「副業解禁」と社内でアナウンスされたものの、上司からはあまりいい顔をされません。規則上は問題ないはずですが、どこまでオープンにしてよいのか悩みます…。
ここでは、会社のルールを守りながら、角が立ちにくい副業の共有ラインや相談のコツを整理します。
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目次
副業解禁でも「上司の理解」と「会社の空気」は別物
一般社団法人日本経済団体連合会が行った「副業・兼業に関するアンケート調査」によると、約7割の企業が副業・兼業を認めている、または認める予定と回答しています。
会社が副業を解禁したとしても、上司個人の価値観や部署の状況によって受け止め方は大きく変わります。特に繁忙期や人手不足の職場では、「本業に支障が出るのでは」と警戒されやすい傾向があります。
上司としては、あなたの成長よりもチームの成果や納期が優先になるため、慎重な反応になるのは自然ともいえます。まずは「制度上OK=周囲も歓迎」とは限らない点を理解し、社内の温度感も含めて判断することが大切です。
オープンにする前に確認したい就業規則の盲点
副業が許可されていても、会社ごとに「事前申請が必要」「競業は禁止」「勤務時間外のみ」「情報漏えいの禁止」など細かな条件が設けられていることがあります。ルールを把握せずに始めると、後から「手続き違反」と判断されるリスクもあるため注意が必要です。
また、会社PCや社内ネットワークを副業に使う行為は規則違反になりやすく、トラブルの原因になりがちです。副業を公表するかどうか以前に、まずは就業規則・社内規定・誓約書の範囲を整理し、アウトになり得る行動を先に確認しておきましょう。
どこまで話すべき? 副業の開示ラインの考え方
副業をどこまでオープンにするかは、「義務として必要な開示」と「言わなくてもよい情報」を分けて考えると判断しやすくなります。たとえば申請制度がある会社なら、申請に必要な範囲(業種・稼働時間・競業の有無など)は伝える必要があります。
一方で、収入額やクライアント名、具体的な作業内容まで詳細に話す義務は通常ありません。周囲の詮索や誤解を避けたいなら、“必要最低限の情報だけ開示する”という距離感が、トラブル予防として有効です。
上司に相談するなら「不安の火種」を先に消す言い方がコツ
上司に副業の話をする場合は、「副業をやります! 」と結論だけを先に置くよりも、本業への影響が出ない設計をセットで伝えるのがポイントです。たとえば「稼働は週◯時間まで」「勤務時間外のみ」「連絡は業務外」「体調管理も含め本業優先」といった具体策があると、上司の不安を軽減できます。
さらに「副業で得たスキルを本業にも生かしたい」といった前向きな理由も添えると、対立ではなく協力の形に持ち込みやすくなります。相談は許可をもらう場というより、懸念点をつぶして安心してもらう場と捉えるのがおすすめです。
トラブル回避のために気をつけたい3つのポイント
副業を始めるときは以下のポイントが重要です。
1. 本業の成果が落ちないこと
2. 社内情報を持ち出さないこと
3. 競業に触れないこと
本業のパフォーマンスが下がると副業に対して悪い印象を持たれやすく、周囲の目も厳しくなります。
また、業務で知った情報をネタにする、社内資料を参考にするなどは、意図せず情報漏えいとみなされるリスクがあります。副業内容がグレーに見える場合は、最初からオープンにしすぎるより、ルール確認と実績作りを優先し、堅実に運用することが安全です。
副業は「ルール順守」と「伝え方」で安心感が決まる
副業解禁のアナウンスがあっても、上司や部署の空気によって受け止め方は異なります。まずは就業規則の条件や申請要否を確認し、話すべき情報を必要最低限に整理することが重要です。
相談する際は、本業優先・稼働時間・競業回避などの対策を具体的に伝えると理解を得やすくなります。副業は内容だけでなくどう伝えるかまで含めて設計することで、社内トラブルを防ぎながら続けやすくなります。
出典
一般社団法人日本経済団体連合会 副業・兼業に関するアンケート調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
