子どもが4人いて「専業主婦」のママ友が羨ましい!子どもが4人いる世帯の年収ってどのくらい?
配信日: 2025.02.21

そこで今回は、子どもが4人いる家庭の平均支出から、片働きの配偶者の年収を予想してみました。子ども一人あたりの教育費もご紹介しますので、参考にしてください。

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子どもが4人いるママ友は専業主婦! 配偶者の稼ぎはどれくらい?
総務省統計局の「家計調査/家計収支編(2023年)」を基に、6人以上の世帯のうち勤労世帯(うち世帯主が60歳未満)の支出をまとめると、以下の通りです。
・実支出:44万6746円
・消費支出:34万4404円
同調査から6人以上の家庭では、年間で536万952円(消費支出:413万2848円)の支出があることが分かります。家族構成の詳細は不明で、子どもが4人いる家庭であるとは限りませんが、生活費の目安にできるでしょう。
収入に関しては、勤め先収入が55万3895円となっていて、ママ友が専業主婦であれば配偶者はこれだけの金額を一人で稼いでいることが考えられます。勤め先収入を年収に換算すると664万6740円です。
生活レベルは各家庭によって異なり、子どもが通う学校が公立か私立か、大学進学の有無などによっても、必要な収入は異なるでしょう。子どもを私立学校に通わせている場合は、年収がさらに高い可能性もあります。
4人の子どもの教育費を予想
子育て世代にとって、子どもの教育費は家計に大きな負担となる出費の一つです。文部科学省が公表している「令和5年度子供の学習費調査の結果を公表します」によると、各種学校の1年間にかかる学習費総額は表1の通りです。
表1
学校 | 公立 | 私立 |
---|---|---|
幼稚園 | 18万4646円 | 34万7338円 |
小学校 | 33万6265円 | 182万8112円 |
中学校 | 54万2475円 | 156万359円 |
高等学校 | 59万7752円 | 103万283円 |
出典:文部科学省「令和5年度子供の学習費調査の結果を公表します」を基に筆者作成
子ども一人あたりの教育費については、幼稚園から高等学校卒業までの15年間ですべて公立に通う場合は596万円、すべて私立に通う場合は1976万円と推測されます。子どもが4人いると、2384万円~7904万円の教育費を用意する必要があります。
年間の教育費を計算してみましょう。例えば小学生の子どもが2人、中学生と高校生の子どもが一人ずつと仮定すると、全員が公立学校であれば181万2757円です。全員が私立学校の場合は、年間で624万6866円の教育費がかかります。
子ども4人の教育費が年間で年収と同じ、またはそれ以上になる時期も予想されることから、教育費を計画的に貯めておかなければならないでしょう。子どもの大学進学を検討している家庭では、さらに高額な教育費の捻出が必要です。
今は専業主婦をしているママ友ですが、子どもの進学先や配偶者の年収によっては、働き始める可能性も考えられます。
平均収入に基づくと、子どもが4人いる世帯の年収は664万6740円以上と考えられる
子どもが4人いて専業主婦をしているママ友のケースでは、6人以上の世帯の平均収入から考えると、配偶者の年収が664万6740円以上であると予想できます。上記調査によって平均支出については、年間で536万952円(消費支出:413万2848円)が平均的であることが分かりました。
子どもがいると教育費は大きな出費になります。子どもの年齢にもよりますが、小学生が2人、中学生と高校生が1人ずつと仮定すると、公立か私立かによって教育費だけでも年間181万2757円~624万6866円かかると計算できます。
子どもが大学に進学すると、さらに教育費は膨らむでしょう。子育て世代では、年収を稼ぐことに加えて計画的な貯蓄も大切なポイントです。
出典
総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat)家計調査/家計収支編(2023年) 二人以上の世帯 詳細結果表 表番号3-1
文部科学省 報道発表 令和5年度子供の学習費調査の結果を公表します
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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