民間企業で「ボーナス30万円支給」でしたが、国家公務員の友人は「70万円以上もらったから、海外旅行に行く」とのこと。私は生活費に消えてしまうのですが、こんなに格差があるのでしょうか?
国家公務員と民間企業で、ボーナスの金額はどの程度違うものなのでしょうか。本記事で詳しく解説します。
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目次
国家公務員行政職の「冬のボーナス」は“平均74万6100円”
令和7年12月10日に、内閣官房内閣人事局が、一般職国家公務員(管理職を除く行政職職員)の冬のボーナス(令和7年12月期の期末・勤勉手当)の平均支給額(成績標準者)を約70万2200円と発表しました。
また、令和7年12月8日に国会に提出された、「一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案」が成立したため、半期0.025月分の支給月数の引き上げを2025年4月から遡及適用する運びとなり、12月期のボーナスの平均支給額は俸給額および支給月数の増加分が加味され、昨年同期に比べ約3.3%増の約74万6100円となりました。
民間企業の「冬のボーナス」は“平均50万6547円”
株式会社DONUTSが発表した「冬季賞与・冬のボーナスに関する実態」によると、平均支給額は前年50万2657円から微増の「50万6547円」とのことでした。
掲題のように金額に開きを感じる結果ではありますが、国家公務員のボーナスは民間企業の給与動向を考慮した上で引き上げがなされるため、物価高状況のなか、国家公務員・民間企業ともに上昇傾向にあることは前向きに捉えていいのかもしれません。
ボーナスの使い道は「旅行・レジャー」「生活費の補填」「趣味・娯楽」が多い
パーソルキャリア株式会社の運営する転職サービス「doda」が実施した「ボーナス平均支給額の実態調査【最新版】(冬・夏、年代別、職種別の賞与)」によると、20代~50代のボーナスの使い道の最多は「旅行・レジャー」で41.1%、2位が「生活費の補填(ほてん)」で30.6%、3位は「趣味・娯楽」で29.9%と続きます。
図表1に、全体の使い道ベスト3の年代別割合をまとめました。
図表1
| 使い道 | 全体 | 年代 | |||
|---|---|---|---|---|---|
| 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | ||
| 旅行・レジャー | 41.1% | 48.2% | 44.7% | 39.0% | 36.7% |
| 生活費の補填 | 30.6% | 19.8% | 24.9% | 32.1% | 38.8% |
| 趣味・娯楽 | 29.9% | 35.6% | 35.6% | 27.4% | 25.0% |
筆者作成
図表1を見る限り、「旅行・レジャー」「趣味・娯楽」「生活費の補填」を比較すると、年代が上がるにつれ割合が逆転する現象が起きていることが分かります。この結果から、そもそもボーナスが生活費の補填に回る原因は金額差ではない、といえるかもしれません。
まとめ
本記事はボーナスが支給されることが前提でしたが、支給されない中小企業も多く存在します。また、非正規雇用の全労働者の年間ボーナスは、平均で12万円という結果もあります。
確かに国家公務員と民間企業でボーナスに金額差はありそうですが、決められた額のなかで生活を楽しむ意識が大切ではないでしょうか。
出典
内閣官房内閣人事局 令和7年12月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給
株式会社DONUTS 冬季賞与に関する実態調査
パーソルキャリア株式会社 doda ボーナス平均支給額の実態調査【最新版】(冬・夏、年代別、職種別の賞与)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
