夫は国家公務員で年収が600万円を超えていますが「大企業のサラリーマン」とは年収にどれだけの差があるでしょうか? 「平均年収」を教えて下さい!

配信日: 2025.04.18 更新日: 2025.10.21
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夫は国家公務員で年収が600万円を超えていますが「大企業のサラリーマン」とは年収にどれだけの差があるでしょうか? 「平均年収」を教えて下さい!
大企業のサラリーマンと国家公務員、どちらも安定した職業というイメージがありますが、実際の平均年収にはどのような差があるのでしょうか。
 
本記事では、大企業に勤めるサラリーマンと国家公務員の平均年収や、それぞれの特徴などについて紹介します。
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大企業のサラリーマンの平均年収

国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-」によると、企業規模1000人以上の大企業に勤務するサラリーマンの平均年収は約527万円です。また、上場企業に勤務する正社員の平均年収は、700万円を超えているともいわれています。
 
ただし、これらは賞与や手当を含む数値です。また働いている業界や職種などによっても異なる可能性があるため、あくまで参考程度にしてください。
 

国家公務員の平均年収

次に、国家公務員の平均年収について紹介します。令和6年に人事院が行った調査によると、国家公務員の平均年収は約684万円です。
 
なお、この金額はあくまで全職種・全年代を通した平均であり、具体的な年齢や職種によって異なる可能性があります。表1で人事院の発表をもとに国家公務員のモデル給与例をまとめました。
 
表1

職種 月額給与 年間給与 備考
総合職大卒新卒 約37万円 約570万円 ※行(一)2級1号俸の場
一般職大卒 約36万円 約550万円 ※行(一)1級25号俸の場合
係長級 約47万円 約730万円 ※行(一)3級24号俸の場合
課長補佐級 約59万円 約930万円 ※行(一)6級1号俸の場合
一般職・大卒 約32万円 約500万円 ※行(一)1級25号俸の場合
一般職・高卒 約28万円 約430万円 ※行(一)1級5号俸の場合
係長級 約44万円 約700万円 ※行(一)3級40号俸の場合
課長級(地方機関) 約51万円 約830万円 ※行(一)4級57号俸の場合

※人事院「国家公務員の給与制度の概要」を基に筆者作成
 
国家公務員の給与には基本給のほか、扶養手当や地域手当、住居手当、期末・勤勉手当(賞与)が含まれています。
 
また、年功序列的な昇給制度があるため、勤続年数が長くなるほど安定した収入を得られる可能性があるのが特徴とされています。
 

大企業のサラリーマンと国家公務員、それぞれの特徴

国家公務員は景気に左右されにくく、安定した収入を得られる可能性があります。大企業のサラリーマンは景気や業績によって賞与が大きく変動することがあり、国家公務員と比較すると不安定な場合もあるといえるでしょう。
 
また昇給制度では、国家公務員は年功序列型の昇給制度が採用されており、勤続年数が長いほど有利になる傾向があります。
 
一方、近年大企業では実力主義で給与を決める仕組みを取り入れるところもあり、成果次第で大きな昇給が期待できることもあるようです。
 

大企業も国家公務員も安定した収入が見込める職業

国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-」によると、企業規模1000人以上の大企業に勤務するサラリーマンの平均年収は約527万円です。国家公務員の平均年収に関しては、人事院の調査によると、約684万円とされています。
 
大企業のサラリーマンと国家公務員の平均年収を比較した場合、どちらも国内の給与水準から見ても、安定した高い収入を得ている可能性があるといえるでしょう。
 

出典

国税庁 令和5年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-
人事院 令和6年国家公務員給与等実態調査の結果
人事院 国家公務員の給与制度の概要
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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