更新日: 2019.08.20 家計の見直し

節約したいけど、楽しみも大事! そんな人はメリハリの家計管理を意識しよう

執筆者 : 新井智美

節約したいけど、楽しみも大事! そんな人はメリハリの家計管理を意識しよう
安定した企業に勤めていても、将来の収入は不透明な現代。
 
家計管理をきちんとできていることが、将来の不安を解消する第一歩と言っても過言ではありません。もちろん節約ばかりでは人生楽しくありませんから、メリハリのあるお金の使い方を心がけていきたいものです。
 
新井智美

執筆者:新井智美(あらい ともみ)

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員

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無理なく節約する秘訣その1

無理なく賢く節約する秘訣の一番に挙げられるのが、「使途不明金の削減」です。
 
月の収支を振り返ったときに「何に使ったのかわからない」など、いつの間にか財布の中のお金が減っていたりすることはないでしょうか? 家計簿をつけており、月々の収支は把握しているという方も多いでしょう。
 
しかし、「その他の出費」に振り分けられる項目が多いと、少し問題です。
 
その中身は何なのか、本当にそのときに必要なものだったのか、考えてみるようにしてください。必要であれば問題ありませんが、必要であっても、その値段が妥当なものでない場合は、今後見直す必要があると言えるでしょう。
 
はやりのカフェでのお茶会などもたまにはいいかもしれませんが、ランチに3000円もかけるのはどうでしょうか? もし、それがお付き合いで仕方なくという支出であれば、今後は余裕があるとき、もしくは年に何回か回数を決めて行くのも、ひとつの方法です。
 

無理なく節約する秘訣その2

2番目に挙げられるのは、「出費に優先順位をつける」ことです。お金の使い方に優先順位をつけるのは、時期的なものや予想外の出来事もあり、なかなか難しいものです。そのためにはまず、ご自身の生活のリズムをきちんと把握するようにしましょう。自分の今の生活に一番必要なものは何か、一度見直してみてください。
 
例えば、病気になったときの医療費は大切なものです。医療費がもったいないからと病院に行かず、悪化してしまい、結果として多くの治療費を払う羽目になるのは本末転倒です。持病があるなら、最低限その月にかかる医療費は優先するようにしましょう。
 
逆に、お付き合いの飲み会などは悩ましいものです。もし割り切れるのであれば、ある程度の予算を決め、その中で収めるようにしましょう。
 
ストレス解消のために服を買ったり、趣味にお金を使ったりする方もいますが、これもある程度予算を決め、その範囲内に収めるよう心がけてみましょう。お金のかからない趣味を作る、などの対策も必要です。
 

無理なく節約する秘訣その3

最後に挙げられるのが、「固定費の見直し」です。固定費はいったん見直すと、その効果が長く続くと言われており、節約における大きなポイントとなります。
 
固定費には家賃(住宅ローン)、車の費用、生命保険料、携帯電話使用料、有料アプリの使用料などが挙げられます。例えば車なら、毎日使うもしくは子どもが小さいので送迎に必要などの理由がなければ、手放すことを考えてもいいかもしれません。最近ではカーシェアリングが浸透してきており、毎月の駐車場代やガソリン代、さらには税金のことを考えると、そちらの方が安く済むのは確実です。
 
住宅ローンを返済中の方であれば、繰り上げ返済を行って毎月の支出を抑えることも可能です。金融機関で、ある程度のシミュレーションを行ってくれますので、それを参考にしてみるのもいいでしょう。
 
家計の節約で一番に挙げられるのは食費ですが、あまり切り詰めてもストレスになります。何より、それで体調を崩したりしては、元も子もありません。
 
家計を見直すためには、まずは何にお金を使っているのかを洗い出しましょう。そのうえで、無駄なお金がかかっているなと思われる項目については、その原因を考え、対策を練るようにしてみてください。
 
執筆者:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)