更新日: 2022.05.24 年収

【情報収集・分析の最高峰】内閣情報官の仕事って? 役割や年収を解説

執筆者 : 古田靖昭

【情報収集・分析の最高峰】内閣情報官の仕事って? 役割や年収を解説
内閣情報官は、内閣情報調査室の長であり、内閣の重要政策に関する情報の収集と分析などがおもな仕事です。警察官僚が担当し、国家公務員総合職試験に合格したいわゆるキャリア官庁から就任します。
 
本記事では、内閣情報官の仕事内容や役割、年収について解説します。
古田靖昭

執筆者:古田靖昭()

二級ファイナンシャルプランニング技能士

内閣情報官の仕事

内閣情報官の役割は、政府の情報収集活動の統括や、内閣総理大臣への定例報告、国家安全保障会議に参加して情報提供を担当します。また、内閣官房にある情報機関である内閣情報調査室では、オシントとヒューミント、イミントという手法を用いて情報収集を行います。
 
オシント(Osint:Open Source Intelligenceの略)とは、新聞や雑誌、テレビ、Web情報、出版物などの公開されている情報を収集することです。ヒューミント(Humint:Human Intelligenceの略)は、国内外のさまざまな人からの情報収集になります。イミント(Imint:Imagery Intelligenceの略)は、内閣情報調査室内にある内閣衛星情報センターが管理する情報収集衛星を使って情報収集を行います。
 
集められた情報やデータを元にして、内閣情報調査室で分析された情報を内閣総理大臣へ報告したり、国家安全保障会議への情報提供を行ったりします。つまり、情報収集と分析を行う機関となります。
 
内閣情報調査室の職員は、警察庁を始めとする各省庁からの出向者が多く所属しており、内閣情報官は警察官僚のポストにもなっています。
 

内閣情報官の年収

内閣情報官は、国家公務員の特別職に該当し、同等の官職として内閣官房副長官補、内閣総理大臣補佐官、式部官長などがいます。年収は、俸給月額と地域手当、期末手当に絞って図表1にて算出しています。
 
【図表1】

図表1

※1 地域手当はその地域の物価に応じた手当のことで、東京の場合俸給月額の20%分が支給されます。
※2 期末手当はいわゆるボーナスのことで、特別職の場合俸給月額の3.25ヶ月分が支給されます。
 
内閣情報官の年収を計算すると、2455万7500円になります。
 

内閣情報官になる方法

内閣情報官は、警察官僚のポストであり、いわゆる公安警察出身者が就任しています。公安警察とは、警察庁警備局が指揮をとる警察の一部門のことです。主にテロや、暴力革命による政府への転覆、政府への影響力工作、産業スパイなどを未然に防ぎます。公安警察の仕事は、内閣情報調査室の仕事と親和性が高いことも特徴です。
 
内閣情報官になるには、国家公務員総合職試験に合格して、警察庁に入庁する必要があります。入庁してからは、公安警察として警察庁警備局に関わる役職などを経験し、部長職や局長職などを経験すると、内閣官房に出向して内閣情報官に就任する可能性があるでしょう。
 

出典

e-Gov法令検索 内閣法
内閣官房 内閣情報調査室 令和4年度採用パンフレット
戦略検討フォーラム ビジネスにおけるリスクの早期警戒とインテリジェンスの役割
e-Gov法令検索 特別職の職員の給与に関する法律
内閣官房 国家公務員の給与(令和4年版)
人事院 国家公務員の諸手当の概要
内閣官房 特別職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律(令和4年法律第18号)の概要
 
執筆者:古田靖昭
二級ファイナンシャルプランニング技能士

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