更新日: 2023.07.31 年収

高所得者ほど「副業」でも稼いでる? 世帯年収1000万円層の稼ぎ方とは

高所得者ほど「副業」でも稼いでる? 世帯年収1000万円層の稼ぎ方とは
「株式会社フォーイット」による「副業」に関するアンケートでは、高所得者ほど副業を行っているとの結果が出ました。なぜ副業をしているのか、疑問に思うかもしれません。実は、世帯年収1000万円を超える高所得者たちは、主な収入源だけでなく、副業でもしっかりと収益を上げている傾向にあります。
 
本記事では、高所得者たちがどのように副業で稼いでいるのか、副業を成功させるポイントを解説します。副業で収入を得るコツをチェックして、より豊かな生活を実現するヒントにしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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世帯年収と副業の関係

世帯年収と副業は一見関係なさそうですが、「株式会社フォーイット」が行った調査「副業での最高月収に関するアンケート」を確認すると興味深い関連性があります。
 
調査によると、世帯年収1001万円以上の層の中で、副業の最高月収が30万円以上の人は24.4%です。世帯年収500万円以下の層での3%未満や、501万円から1000万円の層での4%と比較すると明らかに高い割合です。
 
また、「収益は出ていない」という人の割合は世帯年収が高くなるほど減少しており、これは高所得者ほど副業による収益を、効率的に上げる能力を持っていることが分かります。
 

世帯年収1000万円層の割合

日本の世帯年収を見てみると、年収が1000万円以上という高所得世帯は全体の16.2%程度です。2021年の1世帯あたりの平均所得は545.7万円であり、中央値は423万円です。これらの数字から見て、中央値の423万円が一般的な世帯年収とされています。
 
ここでいう「所得」とは、勤務先からの給料・賃金・賞与の合計であり、税金や社会保険料も含みます。そのため、年収1000万円の手取りは700〜800万円程度、年収423万円の手取りは300万円台です。
 
1000万円以上という世帯年収は、一般的な世帯年収と比較すると高所得ですが、実際の手取りと額はさほど多くないというのも事実です。
 

高所得者はどんな副業をしている?

高所得者がどのような副業に取り組んでいるかを見てみると、アフィリエイト、投資(株式、不動産、仮想通貨など)、プログラミングなどが挙げられます。これらの副業は収益を拡大しやすく、知見を蓄積しながら中長期で行うことができる副業といっていいでしょう。
 
世帯年収1001万円以上の層で収益を上げた人が多いという調査結果もあります。また、コンサルティングや専門スキルの提供、接客、ライティング、動画編集などの副業もよく選ばれています。副業で安定した収益を上げ続けるには継続的な努力が必要ですので、高所得者ほど、そのような努力を続けているといえるでしょう。
 

副業を成功させるためのポイント

副業を成功させるためには、まず自分の興味、専門知識、利用可能な時間、期待する利益を考慮して、取り組む領域や内容を選ぶことが重要です。例えば、現有のスキルを活用できる仕事を選べば、短期間での成果が期待できます。また、新しいスキルを習得することが目的なら、興味を持つ分野に沿った副業が最適です。
 
副業と本業のバランスを取るためには、タイムマネジメントが重要となります。限られた時間を効率的に活用し、両者を両立させることが求められます。
 
さらに、ネットワークの活用とスキルの習得も副業成功のカギです。関連するコミュニティや学習環境に参加して、新たな知識を得たり、他者と情報交換を行うことは、副業の成果に直結します。
 

世帯年収が高い層ほど副業をしている率が高い!

世帯年収が1001万円以上の層では、世帯年収が低い層に比べて副業を行っている人の割合が高く、副業における収入も高い傾向にあります。副業の選択肢は多種多様で、興味やスキル、時間的な制約などに応じて選択可能です。
 
また、副業成功のカギは、適切なタイムマネジメントと、自身のスキルアップ、ネットワークの活用にあると言えます。これらを踏まえ、自身に最適な副業を見つけて収入源を増やすことで、より豊かな生活につながるでしょう。
 

出典

厚生労働省 Ⅱ 各種世帯の所得等の状況

株式会社フォーイット afb 副業での最高月収「30万円以上」は6.6%!世帯年収別で取り組む副業にも差が出る結果に

協会けんぽ 令和3年3月分(4月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表

日本年金機構 令和2年9月分(10月納付分)からの厚生年金保険料額表(令和5年度版)

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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