車を手放して浮いたお金で「ハワイ旅行」に行きたい! 実際車を手放すことで年間どれくらい節約できる? 家族3人でハワイ旅行は実現可能でしょうか?
都市部では車を持たずに暮らす家庭も増えており、マイカーを手放すことで家計の節約につなげたいと考える方もいるでしょう。
今回は、車を手放した場合に年間でどれくらいの支出削減が見込めるのか、そしてその浮いたお金で家族3人がハワイ旅行を実現できるのかを試算しながら、現実的な可能性を探っていきます。
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目次
車を手放すと年間でいくら節約できる?
車を所有していると、目に見える費用以外にもさまざまな維持費がかかります。例えば、軽自動車であっても、税金、保険料、ガソリン代、車検代、駐車場代、整備費などを合わせると、年間でおよそ30万円~40万円程度の出費となることが一般的です。
都市部で普通車を所有している場合、駐車場代だけでも月2万円を超えることは珍しくなく、年間で20万円以上に達します。これに加えて自動車保険(任意保険)の年間費用は車種や年齢などにもよりますがおおむね3万円~7万円程度、ガソリン代が年間で10万円前後、さらに車検費用を年間換算すると年4万円~5万円程度になります。
こうした維持費を合算すると、車1台を手放すことで年間40万円~60万円程度の節約が可能になるケースもあります。特に使用頻度が低く、休日しか運転しないような家庭であれば、カーシェアやレンタカーに切り替えることで費用を大きく抑えることができるでしょう。
浮いたお金でハワイ旅行は実現できる?
では、その節約分で家族3人がハワイ旅行に行けるのでしょうか。
各旅行会社や航空券比較サイトによると、2025年時点でハワイ旅行(ホノルル)にかかる平均的な費用は、1人あたり20万円~30万円ほどが目安です(3泊5日程度の旅程を想定)。これには航空券、宿泊費、現地での食事や交通費、アクティビティ費用などが含まれます。
つまり、3人家族であればおおよそ60万円~90万円が必要となる計算です。滞在日数や旅行時期、宿泊施設のランクによって費用は変動しますが、短期間の節約型旅行を計画すれば60万円前後でも実現可能かもしれません。
車を手放すことで浮いた年間の維持費が約50万円とすれば、少しの積み立てやボーナスの一部を加えることで、家族3人のハワイ旅行も十分に射程圏内に入るといえるでしょう。
「節約」から「体験」へ。お金の使い方を見直すきっかけに
車を手放すという選択は、単なる節約だけでなく、家計やライフスタイルを見直す良い機会にもなります。
例えば、普段は公共交通機関や自転車を活用し、必要なときだけカーシェアなどを使うことで、生活の中に無駄がないかを意識するようになるでしょう。その結果として、出費の優先順位が変わり、「持つこと」から「体験にお金を使うこと」へと価値観が移行することも考えられます。
実際、数十万円の出費を「何となくの維持費」に使うより、思い出に残る家族旅行にあてることで、満足度の高いお金の使い方ができるかもしれません。
もちろん、生活スタイルや交通手段の選択肢は家庭ごとに異なるため、すべての人にとって最適解ではありませんが、車を手放すことで得られる「自由度」や「選択肢の広がり」は、人生設計を考える上でも大きなヒントになりそうです。
まとめ:マイカーを手放すことで、家族の思い出づくりが現実になる場合も
車を所有することで得られる便利さは確かにありますが、その維持費も決して小さくはありません。特に都市部では代替手段が豊富にあるため、「あまり使わない車」にお金を払い続けることの意味を一度見直してみてもよいでしょう。
年間40万円~60万円程度の支出が減れば、家族旅行、教育資金、老後資金などに活用する選択肢が広がります。中でも「家族でのハワイ旅行」は、夢ではなく現実にできる目標といえるかもしれません。
マイカーを手放すという決断が、家族にとって新たな体験や価値ある時間につながる可能性を秘めているのです。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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