一人暮らしを始めた娘が「外に干すのが面倒」と、洗濯のたびに乾燥機を使っているそうです。1ヶ月の電気代はどれくらい高くなるのでしょうか?
特に洗濯乾燥機は、洗濯から乾燥までまとめて行えるため便利ですが、「毎回乾燥機能を使うと電気代はどれくらい上がるのか」と気になる人もいるでしょう。乾燥機能の電気代は、洗濯機の方式や使用頻度などによって変わります。
本記事では、ヒーター式とヒートポンプ式のドラム式洗濯乾燥機を例に、乾燥機能を使った場合の電気代を試算します。
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目次
ドラム式洗濯乾燥機には「ヒーター式」と「ヒートポンプ式」がある
ドラム式洗濯乾燥機の乾燥方式には、主に「ヒーター式」と「ヒートポンプ式」があります。ヒーター式は、ヒーターで温風を発生させて乾燥する方式で、高温で乾かしやすい一方、消費電力量が大きくなりやすい特徴があります。
一方、ヒートポンプ式は、空気中の熱を利用しながら効率的に乾燥する仕組みで、一般的にはヒーター式より電気代を抑えやすいとされています。ただし、実際の電気代は機種や洗濯物の量、使用環境などによって変わります。
ヒーター式ドラム式洗濯乾燥機で毎日乾燥すると月の電気代はどれくらい?
今回は、電力料金単価を1キロワットアワーあたり31円として試算します。
容量11キログラムのヒーター式ドラム式洗濯乾燥機については、洗濯のみの消費電力量を70ワットアワー、洗濯から乾燥までを1850ワットアワーと仮定します。この条件では、洗濯のみの電気代は1回約2.2円です。一方、乾燥まで使うと1回約57.4円となり、差額は約55円になります。
毎日1回、月30回使った場合、洗濯のみなら約65円ですが、乾燥まで使うと約1721円です。つまり、乾燥機能による上乗せは月約1655円となります。
ヒートポンプ式は一般的に電気代を抑えやすい
続いて、ヒートポンプ式でも同じ条件で試算します。
容量11キログラムのヒートポンプ式ドラム式洗濯機については、洗濯のみを68ワットアワー、洗濯から乾燥までを968ワットアワーと仮定します。この場合、洗濯のみの電気代は1回約2.1円、乾燥まで使うと約30円です。
毎日1回、月30回使用すると、洗濯のみなら約63円、乾燥まで使うと約900円となり、乾燥機能による上乗せは月約837円です。今回の条件では、ヒートポンプ式のほうが、ヒーター式より月800円程度電気代を抑えやすい結果になりました。
乾燥機能の負担は「使う回数」によっても大きく変わる
もっとも、実際の電気代は使用頻度によって大きく変わります。
今回の試算は毎日1回使用する前提ですが、2日に1回しか使わなければ負担は半分程度になります。一方で、タオル類と衣類を分けて複数回運転する場合には、さらに電気代が増える可能性があります。
また、洗濯物の量や室温、フィルターの状態などによっても消費電力量は変動します。そのため、今回の金額はあくまで目安として考えるとよいでしょう。
電気代を抑えるには「乾燥機の使い方」も重要
乾燥機能を使う場合でも、使い方を工夫することで電気代を抑えやすくなります。
例えば、洗濯物を詰め込みすぎると乾燥時間が長くなり、余分な電力を使いやすくなります。また、少量洗濯を何度も行うと、運転回数が増える分だけ電気代も上がりやすくなります。
さらに、乾燥フィルターを定期的に掃除することも重要です。ほこりがたまると乾燥効率が落ち、消費電力量が増える原因になります。天気のよい日は外干しと併用し、タオル類だけ乾燥機能を使うなど、使い分ける方法も考えられます。
まとめ
今回の条件で試算すると、洗濯から乾燥まで毎日1回使った場合の電気代は、ヒーター式で月約1721円、ヒートポンプ式で月約900円となりました。
乾燥機能は家事負担を減らせる一方、使うたびに一定の電気代がかかります。特にヒーター式は消費電力量が大きくなりやすく、使用頻度によっては月1000円以上差が出る可能性もあります。
そのため、乾燥機能を使う際は、電気代だけでなく、生活スタイルや時間短縮とのバランスを考えながら活用することが重要といえるでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
