節約のためにいろいろ見直しているのですが、外食やサブスク以外で「やめて良い出費」ってどんなものがありますか?
ファイナンシャルプランナー
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目次
なんとなく続けている固定費の見直し
昨今の物価高により消費者全体で節約意識が高まっています。株式会社インテージの調査によると、62%の人が節約を意識していると回答しています。節約を考える際、まず思いつくのが固定費の見直しです。
固定費の中には、契約した当初は必要だったけれど、今はほとんど使っていないものが隠れていることがあります。たとえば次のようなものです。
1. スマホの大容量プラン
実際の通信量を確認し、使っていないなら小さいプランに変更を。格安SIMへの乗り換えも検討の価値ありです。
2. 使っていない保険
内容が重複していたり、ライフステージに合っていない保険料を払っていたりしませんか? 保障内容を見直すことで年間数万円の削減になることも。
3. 新聞・雑誌の購読
情報はネットで十分という人にとっては“惰性出費”になりがちです。
「固定費」は一度見直すだけで効果が継続するため、節約のインパクトが大きいのが特徴です。
「便利さ」にお金を払いすぎている出費
忙しい現代人ほど、「便利だから」という理由で支払っている出費があります。しかし、これも見直し次第で大きく減らせます。
1. コンビニでの買い物
少額でも積み重ねると月に数千円。スーパーやドラッグストアに切り替えるだけでコストは半分近くに。
2. タクシー・配達代
急ぎでない用事なら公共交通機関や徒歩で済ませる。少しの手間が年間で数万円の節約になります。
3. ペットボトル飲料やコーヒー
マイボトルや自宅で入れる習慣をつければ、月単位での支出がぐっと減ります。
“便利代”は意識しないと膨らみやすいので、まず「本当に必要か」を一度立ち止まって考えるのがポイントです。
「自分へのごほうび」出費のバランス
頑張っている自分にごほうびをあげるのは大切なこと。でもそれが「習慣化」すると、気づかぬうちに浪費に変わっていることも。
・毎日のカフェ通い
・買って満足するコスメや雑貨
・なんとなくのネットショッピング
ごほうびは「特別なとき」に絞ることで、“よろこび”も“お金の余裕”も両立できます。自分を大切にする気持ちを残しながらも、頻度や金額をコントロールするのがコツです。
「見栄」や「周囲の目」のための支出
実は一番もったいないのが、他人基準でしている出費です。
・ブランド品や流行アイテム
・交際費(行きたくない飲み会やお付き合い)
・SNS映えのための買い物
無理に周囲に合わせるより、自分が心地よくいられる範囲でお金を使うことが、本当の意味での“豊かさ”につながります。
このように、節約のつもりが、実は出費を増やしているケースもあります。たとえば「セールだから」「送料無料にしたいから」と余計なものを買ってしまうパターンです。
お得感に惑わされず、「本当に必要か」を冷静に判断する習慣を持ちましょう。家のストックを定期的に確認することも有効です。
お金の使い方を「意識」するだけで変わる
節約は「我慢」ではなく、「意識を変える」ことから始まります。やみくもに削るのではなく、自分の価値観に合わない出費を減らし、本当に満足を得られる使い方にシフトすることが大切です。
外食やサブスクを見直した次は、「固定費」「便利代」「見栄の支出」をチェックしてみましょう。お金の流れを自分で選べるようになれば、節約はストレスではなく、“自由を増やす手段”に変わります。
出典
株式会社インテージ withコロナの日常生活 いまの生活者の意識は?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
