私と同じ「年収400万円」の友人は「月8万円」貯蓄しているそうです。これって普通なのでしょうか?
今回は、年収400万円の人の貯蓄に回す金額の割合や平均貯蓄額、月8万円の貯蓄は可能なのかなどについてご紹介します。
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目次
年収400万円の人は毎月どれくらい貯蓄している?
金融経済教育推進機構の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、年収300〜500万円未満の単身世帯で、手取りから預貯金に回す割合について、回答が多いものは以下の通りです。
1位:10~15%未満
2位:0%
3位:20~25%未満
年収400万円で10%を預貯金の貯蓄に回したとすると、年間で40万円、月約3万3333円です。また、友人のように毎月8万円、年間96万円を貯蓄に回す場合、24%を貯蓄に回していることになります。
ただし、同資料の割合は税金などを引いた手取り収入を基にしていることを考慮すると、年収400万円で月8万円の貯蓄は多い方だといえるでしょう。
年収400万円の平均貯蓄はどれくらい?
同資料によると、年収300万〜500万円未満の人で、金融資産を保有している人は78.2%、保有していない人は21.8%でした。そのため、年収400万円前後の人の多くは、貯蓄しているといえるでしょう。
また、金融資産を保有している年収300万〜500万円未満の平均貯蓄額は1344万円です。平均値から考えると、多額の金融資産を保有している月8万円の貯金でも少ない可能性があります。
一方で、貯蓄額の平均ではなく中央値は500万円です。
中央値とは、全体のデータのうち真ん中の数値を表します。そのため、今回のように平均値と中央値で大きな差がある際は、中央値である貯蓄額500万円が、実態に近いといえます。
さらに、同資料では、年収の手取りからの金融資産に回す割合についての回答がまとめられています。
同資料での年収300万〜500万円未満の世帯では、金融資産の保有のために手取りから振り分けをしなかった、と回答した人が最も多く61.8%でした。
年収400万円で月8万円の貯蓄は可能?
仮に年収400万円で賞与を考慮しないとすると、月収の目安は約33万3333円です。月8万円を貯金に回すと、月の生活費、交友費、また税金や社会保険料などの支払いに使用できるのは約25万3333円になります。
総務省統計局の「家計調査 家計収支編 単身世帯」によると、2025年時点での単身世帯かつ年収400万〜500万円の人の平均消費支出(生活費や交友費など)は月19万339円でした。
つまり、約25万3333円から消費支出を差し引いた6万2994円で、税金や社会保険料といった非消費支出などを賄うことになります。
そのため、税金や社会保険料の金額にもよりますが、人によっては生活に影響が出る可能性があるでしょう。さらに、実際には手取りから貯蓄をするため、手元に残る金額はさらに少なくなるでしょう。
友人の年収が自分とはあまり変わらないにもかかわらず、友人は月8万円貯蓄したうえで生活にもゆとりがあるのなら、メインとなる給与収入以外の収入を得ている可能性があります。
副収入がなくても月8万円の貯蓄は不可能ではありませんが、自分に無理のない範囲で行う方がよいでしょう。
年収400万円で月8万円の貯蓄は平均よりも多い可能性がある
金融経済教育推進機構の資料によると、年収300万〜500万円未満の人のうち、手取り収入から預貯金への貯蓄割合として最も多いのは10〜15%未満でした。そのため、友人が年収400万円で月8万円を貯蓄に回している場合、平均よりも多いといえるでしょう。
自分でこれから貯蓄を始めようとする場合に、友人と同じ月8万円を目標にすると生活に影響が出るかもしれません。ほかに収入があるなどでない限りは、無理のない範囲で貯蓄するようにしましょう。
出典
金融経済教育推進機構 家計の金融行動に関する世論調査 2025年 単身世帯 集計データ 各種分類別データ(令和7年)
総務省統計局 e-Stat政府統計の総合窓口 家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 年次 2025年 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 表番号 5年間収入階級別
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
