プロパンガスの地域に引っ越してから、ガス代が「冬場は月1万5000円」を超えるようになりました。ご近所さんも「高いけど仕方ない」と言いますが、都市ガスエリアに比べてどれくらい割高なのでしょうか?
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者
東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。
富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています
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プロパンガスと都市ガスの違い
家庭でお湯を沸かす際などに使われるガスは、プロパンガスと都市ガスの大きく2種類に分けられます。
都市ガスは、ガス管を通して家庭に届けられるものです。一方、プロパンガスは、ガス会社の人がプロパンガスの入ったボンベを家庭に届けることで、ガスを使うことができます。
一般的に賃貸住宅などでは、プロパンガスか都市ガスかがあらかじめ物件で決まっているため、住人が選べないことが多いでしょう。都市ガスとプロパンガスは、使っている機器やガス管が異なるため、簡単に入れ替えができないという特徴があります。
また、一戸建て住宅の場合、プロパンガスか都市ガスか、住人が選べるケースがあります。ただし、立地的にガス管を引き込むことが難しい場合は、都市ガスが使用できないケースもあります。
プロパンガスの料金の決まり方
次に、プロパンガスの料金の決まり方を見ていきましょう。プロパンガスの一般的な料金体制は、基本料金と、ガスの使用量に応じてかかる従量料金の二部料金制となっています。また、基本料金や従量料金のほかに、設備使用料金などがかかるケースもあります。
一般社団法人プロパンガス消費者協会では、都道府県別にプロパンガスの適正価格を公表しています。例えば、東京都の場合、基本料金は1650円から、従量単価308円からとなっており、10立方メートルの合計料金は4730円となっています。
都市ガスとプロパンガスは発熱量が違うため、単純に使用量で価格を比較することができません。ただし、プロパンガスは都市ガスに比べて配送にかかるコストが高いため、料金が高くなりがちです。
一般社団法人プロパンガス消費者協会の資料によると、都市ガスで6000円の場合、プロパンガスでは1万円かかるイメージです。都市ガスよりもプロパンガスのほうが、1.7倍くらいガス代が高いと認識しておきましょう。
プロパンガスで節約する方法
プロパンガスを使用している人がガス料金を節約するには、その地域のプロパンガスの適正価格をチェックするのがポイントです。料金が高いガス会社と契約をしてしまうと、損をしてしまいます。少しでも節約したい場合は、適正価格を知り、安いガス会社を選ぶようにしましょう。
また、賃貸住宅の場合、自由にプロパンガスの会社を選択することが難しいので、入居前にガス会社や料金をチェックしておきましょう。適正価格に比べてあまりにもガス料金が高い場合は、その住居の入居を見合わせることも検討する必要があります。
まとめ
プロパンガスは、一般的に都市ガスよりも料金が高くなりがちです。そのため、入居前にガス料金について理解し、確認しておくことが必要となります。現在、戸建てで、プロパンガスを使用している場合はガス会社を見直すことで、料金が下がる場合もあります。ぜひ、チェックしてみましょう。
出典
一般社団法人プロパンガス消費者協会 適正価格早見表
一般社団法人プロパンガス消費者協会 プロパンガスは安くできる! プロパンガスと都市ガスの料金比較とガス代を安くする方法
執筆者 : 下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者
