寒くても“エアコン”を使わず「こたつで十分」という母…健康が心配ですが、少し「電気代」が高くなっても“エアコンのほうがいい”ですよね? 1日8時間使用のケースで試算

配信日: 2026.01.31
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寒くても“エアコン”を使わず「こたつで十分」という母…健康が心配ですが、少し「電気代」が高くなっても“エアコンのほうがいい”ですよね? 1日8時間使用のケースで試算
節約のため、寒い日もこたつだけで暖をとる……そんな親の様子に思い当たる人もいるかもしれません。
 
「電気代がもったいないから、エアコンはなるべく使わない」。その気持ちも分からなくはないけれど、健康のためには無理せずエアコンを使ってほしいと願う気持ちもありますよね。
 
では実際、こたつとエアコンではどのくらい電気代が変わるのでしょうか? 実際の家電製品をもとに試算してみました。
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こたつとエアコン、1日8時間の使用で電気代はいくら違う?

今回の計算では、山善のこたつ(家具調こたつ WG-F1205H/標準消費電力量は〈強〉170ワット〈弱〉80ワット)と、ダイキンのエアコン(Eシリーズ AN285AES-W/10畳程度/暖房使用時の消費電力は890ワット)を例にし、電気料金の単価は全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価(31円/キロワットアワー)を使用します。
 
なお、実際の使用では消費電力が上下しますが、今回は比較を分かりやすくするため、一定で稼働するものとして計算しています。
 
この場合、こたつを〈強〉で1日8時間使った場合の電気代は約42.2円。エアコンを1日8時間使った場合の電気代は約220.7円となります。
 

・山善のこたつ(強・消費電力170ワット)
1日あたりの電気代
0.170×31円×8時間=約42.2円
 
・ダイキンのエアコン(消費電力890ワット)
1日あたりの電気代
0.890×31円×8時間=約220.7円

 
こたつとエアコン、それぞれ1日8時間使った場合の差は約178.5円。これを1ヶ月(30日)続けると、約5355円の差になります。
 
※実際の消費電力は室温・外気温・運転モードなどにより変動しますが、今回は計算を簡略化するため「一定出力で稼働している」と仮定しています。
 
※本記事の試算は、実在する製品の公表値と家電公取協の電気料金目安単価に基づいています。ご家庭の電力契約・使用状況によって実際の電気代は異なる場合があります。
 

1ヶ月あたり約5355円の差は大きい? とはいえ健康リスクにも目を向けて

1ヶ月で約5355円の差があるとなると、節約のためにこたつだけで我慢してしまう親の気持ちも分からなくはありません。
 
とはいえ、こたつが温めてくれるのは主に足元のみ。部屋の空気は冷えたままなので、肩や背中などは冷えやすく、じっとしていても体の芯まで温まりにくいことがあります。また、家事や来客などでこたつから出た瞬間に、寒さを感じて身震いしたという経験がある人もいることでしょう。
 
こうした状況が続くと風邪をひきやすくなったり、なんとなく体調がすぐれない日が増えたりしてしまうかもしれません。とくに高齢になると、軽い不調でも回復に時間がかかることもあり、気をつけたいところです。
 
節約に気を配るのはとても大切なことですが、寒さで体調を崩してしまっては本末転倒です。「寒い日くらいは我慢せずエアコンを使って」と伝えてあげるのも、子どもの役割でしょう。
 
寒さが厳しい日には、無理のない範囲でエアコンを併用するだけでも、部屋の暖かさがずいぶん変わってきます。
 
経済産業省の「省エネポータルサイト」でも紹介されているように、例えばエコモードを使ったり、設定温度を20℃程度に保ったりすることで、電気代を抑えつつ暖房を活用できます。また、扇風機を使って空気を循環させるのも効果的です。
 
また、家計の状況によっては、親世帯の光熱費の一部を援助することを検討してもいいかもしれません。節約も健康も、どちらも大切なこと。ほんの少しの工夫やサポートで、安心して冬を乗り越えてもらえるよう、今できることを考えていきたいですね。
 

出典

経済産業省「省エネポータルサイト」|家庭の省エネ徹底ガイド(空調)
公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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