友人から「Wi-Fiルーターはコンセントを抜けば待機電力が節約できる」と言われ、寝る前に毎回抜いています。でも、月々の電気代はほとんど変わりません。こうした“こまめな節約”は意味があるのでしょうか?

配信日: 2026.02.26
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友人から「Wi-Fiルーターはコンセントを抜けば待機電力が節約できる」と言われ、寝る前に毎回抜いています。でも、月々の電気代はほとんど変わりません。こうした“こまめな節約”は意味があるのでしょうか?
「使っていない家電はコンセントを抜くと節約になる」とよく耳にします。Wi-Fiルーターもその一つとして挙げられがちですが、実際に毎晩コンセントを抜くことで電気代はどの程度変わるのでしょうか。
 
本記事では、Wi-Fiルーターの待機電力の実態と、こまめな節約の効果について分かりやすく解説します。数字をもとに具体的に検証しながら、本当に優先すべき節電ポイントについても考えていきます。
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Wi-Fiルーターの待機電力はどのくらい?

Wi-Fiルーターは24時間稼働を前提とした機器であり、一般的な消費電力はおよそ5〜15ワット程度とされています。
 
仮に10wのルーターを1日24時間使用した場合、1日の消費電力量は約0.24kWhです。電気料金単価を全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している1kWhあたり31円とすると、1日あたり約7円、1ヶ月でも200円前後という計算になります。
 
ここから、就寝中の8時間だけ電源を切ったと仮定すると、削減できるのはその3分の1程度です。つまり、1ヶ月でおよそ60〜70円ほどの節約にとどまる可能性があります。体感として「ほとんど変わらない」と感じるのも無理はない金額といえるでしょう。実際、電気代の請求額全体から見ると、ルーターが占める割合はごくわずかです。
 

「こまめに抜く」ことのメリットとデメリット

コンセントを抜くことで確実に消費電力はゼロになりますが、Wi-Fiルーターの場合は注意点もあります。毎日電源をオン・オフすることで、機器に負荷がかかる可能性があるほか、再起動のたびに接続設定が不安定になるケースもあります。
 
特に在宅勤務やオンライン学習を行っている家庭では、突然の接続トラブルは大きなストレスになりかねません。
 
また、最近はスマート家電や防犯カメラなど、常時インターネット接続を前提とした機器も増えています。夜間にルーターの電源を落とすことで、これらの機能が停止する点も考慮が必要です。
 
さらに、頻繁な抜き差しはコンセントやアダプターの劣化を早める可能性もあり、長期的に見てコスト増につながることもあります。節約額と利便性を天秤にかけることが大切です。
 

本当に効果的な節約はどこにある?

電気代を大きく左右するのは、エアコン、冷蔵庫、電気温水器など消費電力の大きい家電です。資源エネルギー庁によると、家電製品別の電力消費の割合は、エアコンが約30%、冷蔵庫が約16%を占めています。
 
たとえばエアコンは数百ワットから1000w以上を消費することもあり、設定温度を1度調整するだけで数%の節電効果が期待できます。こうした家電の使い方を見直す方が、家計への影響ははるかに大きいでしょう。
 
さらに、古い家電を省エネ性能の高い製品に買い替えることも有効です。初期費用はかかりますが、長期的には電気代の削減につながります。細かな待機電力対策も無意味ではありませんが、優先順位を見極めることが重要です。
 

小さな節約は“意識づけ”として活用を

Wi-Fiルーターのコンセントを毎晩抜くことで、一定の節電効果はありますが、月々にすると数十円程度にとどまる可能性が高いといえます。手間や利便性への影響を考えると、必ずしも効率的な節約方法とはいえない場合もあるでしょう。
 
とはいえ、こうした行動は「電気を大切に使う」という意識づけにはつながります。本格的な電気代削減を目指すなら、消費電力の大きい家電から優先的に見直すことが、より効果的な家計管理への近道です。
 

出典

資源エネルギー庁 省エネルギー政策について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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