オール電化って安くないんですか? 引っ越して最初の電気代が2万円超え。前のガス併用住宅より高くなりました。オール電化住宅の電気代相場と対策を教えて。
実際には、オール電化は電気代だけを見ると高く見えやすく、契約プランや給湯の使い方によって差が出ます。そこで記事では、オール電化住宅の電気代の目安、最初の請求が高くなりやすい理由、今日から取り入れやすい節約策を解説します。
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目次
オール電化の電気代は高い? 相場と2万円超えの目安を確認する
オール電化住宅は、給湯や調理も電気でまかなうため、電気代だけを見ると高く感じやすい傾向があります。ただし、ガス代がかからないため、実際の負担を考える際は電気代だけでなく、毎月の光熱費全体で見ることが大切です。
オール電化住宅の電気代は、世帯人数や生活スタイルによって大きく変わります。参考として、関西電力株式会社の試算によると、一人暮らしで1万777円、二人暮らしで1万3406円、3人家族で1万4835円、4人家族以上で1万6533円とされています。
こうした水準と比べると、電気代が2万円を超える場合は高めといえます。ただし、日中に在宅する時間が長い家庭や、浴槽を毎日使う家庭では電気代が上がりやすくなります。
さらに、冬は給湯や暖房に電力が増えるため、ほかの季節より請求額が上がりやすい傾向があります。そのため、引っ越して最初の電気代が2万円を超えたとしても、すぐに高すぎるとは言い切れません。
まずは今月だけ高かったのか、それとも今後も同じような水準が続くのかを見極めることが大切です。請求額が高い状態が続く場合は、料金プランや給湯の使い方、家電の使用時間帯を見直す必要があるでしょう。
引っ越し直後に電気代が高くなりやすい理由
最初の電気代が高くなる原因として、まず考えたいのが給湯です。オール電化住宅では、エコキュートや電気温水器が大きな電力を使います。
特に湯量設定が多すぎる、追いだきや高温足し湯を頻繁に使う、浴槽のお湯を毎日入れ替えるといった使い方は、電気代を押し上げやすくなります。冬は水温が低く、同じお湯をつくるにも多くのエネルギーが必要です。
次に、料金プランのミスマッチも見逃せません。電気料金プランのなかには、時間帯によって単価が変わるものがあります。夜間の電気料金が割安に設定されている一方で、日中は高めになる場合もあるため、洗濯乾燥機や食洗機などを日中中心で使うと、想定より電気代が高くなりやすくなります。
さらに、引っ越し直後はエアコンの使用時間が長くなりやすく、生活のペースもまだ定まっていないことがあります。前の住まいより部屋が広い場合や、断熱性が低い場合、契約アンペア数が高い場合などは、条件が重なって最初の月の請求額が想定以上になることがあります。
オール電化住宅の電気代を下げる具体的な対策
対策として最初に行いたいのは、請求書や会員ページで契約プランと電気を多く使っている時間帯を確認することです。電気料金プランのなかには、夜間の単価が低めに設定されているものがあります。
そのため、洗濯乾燥機や食洗機は予約運転を活用し、できる範囲で使用時間を夜間に変更するだけでも電気代の改善が期待できます。
また、給湯の使い方を見直すことも効果的です。お湯張りの量を必要以上に増やさない、追いだき回数を減らす、シャワー時間を少し短くするだけでも電気代は変わります。オール電化住宅では、給湯が電気使用量の大きな割合を占めるため、電気をこまめに減らすこと以上に、お湯の使い方を見直すことが重要です。
冷暖房では、設定温度を極端に上げ下げせず、定期的にフィルター清掃を行い、扇風機やサーキュレーターを併用すると効率が上がります。
また、契約アンペア数が必要以上に高い場合は、基本料金が高くなることがあります。普段の生活でブレーカーが落ちることがほとんどなければ、契約内容や料金プランを見直すことで負担を抑えられる可能性があります。
オール電化は使い方を工夫して負担を抑えよう
オール電化で電気代が高く見えるのは、決して珍しいことではありません。ガス代がなくなる分、請求が電気に集まるため、前より高く感じやすいからです。
ただし、電気代が高いからといって、すぐに「オール電化は損」と決める必要はありません。まずは光熱費全体で比べ、次に給湯の使い方、料金プラン、使用時間帯を見直すことが大切です。
オール電化は、生活リズムと契約内容が合えば負担を抑えやすい住宅です。最初の請求額だけで判断せず、1~3ヶ月ほど使い方を整えながら、自宅に合う節約の形を見つけていくとよいでしょう。
出典
関西電力株式会社 オール電化世帯人数別の電気代平均額
経済産業省 資源エネルギー庁 電気料金の仕組みについて 使用量や時間によって変動する料金制度
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
