更新日: 2024.10.10 家計の見直し
2019年度も折り返し!今からでも間に合う?家計の見直しのポイントとは
執筆者:朝比奈瑞季(あさひな みずき)
日本ファイナンシャルプランナーズ協会会員 NPO法人 ら・し・さ(終活アドバイザー協会)会員
証券外務員二種 子育てマネーアドバイザー
保険会社、信託銀行での相談業務の経験がある。
子どもの中学受験、高校受験、大学受験の経験や自宅の買い替え4回の経験
母の介護やおひとり様の親戚などを近くで見る経験などを通してリアルにお話が出来ます。
目次
やっぱり意気込んでも…
「お金を貯めたい。家計簿をつけよう!」なんて意気込んでも、やっぱりこれができない人はたくさんいます。実は私もその一人です。家計簿をつければお金の管理ができている、そして貯まるという錯覚に陥っている人もいるはずです。
自分に無理な暗示をかけて、疲れることをやっているにすぎません。昔から、十人十色。10人いれば10人の考え方、やり方があっても良いと思います。お金を貯める方法についてもいろいろなやり方があっても良いのです。
とかく、お金=家計簿となりますが、毎日つけるのは面倒で大変です。そこで、家計簿をつけることが長続きしない人は、いっそのことやめてしまうのはどうでしょう?
では、どうすれば貯められるのか?
そこで、毎日毎日家計簿をつける代わりに、1ヶ月の収支の洗い出しをして無駄をしっかり把握し、カットすることが重要になってきます。
この際、季節によっても支出は大きく違う点に注意しましょう。例えば、夏は必要以上に飲み物の購入が増えますし、お盆休みなど長期の休みで外出も増えます。このように、12ヶ月の収支の洗い出しをして、無駄をカットしていきましょう。
●強い意思で貯金の目標を持つ!
また、何のために・いつまでに自分はお金を貯めるのかを考えて、しっかり目標を決めることも大切です。お金を貯めるには自分のお金に対する意識改革と、お金の悪い使い方の習慣を直すことが必要になります。
お金の悪い使い方の習慣も、生活習慣病と同じです。生活習慣病は毎日の繰り返しの悪い習慣で、体に悪い影響を与えた結果、発症します。今一度、自分と本気で向き合って考えてみましょう。
ここがポイント!! お金を使う悪い習慣とは?
私は、コーヒーが大好きです。外出先のカフェでコーヒーを飲みます。1日2回カフェに行くこともあります。習慣とはこのようなものです。では、他にお金を使ってしまう習慣にはどのようなものがあるのでしょうか?
・毎日のお酒、たばこの購入
・毎日のペットボトルの飲み物購入
・毎日の缶コーヒー購入
・コンビニの行き過ぎ
・カフェの行き過ぎ
・頻繁な飲み会などの付き合いのための飲食
・家族との頻繁な外食
・必要以上の洋服、靴、バック、化粧品の購入
・コンサートや舞台チケットの頻繁な購入
・食事以外のおやつの購入
・毎日昼の外食
・雑誌の頻繁購入
など分かっていても毎日または、頻繁に買ってしまっているものがそれです。
ここがポイント!! まだまだ、減らせる支出があるハズ!
上記の習慣以外に、以下のような定期的な支出でお金を浪費している可能性があります。減らせるものはないか、チェックしてみましょう。
・ワイシャツのクリーニング代(形状記憶などを購入し自宅で洗うのはダメか?)
・スマホの料金プラン(格安スマホではダメか?)
・サブスクリプション(定額支払いの音楽配信などの解約忘れ)
・生命保険の見直し(比較検討したことはあるか?)
・美容院、床屋の見直し(安価の所では本当にダメなのか?)
・新聞は必要か?(webニュースではダメなのか?)
・自家用車の見直し(カーシェア・レンタカーではダメか?)
・住居費は妥当か?(住宅ローンの見直しなどしたか?)
・無駄な交際費(本当にその付き合いが必要か?)
・光熱費は各社検討したか?など
また、借金とクレジットカードの使い過ぎにも注意が必要です。カードを使うならデビットカードを検討するのもよいでしょう。
まとめ
まずはついお金を浪費してしまっている習慣を改善し、支出を抑えることに力を注ぐのが一番です。「収入―支出=自由になるお金」です。この際、支出の中に貯金金額を入れて先に引いてしまうのがおすすめです。
残るお金が少ない人、全く出ない人は年収を上げることを考えるか、使うことをしないよう努力することが必要です。また、使えるお金がこれしかないということをハッキリと分かるような自分なりの方法を見つけてみましょう。
例えば、1ヶ月の食費の予算を出したら、そのお金を冷蔵庫にマグネットで止めるなどして、自分に「今月はこれしか使えない」と分からせるのも良い方法かもしれません。例えば5万円だとすると、1万円札5枚を貼り付けるといったかたちです。
無駄を見つけてお金を貯めるためには、自分と向き合い見直すことが重要です。一度見直して実践し反省して、また見直しです。この繰り返しで習慣が改善していきます。さあ、やってみましょう!
執筆者:朝比奈瑞季
日本ファイナンシャルプランナーズ協会会員 NPO法人 ら・し・さ(終活アドバイザー協会)会員