電力会社から営業電話。プラン変更したら節約になる、と言われたのですがそんなに変わりますか? 少しでも節約したいので、気になります
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者
東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。
富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています
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電力事業者は800社以上
経済産業省資源エネルギー庁のホームページによると、令和8年2月2日時点で、電気事業法に基づく登録事業者数は802事業者となっています。
電力の自由化が始まって、2026年で10年目になりますが、電力会社の選択肢は大きく広がりました。
各会社でさまざまなサービスを展開しているので、今契約している電力会社やプランを変更すると、電気代が安くなる可能性があります。電気代は、毎月かかる固定費なので、少しでも安くすることができると、節約につながります。
料金メニュー例
では、料金メニュー例をチェックしていきましょう。同じく、経済産業省資源エネルギー庁のホームページには、電力会社が提供する料金メニューが掲載されています。メニュー例には、以下のようなものがあります。
・燃調や市場価格に応じて、料金調整が行われるプラン
燃調上限が設定されていたり、一定の変動幅を設けていたりする場合など、料金調整が行われます。燃料価格や市場価格が高騰している場合、電気料金も高騰する可能性があるなど、注意が必要です。
・完全定額料金プラン
固定料金の支払いのみで、従量料金がありません。
・完全従量料金プラン
基本料金が0円で、電気を使った分だけお金がかかる完全従量制です。
・再エネ特化型プラン
再生可能エネルギーを提供するプランです。
その他にも、電力会社はさまざまな料金プランがあります。例えば、電気とインターネットをセットで契約すると割引になるプラン、電気とガスをセットで契約するとお得になるプラン、数年間の固定定額プラン、ポイントが貯まるプランなどです。期間限定で、割引キャンペーンなどを行っている場合もあります。
もしも毎月1000円電気代が安くなれば、タイトルの通り、年間で1万2000円の節約につながります。
プランを変更すると、本当に電気料金が安くなるのか気になる場合は、電気料金のシミュレーションをしてみましょう。オクトパスエナジー、looopでんき、東京電力、楽天でんきなど、多くの電力会社のホームページで、シミュレーションができるサイトが用意されています。電力会社に直接問い合わせても良いでしょう。
電力会社からの電話は要注意!?
なお、電力会社を装った詐欺事件なども発生しているので、電力会社からの料金プランに関する電話については、注意が必要です。
例えば、「初回の電気代を振り込んでもらえれば、今まで払いすぎた電気代が戻ります。お金を指定口座に振り込んでください」など言葉巧みにお金を振り込ませるようなことがあるかもしれません。今まで払った電気代が戻るということは考えられないので、怪しいと思った場合は応じずに電話を切るようにしましょう。
料金プランの変更等について知りたい場合は、自分から電力会社に問い合わせるほうが安全です。
まとめ
今は、電力会社や料金プランを自由に選ぶことができる時代です。
日中家にほとんどいない人は完全従量料金プランにする、逆に在宅で仕事をしている場合は完全定額料金プランにすると、電気代が安くなるかもしれません。各社のシミュレーションを使って、今より電気代が安くならないか、調べてみてはいかがでしょうか。
参考
経済産業省 資源エネルギー庁 登録小売電気事業者一覧
経済産業省 資源エネルギー庁 料金の仕組みと料金メニュー例のご紹介
執筆者 : 下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者
