節約系SNSで「ブレーカーを落として待機電力をカットしている」と見かけました。そこまで徹底すれば節約できそうですが、現実的な範囲でどこまで対策すべきでしょうか?

配信日: 2026.03.16
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節約系SNSで「ブレーカーを落として待機電力をカットしている」と見かけました。そこまで徹底すれば節約できそうですが、現実的な範囲でどこまで対策すべきでしょうか?
電気のブレーカーを落とすことで、電気の供給が一時的に止まることになります。冷蔵庫、テレビなどの家電製品は電源をオフにしても、コンセントにつながっているだけで「待機電力」が生じています。
 
この待機電力をカットすることで、電気料金を節約できます。本記事では、電気料金の節約について、手軽な方法や注意点などについて確認していきます。
高橋庸夫

ファイナンシャル・プランナー

住宅ローンアドバイザー ,宅地建物取引士, マンション管理士, 防災士
サラリーマン生活24年、その間10回以上の転勤を経験し、全国各所に居住。早期退職後は、新たな知識習得に貪欲に努めるとともに、自らが経験した「サラリーマンの退職、住宅ローン、子育て教育、資産運用」などの実体験をベースとして、個別相談、セミナー講師など精力的に活動。また、マンション管理士として管理組合運営や役員やマンション居住者への支援を実施。妻と長女と犬1匹。

電気料金を節約できる手軽な方法

ブレーカーを落とすことをこまめに実践できる方は、その方法を継続することで節約につなげることができるでしょう。
 
しかし、一般的にはブレーカーは目立たない場所や高い位置に設置されているため、いちいち落とすことまでは面倒だと思う方も多いのではないでしょうか。そこで、もう少し手軽な方法を考えてみましょう。
 

(1)家電の主電源をOFFにする

待機電力を節約するためには、主電源をオフにして、家電への電気の供給をカットする必要があります。
 
例えば、一般的にテレビなどはリモコンでオフにしても、主電源をオフにしないかぎり、待機電力が生じることになります。簡単な方法としては、手動で主電源をオフにする、コンセントを抜く、スイッチ付きの電源タップを利用して使わない家電だけオフにするなどの方法があります。
 

(2)省エネ型の最新家電に買い換える

これは、買い換えのタイミングと購入費用(お金)の問題が関わってきますが、家電の性能は飛躍的に向上しているため、一般的に消費電力が高いといわれる冷蔵庫やエアコンなどについて、買い換えを計画的に進めることをお勧めします。
 

電気料金のプランや電力会社を見直す

電気料金のプランや契約している電力会社を変更することで、よりお得に電気料金を節約できる場合があります。ただし、比較検討するための情報収集や手続きなどに手間がかかることが若干の弊害といえるでしょう。
 
例えば、日中は仕事などで出掛けているため夜間の電力需要が多い場合には、夜間電力が安くなるプランに変更する方法などがあります。また、電力会社の契約をガス会社に変更し、ガス料金と同時に電気料金の割引を受けることができるなどの事例もあります。
 
さらに、契約アンペア数を必要となる適切な契約に見直すことで電気料金を節約できる場合があります。図表1は、東京電力エナジーパートナーの従量電灯Bの場合の契約アンペア別基本料金を示したものです。
 
図表1 東京電力エナジーパートナー 従量電灯Bの場合

図表1

東京電力エナジーパートナー株式会社「従量電灯B・C」より筆者作成
 
使用する電気器具や家電、家族構成などにより必要となるアンペア数は異なりますが、必要以上のアンペア数となっていると基本料金が高額となることが分かります。
 
一般的には、一人暮らしの場合には、20~30アンペア、4人以下のファミリーで40~50アンペア程度が目安といわれています。また、賃貸物件の場合には、事前に管理会社やオーナーに確認が必要となる場合があるので注意しましょう。
 

ブレーカーを落とす場合に覚えておきたいこと

家電製品によっては、頻繁に電気の供給をストップすることで、家電製品自体の寿命を短くしてしまう場合があるようです。
 
例えば、引っ越しの際などによくいわれますが、冷蔵庫は電源を切ることでコンプレッサーに負荷がかかり、故障につながる場合があるため、極力避けるようにしたほうがよいといわれます。必ず、事前に家電製品ごとの説明書などを確認したうえでブレーカーを落とすようにしましょう。
 

まとめ

上記のほかにも、タイマーの付いた家電の時間などがリセットされてしまったり、セキュリティーシステムと連動している場合に、肝心なケースで作動しなかったりするなどの弊害も考えられます。
 
また、少しテーマが違いますが、大規模な災害時などに長期に自宅を離れる必要がある場合には、ブレーカーを落としていくことが推奨されます。なぜかといえば、一定時間後に電気が復旧した際に、「通電火災」が発生するリスクがあるためです。ぜひ、このような知識も覚えておきましょう。
 

出典

経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約
東京電力エナジーパートナー株式会社 従量電灯B・C
 
執筆者 : 高橋庸夫
ファイナンシャル・プランナー

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