エアコンの除湿は「冷房より安い」と思って毎日使っています。ママ友に“逆に高い場合もある”と言われました。どのように使いわけるべきでしょうか?

配信日: 2026.05.20
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エアコンの除湿は「冷房より安い」と思って毎日使っています。ママ友に“逆に高い場合もある”と言われました。どのように使いわけるべきでしょうか?
梅雨や夏の時期は、気温だけでなく湿気も気になります。部屋がじめじめすると、同じ温度でも暑く感じやすく、エアコンの除湿を毎日使っている人も多いでしょう。
 
「除湿は冷房より安い」と聞くこともありますが、実はいつもそうとは限りません。除湿の方式によっては、冷房より電気代が高くなる場合もあります。大切なのは、気温と湿度、そして使っているエアコンの機能に合わせて使い分けることです。
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除湿が冷房より安いとは限らない理由

エアコンの除湿は、部屋の空気から水分を取り除く機能です。湿度が下がると汗が乾きやすくなり、体感温度が下がるため、実際の室温以上に涼しく感じることがあります。そのため、暑さがそこまで強くない日なら、除湿だけで快適に過ごせることもあります。
 
ただし、除湿にはいくつかの方式があります。代表的なのは「弱冷房除湿」と「再熱除湿」です。弱冷房除湿は、弱い冷房をかけながら湿気を取る仕組みです。部屋の温度も少し下がるため、蒸し暑い日に向いています。
 
一方、再熱除湿は、いったん空気を冷やして湿気を取り、その空気を少し温め直して部屋に戻す仕組みです。温度を下げすぎずに湿度を下げられるので、肌寒くなりにくいのがメリットです。ただし、冷やすだけでなく温め直す動きも加わるため、条件によっては冷房より電気代が高くなることがあります。
 
つまり、「除湿なら必ず安い」と考えるのではなく、自宅のエアコンがどの方式なのかを知ることが大切です。リモコンや取扱説明書に「再熱除湿」「さらら除湿」「カラッと除湿」などの表記がある場合は、冷房より安いとは限らないと考えておきましょう。
 

暑い日は除湿より冷房を使ったほうがよい

室温が高く、汗ばむような日は、除湿より冷房を使うほうが向いています。冷房は部屋の温度を下げる機能です。真夏の昼間や、室温が30℃近くあるような状況では、湿度だけを下げても暑さはあまり和らぎません。そのようなときに除湿だけで我慢すると、快適にならないまま運転時間が長くなり、結果として電気代がかさむことがあります。
 
たとえば、外から帰ってきて部屋がかなり暑い場合は、まず冷房で室温を下げるのがおすすめです。部屋が涼しくなってから、湿気が気になる場合に除湿へ切り替えると、無理なく快適さを保ちやすくなります。
 
冷房を使うときは、設定温度を下げすぎないことも大切です。涼しくしたいからといって極端に低い温度にすると、電気代が上がりやすくなります。目安としては、体に無理のない範囲で高めの温度に設定し、扇風機やサーキュレーターを併用するとよいでしょう。空気が動くと涼しく感じやすくなり、設定温度を下げすぎずに済みます。
 

じめじめするけれど暑くない日は除湿が役立つ

雨の日や梅雨時期のように、室温はそれほど高くないのに湿気が気になる日は、除湿が役立ちます。たとえば、室温が25〜27℃くらいで、空気が重く感じるような日は、冷房より除湿のほうが快適なことがあります。冷房を使うと寒く感じる場合でも、除湿なら湿気を減らして過ごしやすくできます。
 
ただし、ここで注意したいのが再熱除湿です。肌寒くなりにくいので便利ですが、電気代は高くなる場合があります。長時間つけっぱなしにするなら、弱冷房除湿で十分か、冷房を高めの温度で使うほうがよいかを比べてみましょう。
 
見分け方が分からない場合は、取扱説明書を確認するのが確実です。説明書がない場合でも、メーカーの公式サイトで型番を検索すれば、除湿方式を調べられることがあります。毎日使う機能だからこそ、最初に一度だけ確認しておくと、余計な電気代を避けやすくなります。
 
また、除湿を効率よく使うには、部屋に湿気を入れすぎない工夫も必要です。雨の日に窓を長く開けると、外の湿った空気が入ってきます。洗濯物を室内干しする場合も湿度が上がりやすいため、換気扇や除湿機との併用を考えるとよいでしょう。
 

まとめ

エアコンの除湿は、使い方によっては冷房より電気代を抑えられることがあります。しかし、再熱除湿のように、冷房より高くなる場合もあります。そのため、「除湿は安い」と決めつけて毎日使うのではなく、その日の室温と湿度に合わせて選ぶことが大切です。
 
暑さが強い日は、まず冷房で室温を下げましょう。部屋が十分に冷えたあと、湿気が気になるなら除湿に切り替えると快適です。反対に、そこまで暑くないけれどじめじめする日は、除湿を使うと過ごしやすくなります。
 
さらに、フィルター掃除も忘れないようにしましょう。フィルターにほこりがたまると、エアコンの効きが悪くなり、余計な電気を使いやすくなります。月に1〜2回を目安に掃除しておくと、冷房も除湿も効率よく使えます。
 
「逆に高い場合もある」という話は、再熱除湿を使っている場合には当てはまります。まずは自宅のエアコンの除湿方式を確認し、暑い日は冷房、湿気だけが気になる日は除湿と使い分けましょう。少しの違いを意識するだけでも、快適さを保ちながら電気代の無駄を減らしやすくなります。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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