倹約家の友人は冬場でも「シャワーだけ」で済ませているそうです。私は毎日お風呂を溜めているのですが、水道光熱費は年間でどれくらい変わりますか?
水道代やガス代は、日々の積み重ねで差が出やすい支出項目です。本記事では、一般的な使用量と料金水準を基に、「毎日湯船につかる場合」と「シャワーのみの場合」で、水道光熱費が年間どれくらい変わるのかを試算します。
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お風呂を溜める場合の水道代とガス代
一般的な家庭用浴槽の容量は200~280リットル程度とされるため、ここでは200リットルのお湯を張るケースを想定します。
水道代については、1リットルあたり約0.25円と仮定すると、200リットルで約50円です。毎日お風呂を溜めた場合、水道代は月約1500円、年間では約1万8000円となります。
次にガス代です。ここでは以下の条件を用いて計算します。
・水量:200リットル
・温度上昇:20度(20度から40度まで温める場合)
・給湯器の熱効率:80%
・発熱量:1立方メートルあたり1万750キロカロリー
・ガス料金単価:1立方メートルあたり153円
計算式は以下のとおりです。
・200リットル×20度÷(0.8×1万750キロカロリー)×153円=約71円
1回あたりのガス代は約71円となり、毎日湯船を溜めると、月約2130円、年間では約2万5560円となります。
水道代とガス代を合計すると、毎日お風呂を溜める場合の年間コストは4万3500円程度が目安になります。
シャワーだけで済ませた場合の水道代とガス代
次に、シャワーのみで済ませるケースを考えます。シャワーの使用量は、1分あたり約10リットルとされることが多く、10分間使用して100リットルと仮定します。
水道代は、100リットル×0.25円で約25円、月約750円、年間では約9000円です。
ガス代についても同様に計算します。
・100リットル×20度÷(0.8×1万750キロカロリー)×153円=約36円
1回あたり約36円となり、毎日使用した場合、月約1080円、年間では約1万2960円になります。
水道代とガス代を合計すると、シャワーのみの場合の年間コストは約2万2000円前後が目安です。
年間でどれくらい差が出るのか
ここまでの試算を整理すると、
・毎日お風呂を溜める場合:約4万3500円
・シャワーのみの場合:約2万2000円
となり、年間で2万円程度の差が生じる可能性があります。
実際の金額は、使用時間や温度設定、給湯効率、ガス会社の料金体系などによって前後しますが、一般的な使い方を前提にすると、「シャワー中心」に切り替えることで、年間2万円前後の水道光熱費を抑えられる可能性があると考えられます。
費用以外に考えておきたい視点
入浴スタイルを考える際には、費用面だけでなく、体調管理や生活の快適さも重要です。湯船につかることで体が温まり、血行促進や疲労回復につながると感じる人も多いでしょう。特に冬場は、シャワーだけでは体が十分に温まらないケースもあります。
一方で、毎日必ず湯船を溜める必要はなく、「数日はシャワー、週に数回は入浴」といった折衷的な方法をとることで、快適さと節約を両立することも可能です。
まとめ
一般的な条件で試算すると、毎日お風呂を溜める場合とシャワーだけで済ませる場合では、水道光熱費に年間で2万円程度の差が生じる可能性があります。決して小さな金額ではありませんが、健康面や生活の満足度とのバランスも考慮する必要があります。
水道光熱費を抑えたい場合は、「完全にシャワー生活にする」かどうかだけでなく、入浴頻度や使い方を調整するなど、自分の生活スタイルに合った工夫を検討することが現実的といえるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
