友人に「電気毛布を使えばエアコンよりずっと安い」と勧められました。確かに暖かくて快適ですが、寝ている間ずっとつけっぱなしで大丈夫なのか心配です。電気代と安全性どちらを優先すべきでしょうか?

配信日: 2026.02.27
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友人に「電気毛布を使えばエアコンよりずっと安い」と勧められました。確かに暖かくて快適ですが、寝ている間ずっとつけっぱなしで大丈夫なのか心配です。電気代と安全性どちらを優先すべきでしょうか?
「電気毛布は他の暖房器具と比べて電気代が安い」といわれています。電気毛布は電気代が安いというメリットがありますが、一方で安全性に不安があるというデメリットもあります。
 
そこで本記事では「電気毛布は他の暖房器具と比べてどれくらい電気代が安いのか?」「電気毛布の安全性はどうなのか?」について解説します。電気毛布だけでなく他の暖房器具の電気代についても触れていますので、ぜひ最後までお読みください。
中村将士

新東綜合開発株式会社代表取締役 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 CFP(R)(日本FP協会認定) 宅地建物取引士 公認不動産コンサルティングマスター 上級心理カウンセラー

私がFP相談を行うとき、一番優先していることは「あなたが前向きになれるかどうか」です。セミナーを行うときに、大事にしていることは「楽しいかどうか」です。
 
ファイナンシャル・プランニングは、数字遊びであってはなりません。そこに「幸せ」や「前向きな気持ち」があって初めて価値があるものです。私は、そういった気持ちを何よりも大切に思っています。

電気毛布は他の暖房器具と比べてどれくらい電気代が安いのか?

電気代は、以下の計算式により算出することができます。
 
電気代(円)=消費電力(kW)×使用時間(h)×電力量料金単価(円/kWh)
 
消費電力は暖房器具によって異なります。代表的な暖房器具について、消費電力の目安は図表1のとおりです。
 
図表1

暖房器具 消費電力の目安
電気毛布 約40W
電気カーペット 約490W
こたつ 約600W
エアコン(暖房) 約810W

筆者作成
 
電力量料金単価は、電力供給会社によって異なります。本記事では、電力量料金単価の目安として「31円/kWh(税込み)」を採用します。
 
以上の目安を基に、代表的な暖房器具について1時間当たりの電気代を計算すると、図表2のようになります。
 
図表2

暖房器具 1時間当たりの電気代の目安
電気毛布 1.24円
電気カーペット 15.19円
こたつ 18.6円
エアコン(暖房) 25.11円

筆者作成
 
図表2から、電気毛布の1時間当たりの電気代と比較して、電気カーペットは12.25倍、こたつは15倍、エアコン(暖房)は20.25倍であることが分かります。
 
逆にいえば、電気毛布の1時間当たりの電気代は、電気カーペットの約8.16%、こたつの約6.67%、エアコン(暖房)の約4.94%でしかなく、いずれも1割にも満たないといえます。
 

電気毛布の安全性はどうなのか?

東京都が運営しているサイト「東京くらしWEB」では、電気毛布を使った事故事例として低温やけどを挙げています。低温やけどは、比較的温度が低くて長時間にわたって(44度では3~4時間、46度では30分~1時間、50度では2~3分)直接皮膚に触れる場合に起きます。
 
電気毛布の場合、寝ている間ずっとつけっぱなしにしておきたいのであれば、注意が必要です。電気毛布は、寝る前に温めておいて、寝ている間は温度を下げて(高温にしないように)使いましょう。
 
低温やけどは、見た目より重症の場合があります。同サイトでも、「治るのに約6ヶ月かかった」という事例が記載されています。電気代が安いからといって使い始めた電気毛布で低温やけどになってしまい、痛い思いをしたり通院したりしなければならなくなってしまっては元も子もありません。
 
このほか、電気毛布をつけっぱなしで寝る場合、睡眠の質が下がる、脱水症状になる、肌トラブルを引き起こす、自律神経が乱れるといったことも心配されます。もちろん個人差があるでしょうが、神経質な方や繊細な方は、使用を控えるのがいいかもしれません。
 

まとめ

本記事では「電気毛布は他の暖房器具と比べてどれくらい電気代が安いのか?」「電気毛布の安全性はどうなのか?」について解説しました。まとめると以下のとおりです。


・電気毛布の電気代は、他の暖房器具にかかる電気代の1割にも満たない
・電気毛布を就寝中に使用した場合、低温やけど、睡眠の質の低下、脱水症状、肌トラブル、自律神経の乱れなどの心配がある

「電気代と安全性どちらを優先すべきか?」と聞かれたら、筆者は迷わず「安全性を優先すべきです」と答えます。しかし、「電気毛布を使ってはいけない」ということではありません。「使い方に気をつけましょう」ということです。
 
電気毛布を使う目的は、「快適に眠るため」であり、「健康のため」のはずです。電気毛布を使うことで、より健康になれるのであればそれにこしたことはありませんが、健康を損ねてしまっては元も子もありません。ご自身に合った使い方を見つけたうえで、電気毛布を取り入れるのがいいのではないでしょうか。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品 公正取引協議会 よくある質問 Q&A その他の質問 Q カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?
東京都 東京くらしWEB 電気毛布や電気あんかなどによる低温やけどに注意!
 
執筆者 : 中村将士
新東綜合開発株式会社代表取締役 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 CFP(R)(日本FP協会認定) 宅地建物取引士 公認不動産コンサルティングマスター 上級心理カウンセラー

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