今回はSBI新生銀行で住宅ローンを検討している方に向けて、低金利以外にも知っておきたい借り換えのメリット・デメリットや注意点を解説します。SBI新生銀行で借り換えを申し込む前に、ぜひ当記事を参考に実際に使い勝手がいいのかチェックしてみてください。
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監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
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SBI新生銀行で借り換えするメリット8つ
SBI新生銀行のメリットは次のとおり8つあるので、他行の住宅ローンと比較検討する際に参考にしてみてください。
・諸費用が安い
・諸費用も借り入れ可能
・安心パックを利用可能
・借入期間は最長35年
・自分でシミュレーションできる
・転職したてでも申し込める
・団信がついてくる
・審査は1回のみでスピーディー
ではそれぞれのメリットについて、詳しくみていきましょう。
事務手数料などの諸費用が低い
SBI新生銀行では借入金額が多い少ないにかかわらず一定金額を支払う、定額型の事務取扱手数料を用意しています。
借入金額が1千万円でも、5千万円でも、定額型なら事務取扱手数料は5.5万円からです。5.5万円のほか、11万円や16万5千円の事務取扱手数料があり、それぞれ異なる付帯サービスを利用できます。
ほかにも保証料は原則0円、団信料0円、1円以上1円単位でできる一部繰上返済にかかる手数料0円と、SBI新生銀行の借り換えはおトク感があるのが特徴です。
借り換えに伴う諸費用も合わせて借り入れ可能
SBI新生銀行で借り換えするメリットは、諸費用も合わせて借り入れできる点です。審査結果によっては、希望金額を借り入れできない場合もあります。
しかし一部でも借り入れできれば、手持ちの資金を減らさずに済むので便利です。
安心パックを利用できる
SBI新生銀行の住宅ローンに借り換えすると、「安心パック」と呼ばれるオプションを利用できます。安心パックとは、長期にわたる返済期間中に起きるかもしれない「まさか」の事態に備えるサービス・特約のことです。
定額型の事務取扱手数料の付帯サービスとして利用できる安心パックには3種類あります。組み合わせて利用できるサービス・特約は、次の5つです。
・コントロール返済(収入・支出が変動したときは、繰上返済で返済期間を短縮した分だけ元本の返済を休める)
・安心保障付団信(公的介護保険制度 要介護3以上、または所定の要介護状態になった時に保障を受けられる)
・病児保育サービス(回数・地域限定で病気の子どもを専門スタッフに預かってもらえる)
・家事代行サービス(回数・地域限定で料理・掃除・選択などの家事を依頼できる)
・自然災害時債務免除特約(自然災害により自宅が罹災した場合、最大24回分まで住宅ローン返済の免除を受けられる)
借入期間を最長35年まで延ばせる
SBI新生銀行で借り換えする際には、他行で借り入れた住宅ローンの借入期間を35年まで延長して申し込むことが可能です。ただし完済時の年齢は80歳未満と決められている点や、審査の結果、希望どおりに延長できない場合もあります。
毎月の住宅ローン返済額を抑えたい方にとって、メリットと言えるでしょう。ただし期間を長くしすぎると、返済総額が膨らみすぎるので注意してください。
借り換えメリットを事前にシミュレーションできる
借り換えを決断する前に、シミュレーションで実際にどの程度おトクになるのかメリットを算出しておくことが大切です。低金利でも諸費用が高い場合には、借り換え後の方が支払金額が増えることもありえます。
SBI新生銀行では「借り換えメリットシミュレーション」を提供しており、入力する内容は次の3つのパートからなります。
1.借入金額
2.金利(変動や固定など)
3.毎月/ボーナス返済(ボーナス返済の有無)
借り換えメリットシミュレーションでは、借り換えメリットの具体的な概算や、事務取扱手数料など諸費用についても確認できます。
SBI新生銀行のシミュレーションツールはとても充実しているので、ぜひ一度試してみてください。
転職したばかりでも申し込み可能
転職したてでも、SBI新生銀行なら借り換えに申し込める点もメリットです。この場合、申込書に転職歴について詳しく記入してください。さらに所得証明書類の他にも、現勤務先での年収見込証明書を提出します。
年収見込証明書とは、事業所印のある次のような書類のことです。
・年収記載の雇用契約書
・年収記載の採用通知書
・給与明細書
連帯保証人は原則不要! 団信がついてくる
SBI新生銀行では、連帯保証人も保証金も不要です。ただし次のようなケースでは、連帯保証人が必要になります。
・ペアローン(2つの住宅ローン契約、物件を2人で共有)
・収入合算(1つの住宅ローン契約、団信加入は申込人のみ)
・永住許可を有しない場合
住宅ローン利用者の誰もが支払うことになる事務取扱手数料に、団信がついてくるのもメリットです。
仮審査なし!審査は1回でOK
SBI新生銀行で借り換えするメリットは、スピーディーだという点です。審査は1回で済みます。
住宅ローンの借り換えでも審査は実施されるため、手続きに時間がかかるものです。仮審査を設けている金融機関を選ぶと、さらに時間がかかります。
SBI新生銀行のように、1回でスピーディーに審査を進める金融機関は珍しいことを知っておきましょう。
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ただし、審査の結果保証会社をご利用いただく場合は「保証付金利プラン」となり、金利タイプをご選択いただけません。
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金利タイプを組合わせてお借入れいただくことができるミックス(金利タイプ数2本)もご用意しています。 お申込みの際にご決定いただきます。
※ただし、審査の結果金利プランが保証付金利プランとなる場合、ミックスはご利用いただけません。
※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます
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SBI新生銀行で借り換えするデメリット・注意点を解説
ここでは住宅ローンをSBI新生銀行で借り換えする際に知っておきたい、デメリットや注意点を解説します。
SBI新生銀行の住宅ローンでは「5年ルール」と「125%ルール」を採用していない点は、適用利率が急上昇した場合に備えて、借り換え前に必ず把握しておきましょう。
2種類の事務取扱手数料がSBI新生銀行では用意されています。この2種類の違いも、借り換え前にぜひおさえておきたい点です。では、それぞれのポイントについてみていきましょう。
5年ルール、125%ルールが適用されない
SBI新生銀行に借り換えを検討している方が知っておくべき注意点は、5年ルールと125%ルールが採用されていない点です。つまり適用利率が変更になると、月々やボーナス時の返済額に反映されます。返済額は適用利率によって上下するため、変更幅に上限も下限もありません。
5年ルールでは、金利の変動があっても5年間にわたり返済額を一定としています。金利が大きく上昇した場合を考えると、5年ルールの方がメリットがあるようにみえます。さらに金利を見直す6年目以降、返済額の変動は125%という上限があり家計へのダメージを最小限に抑えることが可能です。
これではSBI新生銀行の住宅ローンは、金利上昇に対してデメリットが大きいようにみえます。しかし「5年ルール」「125%ルール」が適用されても、されなくても返済総額は変わらないことも知っておきましょう。
「5年ルール」「125%ルール」が適用される住宅ローンの場合、返済期間の終盤で上昇した金利分の差額の支払いを求められるからです。
変動フォーカスの事務手数料は高く設定されている
SBI新生銀行の住宅ローンの中には「変動金利(半年型)タイプ<変動フォーカス>」という低金利で知られる商品があります。SBI新生銀行では、2種類の変動金利を取り扱っているため、借り換えの際には注意深く比較しましょう。
SBI新生銀行では、事務取扱手数料も定額型と定率型の2種類が用意されています。変動フォーカスは、定率型が適用されるので注意してください。変動フォーカスの事務取扱手数料は、借入金額×2.2%(税込)で算出されます。
一方「変動金利(半年型)タイプ」は、定額型なので借入金額にかかわらず事務取扱手数料は一定です。一般団信のみついていたら十分だという方は、5.5万円の支払いで済みます。
SBI新生銀行で借り換えする流れ
SBI新生銀行に申込書を提出してから、実際に借り換えできるまで約1ヶ月半かかります。ここでは、借り換えまでの流れをみていきましょう。
- 1.借り換え審査の申し込み
- 2.SBI新生銀行から必要書類の案内あり
- 3.審査に必要な書類の提出
- 4.郵送あるいは電話で審査結果の案内
- 5.電話でSBI新生銀行担当者と契約内容を打ち合わせし確定
- 6.電子契約サービスにて、契約手続き
- 7.現在契約・返済中の住宅ローンの完済手続き日(SBI新生銀行の借り入れ日)
- 8.SBI新生銀行指定の司法書士立会いのもと、抵当権抹消書類を当該金融機関で受領
費用負担を抑えながら安心も手に入れよう
SBI新生銀行の住宅ローンで借り換えすると、繰上返済手数料0円になるなど諸費用を低く抑えられます。オプションで安心パックをつけて、不測の事態に備えることも可能です。さらに本支店を構えているため、安心感も得られます。
「5年ルール」と「125%ルール」を採用していない点や、定率型の事務取扱料が変動フォーカスに適用される点などを事前に把握しておきましょう。
SBI新生銀行で借り換えするかどうか検討する際に、当記事を参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
監修:新井智美
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
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※金利プランは「当初期間引下げプラン」「全期間引下げプラン」の2種類からお選びいただけます。
ただし、審査の結果保証会社をご利用いただく場合は「保証付金利プラン」となり、金利タイプをご選択いただけません。
※固定金利特約は2年、3年、5年、10年、15年、20年、30年、35年からお選びいただけます(保証付金利プランとなる場合は、3年、5年、10年に限定されます)。
金利タイプを組合わせてお借入れいただくことができるミックス(金利タイプ数2本)もご用意しています。 お申込みの際にご決定いただきます。
※ただし、審査の結果金利プランが保証付金利プランとなる場合、ミックスはご利用いただけません。
※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます
・変動金利について
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※1借入期間を35年超でお借り入れいただく場合は、ご利用いただく住宅ローン金利に年0.15%が上乗せとなります。