毎日、「昼食」「晩ごはん」を外食していると言ったら、「よくやっていけるね!」と友人に驚かれました。食費は約6万円なのですが、独身でこの金額は高いのでしょうか…?

配信日: 2025.11.30
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毎日、「昼食」「晩ごはん」を外食していると言ったら、「よくやっていけるね!」と友人に驚かれました。食費は約6万円なのですが、独身でこの金額は高いのでしょうか…?
「毎日、昼食と晩ごはんを外食している」と話したところ、「よくやっていけるね!」と驚かれた。そんな経験をすると、「自分の食費って高いのかな?」と急に不安になるものです。
 
実際、独身で食費が月6万円という金額は、一般的な平均よりやや高めです。ただし、食費はライフスタイルで大きく変わるため、6万円という数字だけでは使いすぎとも限りません。本記事では、独身の食費の平均をわかりやすく解説します。
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月6万円の食費は独身の平均より高い?

単身世帯の一ヶ月の食費は総務省の家計調査を確認すると、約4.5万円となっています。もちろん年齢、地域によって違いはありますが、ひとつの基準として「4万円前後」が独身1人暮らしの食費の平均ラインと考えるとよいでしょう。
 
この基準から見ると、月6万円という金額は、平均より 1.5万円ほど高い水準になります。
 
ただし、この数字はあくまで「自炊と外食が混ざった一般的な生活」を前提にしたものです。外食が中心の場合、自然と食費は高くなりますから、単純に“浪費”と判断できるものではありません。
 
また、住んでいる地域によって物価や外食費が大きく違います。都市部ほど高くなり、食費が上がりやすい傾向があります。そのため、生活圏によっても「6万円が普通」「6万円は高い」の感覚が変わります。
 

外食で6万円は高い?

外食はどうしても割高になります。自炊なら数百円で済む献立も、外食では同じ内容で2〜3倍の価格になることも珍しくありません。
 
さらに、毎日「昼」「夜」両方を外食にすると、単純計算でも
昼:1000円
夜:1200〜1500円

とすると、1日約2200〜2500円になります。
 
これを30日続ければ、6万〜7万5,000円ほどに到達するのは自然な流れです。つまり、今の支出は外食の頻度と価格から見ると 決して高い金額ではないといえます。
 

食費6万円でも悪い使い方とは限らない

月6万円の食費は平均より高めですが、必ずしも悪いわけではありません。大切なのは、その支出が家計全体で無理なく続けられるか、健康面や時間効率のメリットを得ているか、他の支出(貯金・家賃・生活費)とのバランスが取れているか、という点です。
 
たとえば、仕事が忙しく自炊する時間がない人にとって、外食は「生活を回すための必要なコスト」です。食費が多少高くても、その結果として時間の確保ができ、仕事のパフォーマンスが維持できるなら、それは価値ある支出といえます。
 
逆に、外食でストレス解消や楽しみを得ている場合も、食費を無理に削る必要はありません。食べることは日々の幸福度に直結するため、金額だけで「高い」「低い」を判断するのは適切ではありません。
 
ただし、もし食費の高さによって
 

・貯金が全くできない
・毎月赤字になる
・他の支出を圧迫している

 
という状態なら、食費を見直してみても良いかもしれません。外食の回数を週に数回だけ減らす、軽めの自炊を取り入れる、低価格帯の店を選ぶなど、無理のない改善方法もあります。
 

まとめ

独身で外食中心なら、食費6万円という金額は平均より高いものの、決して異常値ではありません。むしろ、外食を「昼・夜」「毎日」続けているのであれば、6万円という数字はごく自然な結果ともいえます。大切なのは、6万円が高いかどうかではなく、生活が成り立っているかどうかです。
 
食費が高くても、貯金ができていて、他の支出が安定しているのであれば問題ありません。逆に、生活が苦しいなら、食費の見直しだけでなく、家計全体のバランスや他の支出を見直すほうが効果的です。まずは家計全体の状況を見たうえで、今後どうするべきか判断するのと安心です。
 

出典

総務省統計局 家計調査 家計収支編 第1表 1世帯当たり1か月間の収入と支出
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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