用の比較
次に、ランチをコンビニ弁当と自炊にする場合でどのくらい費用の差があるのかを比較してみます。
ホットペッパー外食総研の調査によると、平日ランチにおける「自炊・または家族等が作った食事・弁当」の平均値は、1食当たり392円です。1ヶ月で計算すると、毎日自炊した場合は7840円となります(週5日、月20日で計算)。
上記で解説したコンビニ弁当の費用と比べると、5140円の差があることが分かります。1年単位で考えると6万円以上の差がつくことから、ランチを自炊にすれば圧倒的に食費が安くなるでしょう。
また、全体的にランチを自炊にしている人は31.1%と最も多い結果となっています。「忙しくてなかなか自炊ができない」という人は、ご飯などの主食を持参するだけでも食費の節約につながるのではないでしょうか。
毎日コンビニ弁当だからといってお金持ちなわけではない
ランチにあまり時間をかけたくない人や値段を抑えたい人がコンビニ弁当にする場合が多いことが分かりました。
毎日ランチをコンビニ弁当にした場合、自炊と比べると1ヶ月あたりのランチ代が5000円以上高くなります。そのため、食費を抑えたい人は自炊にするといいでしょう。コンビニ弁当は健康面でのデメリットもあるため、毎日の食事は考えながら取るのがおすすめです。
出典
日本ピザハット株式会社 ランチに関する調査
総務省 家計調査 家計収支編 単身世帯 2025年4~6月期
株式会社マクロミル 働く大人のランチ事情
株式会社リクルート ホットペッパー外食総研 有職者のランチ実態調査(2024 年 3 月実施)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
