自分は結構カツカツですが、夫はよく旅行に行き、服も購入します。金銭感覚の違いが気になり始めたのですが、どのように擦り合わせるべきでしょうか…?

配信日: 2025.11.30
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自分は結構カツカツですが、夫はよく旅行に行き、服も購入します。金銭感覚の違いが気になり始めたのですが、どのように擦り合わせるべきでしょうか…?
夫婦といっても、育ってきた環境や経験が違えば、お金の使い方も当然異なります。
 
とはいえ、自分は節約ぎみなのに、夫だけが旅行や洋服にお金を使っているように見えると、「本当にこれでいいのかな……」と不安になるものです。金銭感覚の違いは、そのままにしておくと後々大きなストレスにつながります。
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夫婦で“お金の価値観がズレている”と感じる理由

夫婦の金銭感覚が違って見えるのは、単に「浪費か節約か」という問題だけではありません。
 
多くの場合、「何にお金をかけたいか」という優先順位が違うことが原因です。たとえば、自分は外食や日々の生活が大切と感じていても、夫にとっては趣味や旅行が心の余裕につながる、ということも考えられます。どちらが正しいというより、育った環境や価値観が違うため、何にお金を使いたいかが異なってくるのです。
 

金銭感覚の違いを放置すると、どんな問題に発展するのか

金銭感覚のズレを放置すると、夫婦間の不満がたまりやすくなります。あなたからすれば「どうして自分だけ……」という思いが強くなり、夫からすれば「自由に使っているだけなのに責められている」と感じる可能性もあります。
 
お互いの立場が見えないまま時間が経てば、些細な支出でも気持ちのすれ違いが起きやすくなります。また、家計全体の実態が見えていないと、将来の貯金や生活の安定に影響が出ることもあります。
 
たとえば、夫が趣味や旅行で支出が多い一方で、貯蓄がほとんどできていなかった場合、病気やけが、転職などのもしもの際に対応できないリスクがあります。「何となく不安」という気持ちは、実はこうした将来への危機感にもつながっているのです。
 

価値観を擦り合わせるために話し合うべき4つのポイント

金銭感覚の違いを埋めるには、「相手を変える」のではなく、お互いが納得できる仕組みづくりが有効です。その前提として、まず次の4点を話し合うことが大きな助けになります。
 
まずは、家計の現状を一緒に確認することです。毎月の収入、固定費、変動費、そして自由に使える金額を整理すれば、「なぜ自分だけがカツカツなのか」「夫が自由に使える理由は何か」が見えるようになります。感情ではなく、事実に基づいて向き合えるようになるため、話し合いがスムーズになります。
 
次に、「何にお金を使いたいか」を共有します。夫が旅行や服にお金を使う理由を聞くことで、お金の背景にある価値観が理解しやすくなります。同時に、あなたの“カツカツに感じる事情”を伝えることで、お互いに歩み寄りやすくなります。
 
さらに、「自由に使えるお金の上限」を決める方法も効果的です。たとえば「お互いの自由費は月2万円まで」「趣味の出費は年にいくらまで」など、ゆるやかな枠を設けるだけでも安心感が生まれます。
 
毎月の貯金や将来への備えについても共通認識を持つことも大切です。
 
貯金が確保できていると、夫が旅行をしても「生活が揺らぐのでは?」という不安が減り、気持ちに余裕が生まれます。将来の安心は、現在のストレスを減らす土台になります。
 

まとめ

夫婦の金銭感覚の違いは、決して「どちらかが悪い」という話ではなく、価値観のズレから自然に起きるものです。まずは家計状況を整理し、お互いの優先順位や理由を共有することで、見え方のズレをなくすことができます。
 
そのうえで、自由費の上限や貯金のルールを整えると、安心して生活できるバランスが作れます。
 
金銭感覚の違いは、放置するとストレスの原因になりますが、話し合いと工夫によって前向きに調整できます。焦らずに、夫婦で「わが家に合ったルール」をつくっていくことが、より安心できる暮らしにつながるでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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