最近は毎日湯船に浸かっています。「毎回」お風呂をためる VS 前日のお湯を「追い焚き」、水道光熱費はどれくらい変わる?
追い焚きのほうが節約になるといわれますが、衛生面の不安も頭をよぎります。この記事では、毎回お湯をためる場合と前日のお湯を追い焚きする場合の水道光熱費の違いについて整理します。
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お風呂を毎回新たにためる場合の水道光熱費とは?
毎回お風呂をため直す場合、家庭での水道代とガス・電気代がかさみます。例えば、一般的な浴槽の水量は約200リットル、水道代が1リットルあたり約0.24円とすると、約200リットルの水をためると約48円の水道代がかかります。
ガス代については、設定温度や給湯器の種類などによっても異なりますが、都市ガスなら約73円、プロパンガスならその2倍近くかかるケースもあります。
このように、水道代と光熱費を合わせると、お湯をためるのに1回あたり120円以上がかかる場合があります。特に同居人数が多い家庭では、毎回ため直すことで無視できないコストになるでしょう。
前日の残り湯を追い焚きする場合のコストと衛生面
前日の残り湯を追い焚きして再利用する場合は、トータルコストを抑えられる可能性があります。追い焚きは浴槽のお湯を再加熱するため、水を新たにため直さず水道代がかかりません。
ガス代は、設定温度など上記と同様の条件であれば、都市ガスでは約73円、プロパンガスだと約130円かかります。一方、電気給湯器の場合はエコキュートなら1回あたり約47円の電気代がかかるケースもあります。
入れ直しより水道代がかからない分、トータルコストは安く抑えられます。ただし、衛生面の注意が必要です。一晩置いた残り湯は、細菌が数百倍から数千倍に増えることもあり、特に子どもや高齢者がいる家庭ではレジオネラ菌などへの感染リスクに配慮が必要です。
節約しながら快適にお風呂を楽しむための工夫
お湯をため直すか追い焚きをするかで迷う場合は、生活スタイルと家族構成に合わせて工夫するとよいでしょう。例えば、追い焚きの電気代やガス代の負担を減らすには、家族の入浴時間をなるべくそろえて、追い焚きの回数を減らすことが効果的です。
また、浴槽にフタをする、浴室の換気扇の運転時間を短くしてお湯の冷めを防ぐことも光熱費節約につながるでしょう。保温力の高い浴槽への買い替えや、お湯の温度設定を少し下げることも有効です。
衛生面に不安がある場合は、除菌機能付き給湯器の導入や風呂水清浄剤の活用も検討しましょう。
まとめ
毎日湯船に浸かってリラックスする習慣は、健康や心身の休息に大切な時間です。一方で、水道光熱費も無視できない出費なので、賢く選択することが求められます。
毎回新たにためるのは水道代がかかる一方で衛生面は安心ですが、追い焚きは光熱費の節約に効果的な反面、使い方や衛生管理をしっかりする必要があります。
ガスや電気の契約プランを見直すことでさらに節約効果を高められる場合もあるので、最新の料金プランや地域特有のサービスも調べてみましょう。
生活環境に合わせて合理的な方法を取り入れ、心地よいお風呂時間を長く続けることが大切です。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
