ポテチを買ったら「300kcal」で驚き! 昔は「1袋500kcal」だったのに、ステルス値上げで“低カロリー”に!? 発売当初からの「値段・カロリー・内容量」を比較
本記事では、現在のポテトチップスのカロリーや内容量を確認し、昔と比べてどう変わったのかを見ていきましょう。
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目次
今のポテトチップスは1袋何グラム? カロリーや値段は?
カルビー「ポテトチップス うすしお味」を例に見てみましょう。カルビーの公式サイトによると、1袋あたりの内容量は55グラムとなっており、1袋あたりの栄養成分は図表1のとおりです。
図表1
| 栄養成分 | 1袋55グラムあたり |
|---|---|
| エネルギー | 308キロカロリー |
| たんぱく質 | 2.8グラム |
| 脂質 | 19.8グラム |
| 炭水化物 | 29.7グラム |
| 食塩相当量 | 0.5グラム |
カルビー株式会社 ポテトチップス うすしお味より筆者作成
かつては1袋100円で販売されていましたが、現在は160円ほどです。1袋食べても308キロカロリーですので、「ポテトチップスは高カロリー」というイメージとは少し異なるかもしれません。
308キロカロリーは食事に換算するとどのくらい?
農林水産省によると、精白米のご飯100グラムあたりのエネルギーは156キロカロリーです。
ご飯茶わんに軽く1杯(約150グラム)で234キロカロリーとなります。ポテトチップス1袋(55グラム)の308キロカロリーは、ご飯に換算すると約200グラム分に相当し、これは茶わん1杯強程度の量です。
発売当初のポテトチップスと比べると内容量やカロリーはどう変わった?
カルビーの公式サイトによると、ポテトチップスうすしお味は1975年に内容量90グラムで発売されました。その後、内容量の増減を経て、2025年7月のリニューアル時に60グラムから変更され、現在は55グラムとなっています。
原材料費の高騰などを背景に、内容量を減らすことで実質的な値上げを行う、いわゆる「ステルス値上げ」の一例といえます。
仮に発売当初の90グラムの栄養成分が現在と同程度の比率だとすると、1袋あたりのカロリーは約504キロカロリーとなる計算です。現在の1袋55グラムと比べると約200キロカロリーもの差があります。
発売当初は「1袋食べると500キロカロリー超え」だったものが、今では約300キロカロリーで済むことになります。見方を変えれば、内容量の減少が、カロリーを気にする人にとってはプラスに働いたともいえるかもしれません。発売当初と現在の比較を図表2にまとめました。
図表2
| 発売当初(1975年) | 現在(2025年) | |
|---|---|---|
| 内容量 | 90グラム | 55グラム |
| カロリー(推計) | 約504キロカロリー | 308キロカロリー |
| 脂質(推計) | 約32.4グラム | 19.8グラム |
カルビー株式会社 ポテトチップス うすしお味より筆者作成
カロリーは低くなっても脂質には注意が必要
1袋あたりのカロリーが以前より低くなったとはいえ、注意したいのが脂質です。55グラムのポテトチップス1袋には脂質が19.8グラム含まれています。ポテトチップスは油で揚げて作るため、重量に対する脂質の割合が高い食品です。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、脂質の摂取目標量を総エネルギー摂取量の20~30%としています。
例えば、30~49歳女性(身体活動レベル「ふつう」)の推定エネルギー必要量は2050キロカロリーで、この場合の脂質の目標量は約46~68グラムになります。ポテトチップス1袋で約19.8グラムの脂質を摂取すると、1日の目標量の約29~43%に達する計算です。
食事でとる脂質もあわせて考えると、ポテトチップスを1袋食べるだけで脂質のとりすぎにつながる可能性があるでしょう。間食としてポテトチップスを楽しむ際は、食事全体の脂質バランスを意識することが大切です。
まとめ
内容量の減少により、ポテトチップス1袋のカロリーは発売当初の推計約504キロカロリーから現在は308キロカロリーへと約200キロカロリー下がりました。
ご飯茶わん1杯強程度のカロリーで収まる一方で、脂質は1袋で1日の目標量の約29~43%を占めます。間食として楽しむ際は、食事全体の脂質バランスを意識することが大切です。
出典
カルビー株式会社 ポテトチップス うすしお味
執筆者 : 金子賢司
CFP
