賃貸契約書には「エアコンのフィルター清掃は借主の義務」とありました。掃除をサボると、どれくらい電気代に影響が出るものなのでしょうか?

配信日: 2026.02.22
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賃貸契約書には「エアコンのフィルター清掃は借主の義務」とありました。掃除をサボると、どれくらい電気代に影響が出るものなのでしょうか?
賃貸契約書に「エアコンのフィルター清掃は借主の義務」と書かれていると、つい後回しにしてしまいがちな人もいるかもしれません。しかし、フィルター掃除を怠ると電気代に影響が出る可能性があります。
 
本記事では、エアコンのフィルター清掃と電気代の関係、具体的な負担増の目安、そして節約のポイントについて分かりやすく解説します。
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フィルター掃除を怠ると電気代はどのくらい上がる?

エアコンのフィルターにほこりがたまると、空気の通り道がふさがれ、冷暖房効率が低下します。
 
その結果、設定温度に到達するまでに余分な電力を消費し、電気代が上がる原因になります。ダイキン工業株式会社の調査によると、エアコンのフィルター掃除をした場合としなかった場合の電気料金は月800円の差がでています。
 

なぜフィルターの汚れが効率低下につながるのか

エアコンは室内の空気を吸い込み、内部で温度調整してから再び室内へ送り出す仕組みです。フィルターが汚れていると空気の吸い込みがスムーズにいかず、モーターやコンプレッサーに余計な負荷がかかります。
 
その結果、運転時間が長くなり、消費電力量が増えてしまいます。また、冷房時には熱交換効率が下がり、設定温度を下げすぎる原因にもなりがちです。こうした小さなロスが積み重なることで、毎月の電気代にじわじわと影響します。
 
さらに、フィルターの汚れは室内の空気環境にも影響を及ぼします。ほこりやカビが内部に蓄積すると、運転時にそれらが室内に拡散されるおそれがあります。
 
体調不良やアレルギー症状の悪化を招けば、医療費など別の出費につながる可能性も否定できません。電気代の増加だけでなく、健康面や快適性の低下という見えにくいコストも考慮する必要があるでしょう。
 

フィルター掃除の頻度と具体的な節約効果

メーカー各社は、エアコン使用頻度が高い時期には2週間に1回程度のフィルター掃除を推奨しています。掃除機でほこりを吸い取り、水洗いしてしっかり乾燥させるだけでも効果は十分です。
 
定期的に掃除を行えば、無駄な消費電力を抑えられるだけでなく、冷暖房の効きも改善します。結果として設定温度を過度に調整する必要がなくなり、さらに電気代の節約につながります。加えて、エアコン本体の寿命延長やカビ対策にもなるため、経済面と衛生面の両方でメリットがあります。
 
また、掃除の際にはフィルターだけでなく、吹き出し口や周辺のほこりもあわせて取り除くとより効果的です。脚立を使う場合は安全に配慮し、無理のない範囲で作業を行いましょう。
 
自動お掃除機能付きエアコンでも、ダストボックスの清掃は必要なケースが多いため、取扱説明書を確認することが大切です。こうした基本的なメンテナンスを習慣化することが、長期的な節約につながります。
 
加えて、電気代の節約を意識するなら、フィルター掃除とあわせて設定温度の見直しやサーキュレーターの併用も効果的です。空気を循環させることで室内の温度ムラが減り、エアコンの負担を軽減できます。日常的なちょっとした工夫を重ねることで、無理なく光熱費の削減を目指せるでしょう。
 

小さな手間が年間数千円の差に

エアコンのフィルター掃除を怠ると、月800円の電気代アップにつながる可能性があります。一見わずかな差でも、年間では数千円規模になることもあり、家計への影響は無視できません。
 
賃貸契約で借主の義務とされているのは、設備維持だけでなく、こうした無駄なコストを防ぐ意味合いもあります。定期的な掃除という小さな習慣が、無理のない節約につながるといえるでしょう。
 

出典

ダイキン工業株式会社「猛暑の夏、手軽にできるエアコンの節電効果を検証せよ!上手な使い方がカーボンニュートラルにも貢献!」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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