更新日: 2022.02.14 年収

工場勤務の正社員30代の平均年収はどれくらい?

工場勤務の正社員30代の平均年収はどれくらい?
「工場勤務」ときくと、現場仕事で収入はそれほど多くない、というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。実際には、工場勤務者を含む製造業の正社員の年収は、30代後半で日本の平均年収を超えます。
 
ここでは、工場勤務の30代正社員にスポットを当て、全体の平均年収、学歴・会社規模別の平均年収を紹介するとともに、他業種の平均年収とも比較します。工場勤務30代正社員の収入事情を知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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工場勤務の正社員の年代別平均年収

 
厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」の結果によると、工場などで勤務する製造業従事者のうち、正社員の年代別平均年収は図表1のとおりです。
※本記事内の平均年収はすべて、決まって支給する現金給与額×12ヶ月に年間賞与その他特別給与額を加えた概算値です。
 
【図表1】

男性 女性
19歳以下 252万8000円 232万3000円 246万5700円
20代前半 332万2400円 291万5500円 320万6200円
20代後半 408万9800円 339万6500円 393万1900円
30代前半 469万7300円 371万8700円 451万9100円
30代後半 538万4900円 397万6700円 514万8000円
40代前半 585万5000円 409万7000円 551万8400円
40代後半 635万9100円 431万500円 594万8000円
50代前半 701万800円 440万2500円 651万3300円
50代後半 714万円 413万6600円 664万3500円
60代前半 488万800円 288万7100円 451万1200円
60代後半 382万900円 265万6500円 356万800円
70歳以上 342万5200円 255万700円 321万6000円

 
男性は年齢とともに平均年収が上がり、50代後半でピークを迎えます。30代の平均年収は前半が469万7300円、後半では大きく上がり、538万4900円です。前半では日本の正社員の平均年収496万円に届きませんが、後半では大きく上回ります。
 
女性も年齢とともに平均年収が上がりますが、上がり方は男性と比べて緩やかで、ピークは50代前半です。30代の平均年収は前半が371万8700円、後半が397万6700円で、いずれも男性と比べて低く、日本の正社員の平均年収も大幅に下回ります。
 

工場勤務の正社員30代の学歴や勤務先規模による年収の違い

 
工場などで勤務する製造業従事者の年収は、学歴や勤務先の規模に左右されます。30代正社員の最終学歴、勤務先の従業員規模別の平均年収は、図表2のとおりです。
 
【図表2】

    

30代前半 30代後半
従業員1000人以上 100人以上1000人未満 10人以上100人未満 従業員1000人以上 100人以上1000人未満 10人以上100人未満
中学校 458万7500円 404万9700円 328万5800円 531万100円 447万1400円 390万6400円
高等学校 513万4500円 419万7000円 358万5600円 589万9000円 459万2300円 395万6500円
専門学校 450万3000円 405万700円 353万5500円 562万8900円 437万6700円 409万2700円
高専・短大 565万7900円 421万700円 348万4900円 653万4200円 447万5800円 382万6200円
大学 571万4300円 456万8800円 394万7300円 709万3600円 523万9800円 444万4700円
大学院 653万8100円 503万2200円 450万700円 822万4900円 635万2700円 480万5800円

 
どの学歴でも、従業員規模の大きい会社のほうが高い平均年収です。同じ大卒の30代後半でも、従業員1000人以上の会社と10人以上100人未満の会社では、平均年収に250万円以上の開きがあります。
 
製造業で働くなら、できるだけ規模の大きい会社を選ぶほうが、給与の面では待遇が良いといえるでしょう。
 
また、どの会社規模でも、学歴が上がるほど平均年収は高い傾向にあります。
 

工場勤務の30代正社員の平均年収は他の業種と比べて低い? 高い?

 
製造業の30代正社員の平均年収は、前半が約452万円、後半が約515万円です。他の業種の平均年収を、図表3で見てみましょう。
 
【図表3】 

建設業 情報通信業 運輸業・郵便業 卸売業・小売業 金融業・保険業 宿泊業、飲食サービス業 生活関連サービス業、娯楽業 医療・福祉
30代前半 491万1000円 528万7400円 459万3100円 455万1300円 559万7400円 366万5500円 398万9200円 427万8900円
30代後半 540万7800円 613万2000円 492万4300円 510万3800円 657万4300円 409万5600円 447万8400円 458万8600円

 
製造業の30代正社員の平均年収は、建設業や情報通信業、金融業・保険業などと比べると低く、運輸業・郵便業、卸売業・小売業と同程度の水準です。また、宿泊業・飲食サービス業、生活関連サービス業・娯楽業、医療・福祉などサービス系の業種と比べると、高い年収が望めるでしょう。
 

工場勤務の30代正社員の平均年収は学歴や勤務先で大きく変わる

 
工場勤務など製造業で働く30代正社員の平均年収は、前半では日本の正社員の平均年収より低く、後半ではやや高い数字です。
 
しかし、製造業の平均年収は、学歴や勤務先で大きく変わります。大卒以上の学歴で、従業員1000人以上の会社に勤めれば、30代で800万円以上の高年収も実現可能です。製造業で高収入をめざすなら、将来を見据えた進路選び、会社選びがカギとなるでしょう。
 
出典
令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概況|厚生労働省
(雇用形態別 第1表  雇用形態、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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