1人暮らしで「水道代3000円」って“平均より高い”ですか? 冷え性でシャワーを「30分出しっぱなし」ですが、普通はもう少し安いのでしょうか?“平均額・節約方法”を確認
本記事では一人暮らしの水道代の平均を確認し、シャワーの出しっぱなしがどれくらいNGなのかを整理します。また節約のコツを使って、無理なく適正額に近づける方法を解説します。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士・CFP
一人暮らしで水道代月3000円は高い?
一人暮らしの水道代が月3000円だと、使いすぎなのでしょうか? 総務省の家計調査(単身世帯)によると、「上下水道料」の全国平均は月2282円(2024年)となっており、この金額が目安になります。
この平均と比べると、月3000円は約700円高く、だいたい1.3倍になります。つまり「高すぎるほどではないにしても、高め」です。
水道代が高くなる場合のよくある原因が、「シャワーの出しっぱなし」です。東京都水道局によると、シャワーを3分間流しっぱなしの場合は約 36リットルの水を使用します。
つまり30分出しっぱなしにすると360リットルとなり、1リットル当たりの単価を0.24円とした場合の金額は1回の入浴で86.4円、1ヶ月でおよそ2600円です。水道代の平均が月2282円なので、これだけで平均を大きく上回りやすい、というわけです。
また、これにガス代を加えると、1回で約124.8円、1ヶ月30日分の通算で3800円程度の水道光熱費を 使っている計算になります。
水道代節約のコツ
具体的な水道代節約のコツとしては、おおよそ次のようなものがあります。
シャワーはこまめに止める
一番効きやすいのは、シャワーを出している時間を短くすることです。体を洗うとき、シャンプーを泡立てるとき、タオルで体をこする間は止めてみてください。
「止めると寒い」という場合は、お湯の温度を上げるより、浴室を先に温めるほうが現実的です。シャワーを1分だけ壁に当てて湯気を作りましょう。
歯磨きはコップを使う
歯磨き中に水を出しっぱなしにすると、短い時間でも意外に使います。コップに水をくんで、口をゆすぐ分だけ使うのが手堅い方法です。
節水シャワーヘッドに交換
節水タイプは、体感は同じでも出る湯量が少ない商品があります。水の量が減れば、その分だけ水道使用料も下がりやすいです。
冷え症の人のお湯を使いすぎない入浴法
冷え性の人は、以下の入浴法を試しましょう。
38~40℃の低温長時間浴で体の芯から温まる
少しぬるめの入浴で体の芯を温めてるのが効果的です。38~40℃くらいのぬるめで、10~15分ほどつかるイメージです。
足湯で全身ポカポカにしつつ短時間シャワーを使う
全身を温めたいので、シャワーを流し続けてしまう。そんな人は、先に足湯をすると「寒さの底上げ」ができます。
洗面器やバケツにお湯を入れて足首あたりまでつけ、5~10分待つだけでも違います。足が温まると体全体の冷えがゆるみ、シャワーは短時間で済ませやすくなります。
半身浴なら水量30~40%削減で効果維持
「湯船で温まりたいけど、水道代も気になる」という場合は、半身浴が現実的です。肩まで張るより水の量を減らせるので、目安として水量を30~40%ほど減らしても、温感は保ちやすいです。
みぞおちくらいまで湯につかり、上半身は冷えないようにタオルをかけると続けやすくなります。
ゆず湯や炭酸入浴剤で効果をさらにアップ
「温度を上げないと寒い」と感じる人は、温度より「温まりやすさ」を工夫しましょう。
ゆず湯は香りでリラックスしやすく、炭酸入浴剤はお湯に浸かる時間が短めでも満足しやすいです。結果として、シャワーを流し続ける時間を減らしやすくなります。
まとめ
ひとり暮らしで水道代が月3000円なら、全国平均(月2282円)より約700円高く、やや高めです。特にシャワー30分の出しっぱなしは、月3800円相当の負担になるので要注意です。
こまめにシャワーを止める、歯磨きはコップ、節水シャワーヘッドの使用などで水道代は下げられます。冷え症の人は足湯やぬるめ入浴で「出しっぱなし」を減らしましょう。
出典
総務省統計局 家計調査
執筆者 : よし・こう
1級ファイナンシャル・プランニング技能士・CFP
