「足元が冷えるから」と今の季節から床暖房をつけっぱなしの妻。1ヶ月で電気代はどれくらいかかりますか? 電気ストーブを使った方が節約になるでしょうか?

配信日: 2025.11.12
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「足元が冷えるから」と今の季節から床暖房をつけっぱなしの妻。1ヶ月で電気代はどれくらいかかりますか? 電気ストーブを使った方が節約になるでしょうか?
今の季節、「足元が冷えるから」といって、リビングなどの床暖房をつけっぱなしにしている家庭もあるでしょう。ただ、その「つけっぱなし」が電気代にどれくらい影響するかを把握しておかないと、寒さ対策のつもりが思わぬ家計負担になってしまう可能性があります。
 
本記事では、床暖房を1ヶ月つけっぱなしにした場合の電気代の目安を整理し、代替として「電気ストーブ」を使った場合のコスト比較も行います。そして、家計視点からどちらが合理的か、実践できる節約策もご紹介します。
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床暖房を1ヶ月つけっぱなしにしたら電気代はどれくらいかかる?

床暖房には大きく分けて「電気式」と「温水式」の2種類がありますが、ここでは一般的な電気式床暖房を例に見てみましょう。
 
ある試算では、電気式床暖房を10畳の部屋で1日8時間使用した場合、月の電気代はおよそ3000円~8000円程度とされています。これを「つけっぱなし」=24時間運転にすると、月1万円~2万5000円程度かかるケースもあります。
 
特に、寒さが厳しくなる時期は稼働時間が自然と長くなり、電気代はさらに増加する傾向です。部屋の広さや断熱性能、設定温度によって前後しますが、「常時運転」は家計に大きな影響を与える可能性があります。
 

電気ストーブを使った方が節約になるのか?

電気ストーブは、ハロゲンヒーターやカーボンヒーターなどが主流で、消費電力はおよそ300W~1000W前後と幅があります。
 
消費電力を800W、電気料金の単価を31円/kWhと仮定すると、1時間あたりの電気代は約25円、1日8時間使えば約200円、月30日で6000円ほどになります。
 
つまり、上記の電気ストーブを使えば、床暖房に比べて月4000円~2万円程度の節約になる可能性があります。
 
ただし、電気ストーブは部屋全体を暖めるのには向かず、「足元だけ」「1人用」といった使い方が基本です。家族が集まる広いリビングで長時間使う場合は、効率が悪く、結果的に電気代が増えることもあります。
 

家計視点で考える、合理的な暖房器具運用のポイント

節約を意識するなら、まずは床暖房の設定温度と使用時間の見直しが効果的です。例えば、設定温度を25度程度に抑え、就寝中や外出時は切るなど、必要な時間帯のみ稼働させるだけでも大きく違います。
 
次に、エリアを限定して暖房する工夫も有効です。リビング全体ではなく、家族が過ごす場所に限定して暖めたり、電気ストーブと併用して足元だけ暖めたりと、場面に応じて使い分けることで効率が上がります。
 
最後に、電気料金プランの見直しも忘れてはいけません。使用時間が長い家庭ほど、時間帯別料金などを活用することで電気代を抑えられる可能性があります。
 

まとめ

床暖房を1ヶ月間つけっぱなしにすると、条件によっては月1万円~2万5000円程度の電気代がかかる可能性があります。一方、電気ストーブは用途を限定すれば月6000円程度に抑えられることもあり、節約面で優位に働くケースもあります。
 
ただし、どちらが適しているかは、家の断熱性や使用する部屋の広さ、生活スタイルなどによって変わります。床暖房を完全にやめるのではなく、使用時間や設定温度を調整し、必要に応じて電気ストーブを併用するなど、柔軟な運用が家計にとっては理想的です。
 
足元の冷えを我慢せず、家計への影響も抑えるために、今一度、暖房の使い方を見直してみてはいかがでしょうか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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