運動部の子ども2人がよく食べて、食費が15万円超え…。自炊してるのに、これって高すぎですか?
さらに、家計を見直すためのヒントも具体的に紹介しますので、「うちは使いすぎ?」と感じている方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
【平均と比較】4人家族の食費「15万円」は高い? 全国の最新データで検証
総務省統計局の「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯(2025年6月調査)」によると、4人家族の1ヶ月あたりの食費平均は10万589円でした。月「15万円」は、全国平均より高めです。
ただし、すぐに「うちは浪費しすぎかも」と決めつける必要はありません。平均を超える理由が明確にある家庭も多いのです。
子どもが食べ盛り&運動部だと、どれだけ食費が増える?
まず大きな要因として、「お子さんが運動部に所属している」という点が挙げられます。運動量が多いほど、当然ながら食べる量も増えるため、食費の増加は避けにくくなります。
例えば、高校生の男子2人が運動部に所属している家庭では、以下のような食事スタイルになることがあります。
・朝ごはん+おにぎり(練習前)
・弁当+間食(部活後)
・晩ごはんは大盛り2杯以上
・間食にプロテインやゼリー飲料
こうした食事スタイルを1ヶ月続ければ、1人あたりの食費が3〜4万円以上になることも珍しくありません。
特に部活後の「間食」や「プロテイン」「スポーツドリンク」などは、食費とは別に考えがちですが、実際には毎月1万円近くかかる家庭も。これが2人分となれば、それだけで2万円前後が加算されます。
【見直しポイント】自炊でも食費が高くなる家庭にありがちな落とし穴とは
「毎日自炊しているのに、なぜこんなに食費が高いの?」と思った方もいるかもしれません。実は自炊をしていても、次のような落とし穴があると、知らないうちに出費がかさんでしまうのです。
1.まとめ買いをしていない
必要な分だけを毎日買うスタイルだと、割高な価格で購入している可能性があります。特売日を狙ったまとめ買いや、冷凍保存の活用で、月数千円単位の節約が見込めます。
2.食材を使い切れずに廃棄している
冷蔵庫の奥で野菜がしなびていたり、使い切れずに捨ててしまったりしていませんか?これも積み重なるとかなりの損失です。
3.嗜好品・加工食品の割合が多い
プロテインやエナジードリンク、個別包装のお菓子・デザートなどは、実は「見えない出費」の代表例。子どもがよく食べるからとつい買ってしまいがちですが、注意が必要です。
「うちは高すぎ? 」と感じたら見直すべき3つの視点
月15万円の食費は、平均よりは高めです。しかし、家庭の状況によっては「仕方がない」ケースもあります。もし「少しでも節約したい」と感じたなら、以下の3つの視点から見直してみましょう。
・買い方の工夫(特売・まとめ買い・ネットスーパー活用など)
・献立の工夫(安くて栄養価の高い食材の活用・常備菜の活用)
・見直しリストの作成(無駄な嗜好品・飲料・補食の洗い出し)
すぐに食費を半分にすることは難しいですが、月5000円ずつでも見直せれば、年間6万円の節約になります。子どもの健康と家計のバランスを上手にとりながら、少しずつ調整していけるといいですね。
出典
総務省「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯(2025年6月調査)」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
