友人に「毎晩Wi-Fiルーターのコンセントを抜いてる」と聞きビックリ!「24時間付けっぱなし」より“節約になる”そうですが、不便じゃないですか? 年間“数千円”なら意味はあるでしょうか?

配信日: 2026.05.09
この記事は約 4 分で読めます。
友人に「毎晩Wi-Fiルーターのコンセントを抜いてる」と聞きビックリ!「24時間付けっぱなし」より“節約になる”そうですが、不便じゃないですか? 年間“数千円”なら意味はあるでしょうか?
Wi-Fiルーターは24時間つけたままにしている家庭も多く、「夜だけ消せば電気代が浮くのでは?」と気になる人もいるかもしれません。使わない時間に電源を切れば電力消費は抑えられますが、実際の節約額はそれほど大きくないケースもあります。大切なのは、節約額と手間が見合うかを考えることです。
 
本記事では、Wi-Fiルーターの年間電気代の目安や、こまめなオン・オフのメリットや注意点、優先して見直したい節電のポイントを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

Wi-Fiルーターを24時間つけっぱなしにすると電気代はいくらかかる?

まずは、Wi-Fiルーターを24時間つけたままにした場合、どれくらい電気代がかかるのか確認してみましょう。家庭用Wi-Fiルーターの消費電力は、機種によりますが5~15ワット程度が目安とされます。
 
ここでは10ワットとして、以下の式で電気代を試算します。
 
消費電力(キロワット)×使用時間×電気料金単価
 
電気料金単価を31円/キロワットアワー(※公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価)として計算すると、下記のようになります。
 
0.010キロワット×24時間×365日×31円=約2715円
 
仮に15ワットでも、
0.015キロワット×24時間×365日×31円=約4070円
で、年間で約4000円という水準です。
 
高性能機種では多少上振れする場合もありますが、冷暖房や給湯と比べると電気代への影響は小さい範囲といえるでしょう。
 
そもそも、Wi-Fiルーターはスマートフォンやパソコンだけでなく、テレビ、スマート家電、防犯カメラなど複数機器の通信を支えていることがあります。そのため、常時接続を前提に設計・利用されるケースが少なくありません。節電だけを目的に毎日電源を落とすかどうかは、金額だけでなく使い方とのバランスで考える必要があります。
 

毎晩コンセントを抜くと節約効果はどれくらいある?

次に、「夜だけ切る」とどれほど変わるかを見てみます。
 
毎日8時間、就寝中にオフにした場合、使用時間は約3分の1減ります。先ほどのケース(消費電力10~15ワットの機種)なら、約900~1350円節約できる計算です。月あたりに換算すると、75~110円程度となります。
 
毎日の手間や朝の再接続を待つ時間、家族が夜間もインターネットを使う可能性などを考えると、負担に対して節約効果は限定的と感じる人が多いかもしれません。
 

「やらないよりはマシ」だが優先順位は高くない

電気代の節約は、「削減額の大きさ」と「続けやすさ」で考えることが重要です。年間900円程度を削るために毎日手間をかけるより、契約アンペアの見直しや、待機電力の大きい家電の管理をしたほうが効果は高い場合もあります。
 
意味がないとまではいえませんが、Wi-Fiルーターを夜だけ消しても、優先度の高い節約術とは言いにくいでしょう。
 

Wi-Fiルーターのこまめなオン・オフにデメリットはある?

Wi-Fiルーターをこまめにオン・オフするときは、節約だけでなく、不便さも確認しておきたいところです。
 
まず、電源を入れても、すぐ通信が使えるとは限りません。Wi-Fiルーターや回線終端装置によっては、復帰まで数分かかることがあります。朝の忙しい時間帯に待機時間を負担に感じる人もいるでしょう。
 
また、最近はWi-Fiに接続して動く家電が増えています。例えば、見守りカメラやスマートスピーカーのような家電のなかには、夜間も通信している機器もあります。毎晩Wi-Fiルーターの電源を切ると、通知が届かなかったり、一部機能が使いにくくなったりするため注意してください。
 
こうした機器を利用している家庭では、節電額だけで判断するのではなく、利便性とのバランスも考えておきたいところです。
 

本当に電気代を下げたいなら優先して見直すべき項目

電気代を抑えたいなら、Wi-Fiルーターより先に見直すべきものがあります。
 
例えば、エアコンの設定温度を調整したり、フィルターを掃除したりするだけでも電気代は変わるでしょう。また、使っていない家電の待機電力を減らすといった工夫も、積み重なると無視できません。
 
月100円程度を細かく削るより、月500~1000円ほど下がる見直しを1つでもしたほうが、節約効果を実感しやすくなるでしょう。
 

Wi-Fiルーターは毎晩消すより、ほかの節電策を優先したい

Wi-Fiルーターを24時間付けたままにした場合の電気代は、一般的には年間数千円程度で、夜間に電源を切っても節約額は年間1000円前後にとどまることが多いでしょう。節約効果はゼロではないものの、毎日の手間や通信の不便さを考えると、優先順位は高くないといえそうです。
 
代わりに、効果の大きい電気代対策からおこなうほうが、家計改善につながりやすい場合もあります。節約は「金額」だけでなく、「続けやすさ」と合わせて判断することが大切です。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

  • line
  • hatebu
【PR】 yumobile
FF_お金にまつわる悩み・疑問