更新日: 2024.06.11 年収

「年収1000万円」は高給取りのイメージですが、実際に日本で稼いでいる人はどれくらいですか? 1000万円を稼ぐポイントも解説

「年収1000万円」は高給取りのイメージですが、実際に日本で稼いでいる人はどれくらいですか? 1000万円を稼ぐポイントも解説
高給取りと聞くと「年収1000万円」をイメージする人も多く、大企業の役員クラスや経営者などを思い浮かべるかもしれません。年収1000万円は、日本の給与所得者の平均年収の倍以上です。日本全体を見ても実際に年収1000万円を稼いでいる人は少なく、全労働者から見て希少な存在といえます。
 
本記事では、年収1000万円を稼いでいる人の割合に加えて、年収1000万円を稼ぐポイントなどについて解説するので参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

年収1000万円を稼いでいる人は給与所得者全体の5%と少ない

高給取りの基準としてイメージされる年収1000万円は、多くの人が憧れている年収ラインともいえるでしょう。しかし、給与所得者全体から見ると年収1000万円を超えている人はかなり少なく、全体の5%程度になります。
 
令和4年分の日本の給与所得者の平均年収は458万円なので、年収1000万円は平均の倍以上です。各年収の割合については、図表1のとおりです。
 
図表1

平成30年分 令和元年分 令和2年分 令和3年分 令和4年分
100万円以下 8.3% 8.7% 8.7% 8.3% 7.8%
100万円超
200万円以下
13.7% 14.0% 13.6% 13.2% 12.7%
200万円超
300万円以下
14.9% 15.0% 15.3% 14.6% 14.1%
300万円超
400万円以下
17.2% 16.7% 17.1% 17.1% 16.5%
400万円超
500万円以下
14.8% 14.4% 14.4% 14.9% 15.3%
500万円超
600万円以下
10.3% 10.1% 10.2% 10.5% 10.9%
600万円超
700万円以下
6.7% 6.5% 6.6% 6.8% 6.9%
700万円超
800万円以下
4.4% 4.5% 4.6% 4.8% 4.8%
800万円超
900万円以下
2.9% 3.0% 2.9% 3.0% 3.3%
900万円超
1000万円以下
1.9% 2.0% 1.9% 1.9% 2.2%
1000万円超 5.0% 5.1% 4.7% 5.0% 5.4%

国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査を基に作成
 
年収1000万円超はどの年を見ても5%前後で、20人中1人程度の割合です。このように割合から見ると1000万円以上を稼いでいる人は少なく、高給取りといっても差し支えないでしょう。1500万円以上や、2000万円以上になるとさらに割合が減っていきます。
 

公式サイトで申し込み

【PR】みずほ銀行カードローン

mizuho

おすすめポイント

・<金利年2.0%~14.0%
・ご利用限度額は10万円から最大800万円
・さらに入会金・年会費は無料!24時間、WEB申込受付中!

融資上限額 金利 審査時間
最大800万円 年2.0%~14.0%※1 最短当日
融資まで 来店
最短当日 -
※1 住宅ローンのご利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。

年収1000万円を稼ぐポイントとは?

年収1000万円を稼ぎたいと考えているならポイントを押さえて、自分がどのような行動をすればいいか考えることが大切です。
 
例えば、現在働いている会社の役員クラスが年収1000万円を超えているなら、業務成績を向上させて出世を狙うのがおすすめといえます。一方で現在働いている会社の役員クラスでも年収が1000万円に届かないなら、転職や副業も視野に入れて考えなければなりません。
 
どの方法を選択するべきかはそれぞれが置かれている状況で異なるため、まずは自分の状況について把握することが大切です。また、転職や副業をするには時間の確保も求められるので、ライフスタイルを見直すことも必要になります。ただし、転職や副業が必ず成功するわけではなく、ある程度のリスクも覚悟をしなければならない点には注意しましょう。
 

まとめ

年収1000万円は高給取りの1つのラインとして考えられており、給与所得者全体の割合を見ても5%前後とハードルは高いといえます。大企業などに勤めているなら役員クラスになれば可能性もありますが、一般的な企業ではなかなか年収1000万円は超えられないでしょう。
 
どうしても年収1000万円を目指したいと考えているのであれば、転職や副業も視野に入れて考えてみてください。
 

出典

国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
townlife-banner
ライターさん募集