一人暮らしでなかなか「洗濯物」を干す時間がない…週に3回「コインランドリー」で乾燥機にかけるのと、「衣類乾燥機」を導入するのでは費用はどれくらい変わる?

配信日: 2025.10.25
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一人暮らしでなかなか「洗濯物」を干す時間がない…週に3回「コインランドリー」で乾燥機にかけるのと、「衣類乾燥機」を導入するのでは費用はどれくらい変わる?
仕事が忙しく、洗濯物を外に干す時間が取れない――そんな悩みを抱える一人暮らしの人は少なくないでしょう。
 
天気や時間に左右されずに洗濯を終わらせたいとき、頼りになるのがコインランドリーの乾燥機や、自宅に設置する衣類乾燥機です。では、実際のところどちらが経済的なのでしょうか。
 
今回は、週に3回乾燥させるケースを想定して、コスト面を比較してみましょう。
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コインランドリー乾燥機のコストを考える

コインランドリーの乾燥機は、10分あたり100円ほどが相場で、30分利用するとおおよそ300円前後になる計算です。
 
衣類の量や素材にもよりますが、1回でだいたい8キログラムの洗濯物を乾かせるため、一人暮らしには十分な容量といえます。
 
仮に1回300円を週3回利用すると、1週間で900円、1ヶ月で約3600円、1年では約4万3200円の出費になります。さらに、行き帰りの移動時間や待ち時間も考えると、金銭的な負担だけでなく時間的なコストも無視できません。
 
ただし、コインランドリーのメリットは、乾燥力が非常に強く短時間で仕上がる点です。梅雨時期や冬場など、外干しが難しい季節でも安定して使えるため、洗濯物の嫌な臭いを防ぐ効果もあります。
 
また、大型機なら布団や毛布も乾かせるため、年に数回の特別な用途にも便利です。したがって、「手軽さ」と「仕上がりの速さ」を優先するなら、コインランドリーは非常に合理的な選択といえます。
 

衣類乾燥機を導入した場合のコスト

一方、自宅に衣類乾燥機を設置する場合は、初期費用と電気代が主なコストになります。
 
家庭用電気式乾燥機の価格はおおよそ3万円から10万円程度で、平均的には5万円前後が主流です。電気代は機種や容量によって異なりますが、1回あたりおよそ30円~60円ほどとされています。
 
仮に1回50円として週3回使用した場合、1ヶ月で約600円、1年で約7200円の電気代となります。初期費用を5万円と仮定し、使用年数を5年とした場合、1年間のトータルコストは1万7000円程度になります。この数字だけを見れば、前述のコインランドリーの年間約4万3200円と比べて、衣類乾燥機のほうが2万6000円以上安くなる計算です。
 
もちろん、設置スペースや電源環境などの条件も考慮する必要があります。ワンルームなどでは、置き場所を確保するのが難しい場合もあります。また、電気式よりもガス式のほうが乾燥時間は短く、仕上がりもふっくらしますが、ガス工事が必要になるため初期費用が高くなる傾向があります。
 

コスト以外の観点で考える選択

コスト比較では衣類乾燥機に軍配が上がる可能性があるものの、実際の使い勝手やライフスタイルも無視できません。
 
コインランドリーの強みは「自宅にスペースがなくても使えること」と「メンテナンス不要でいつでも清潔に使えること」です。反対に、衣類乾燥機は自宅で完結する便利さがあり、夜遅くでも使えるため、時間に縛られない点が大きなメリットです。
 
また、最近の乾燥機は省エネ性能が高く、シワを抑える機能を備えたモデルも増えています。電気代が以前ほど気にならないレベルまで改善されているケースもあるため、日常的に使用しても負担は小さくなっています。
 
結局のところ、「週に数回しか乾燥しない」「布団など大物を乾かしたい」といった人はコインランドリーの利用が合理的でしょう。一方で、「毎回自宅で洗濯から乾燥まで済ませたい」「夜でも洗濯を終わらせたい」という人には、衣類乾燥機の導入が向いています。
 

まとめ

週3回の利用を想定した場合、今回の試算では、コインランドリー乾燥機の年間コストは約4万3200円、衣類乾燥機は初期費用を含めて1万7000円ほどかかる可能性があります。長期的に見れば衣類乾燥機のほうが経済的ですが、設置環境や使う頻度によって最適な選択は変わります。
 
外干しが難しい生活スタイルでも、上手に設備を選べば快適な洗濯環境を整えることは十分可能です。自分のライフスタイルと費用バランスを見直し、日々の洗濯を少しでもストレスのない時間に変えていきましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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