光熱費を考えると、お風呂は毎日お湯を入れ替えるのと、2日に1回追いだきして入るのでは、どちらがお得なのでしょうか?

配信日: 2026.03.07
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光熱費を考えると、お風呂は毎日お湯を入れ替えるのと、2日に1回追いだきして入るのでは、どちらがお得なのでしょうか?
お風呂の入り方ひとつで、毎月の支出は少しずつ変わります。ただし、「毎日お湯を入れ替えるべきか」「追いだきを使って節約できるのか」は、家族の人数や季節、浴槽の大きさなどで答えが変わりやすく、判断が難しいところです。
 
本記事では、水道代とガス代(または電気代)の考え方を整理しながら、どのような条件だと差が出やすいのか、気をつけたいポイントは何かを紹介します。
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入れ替えと追いだきの損得は、水道代とガス代(電気代)のバランスで決まる

追いだきは、浴槽のお湯を温め直す機能です。毎回張り替える場合とは違い、200リットル前後の浴槽1杯分の水を入れる必要は基本的にありません。そのため、水道代は増えにくく、水道代も含めた総額で見ると追いだきのほうが安くなることがあります。
 
一方、張り替え(新しくお湯を張る)場合の水道代は必ず発生します。また、追いだきでも、入浴で減った分を足し湯する場合は、その分の水道代がかかる点には注意が必要です。
 
ただし、ガス代だけに限ると条件で結果が変わります。お湯を温める費用は、主に「湯量」と「温度差」で決まるため、入れる水の温度や、残り湯がどれくらい冷めているかによって、追いだきの負担は増減します。だからこそ、どちらが得かを判断するときは、ガス代(電気代)だけでなく、水道代も含めた総額で考えることが大切です。
 

入れ替えと追いだきの費用の差はどこで出る? 目安をつかむポイント

目安をつかむために、一般的な条件で比べてみましょう。例えば、浴槽200リットルを20度から40度に温めるとすると、都市ガスで追いだき1回あたりの費用が30~80円程度になることがあります(給湯器の効率やガス単価で変わります)。
 
一方、お湯を全部入れ替える場合は、ガス代に加えて水道代がかかります。仮に、水道料金を1リットルあたり0.24円とすると、200リットルで水道代だけ48円になります 。このように、入れ替えでは水道代が毎回発生する分、温める費用に水道代が上乗せされやすくなります。
 
2日分で考えると、イメージしやすくなります。毎日入れ替える場合は2日で「お湯張り×2回」、2日に1回の場合は2日で「お湯張り×1回」+「追いだき×1回」です。
 
もちろん、追いだきはお湯がどれくらい冷めたかで費用が変わります。ただし、水道代まで含めて比べると、条件が合えば2日に1回のほうが費用を抑えやすくなることがあります。
 

安さが逆転するポイントは「冷め方」と「衛生面」

ただし、いつでも追いだきが得とはかぎりません。逆転しやすいのは、次の2つです。
 
まずは、冷め方です。浴槽のフタをしない、浴室が寒い、次に入るまで時間が長い、といった条件の場合、お湯がかなり冷めます。
 
冷めた分だけ温め直すエネルギーが増えるので、追いだきの回数や時間が延び、思ったよりコストが下がりません。特に冬は差が出やすいので、「2日に1回にしたのに安くならない」と感じたら、まずフタや保温の工夫を見直すが効果的です。
 
次に、衛生面です。入浴後の残り湯は一晩放置すると細菌数が増えやすく、株式会社衛生微生物研究センターによると、一晩放置後は入浴直後より数千倍に増加すると報告されています。
 
赤ちゃんや高齢の方がいる家庭、肌トラブルが心配な方は、節約より安全を優先して毎回張り替えが無難です。もし2日使う場合は、浴槽や配管の掃除を丁寧にして、できるだけため置き時間を短くする意識が大切になります。
 

お風呂の光熱費をお得にするなら、冷めにくくして早めに使い切ろう

金額面だけを見ると、合計コスト(水道代込み)では「2日に1回追いだき」のほうが有利になりやすい一方、ガス代だけで比べると張り替えが有利になる場面もあり、結局は冷め方次第です。さらに、残り湯は放置で菌が増えやすいので、家族構成や体調面の優先順位も欠かせません。
 
迷ったら、まずは「フタをする」「入浴間隔を詰める」などで冷めにくくして、追いだきを最小限にするのがおすすめです。そのうえで、衛生が気になる家庭は無理に2日使わず、毎回張り替えるのが安心です。
 
その代わり、入浴の順番を工夫したり、ガス・電気の料金プランを見直したりして、別の方法で光熱費を抑えるとよいでしょう。無理のないやり方を選べば、節約の工夫も長続きしやすくなります。
 

出典

株式会社衛生微生物研究センター お風呂の残り湯は使ってもよい?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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