「地方公務員」と「国家公務員」生涯年収はどのくらい?仕事内容はどう違う?
本記事では、地方公務員と国家公務員それぞれの生涯年収の目安をご紹介するとともに、仕事内容の違いについてもまとめています。
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目次
地方公務員の生涯年収目安
総務省の「令和6年地方公務員給与の実態」によると、地方公務員の年齢別平均給与月額は表1の通りです。
また今回は一例として、令和6年度に東京都で支給された期末手当と勤勉手当の金額を平均給与月額に合計し、平均年収を計算しています。
表1
| 年齢 | 平均給与月額 | 期末手当+勤勉手当 | 平均年収 |
|---|---|---|---|
| 20~23歳 | 24万3112円 | 約113万471円 | 約404万7815円 |
| 24~27歳 | 28万3901円 | 約132万140円 | 約472万6952円 |
| 28~31歳 | 31万6195円 | 約147万307円 | 約526万4647円 |
| 32~35歳 | 34万7365円 | 約161万5247円 | 約578万3627円 |
| 36~39歳 | 38万6393円 | 約179万6727円 | 約643万3443円 |
| 40~43歳 | 43万1569円 | 約200万6796円 | 約718万5624円 |
| 44~47歳 | 46万2942円 | 約215万2680円 | 約770万7984円 |
| 48~51歳 | 47万7692円 | 約222万1268円 | 約795万3572円 |
| 52~55歳 | 49万3808円 | 約229万6207円 | 約822万1903円 |
| 56~59歳 | 50万8276円 | 約236万3483円 | 約846万2795円 |
| 60~63歳 | 32万6981円 | 約152万462円 | 約544万4234円 |
| 64~67歳 | 32万765円 | 約149万1557円 | 約534万737円 |
※筆者作成
表1より、22~65歳の生涯年収を計算すると、約2億9000万円になります。
国家公務員の生涯年収目安
人事院の「令和6年国家公務員給与等実態調査」によると、国家公務員(行政職俸給表(一))の年齢階層別平均給与月額は表2の通りです。こちらも、令和6年6月と12月に支給された期末手当と勤勉手当の金額を合計し、平均年収を計算しました。
表2
| 年齢 | 平均給与月額 | 期末手当+勤勉手当 | 平均年収 |
|---|---|---|---|
| 20歳以上24歳未満 | 22万30円 | 約97万2533円 | 約361万2893円 |
| 24歳以上28歳未満 | 26万110円 | 約114万9686円 | 約427万1006円 |
| 28歳以上32歳未満 | 29万9791円 | 約132万5076円 | 約492万2568円 |
| 32歳以上36歳未満 | 34万2480円 | 約151万3762円 | 約562万3522円 |
| 36歳以上40歳未満 | 38万5883円 | 約170万5603円 | 約633万6199円 |
| 40歳以上44歳未満 | 42万8318円 | 約189万3166円 | 約703万2982円 |
| 44歳以上48歳未満 | 45万9748円 | 約203万2086円 | 約754万9062円 |
| 48歳以上52歳未満 | 48万405円 | 約212万3390円 | 約788万8250円 |
| 約788万8250円 | 50万1226円 | 約221万5419円 | 約823万131円 |
| 56歳以上60歳未満 | 50万9083円 | 約225万147円 | 約835万9143円 |
| 60歳以上 | 49万4078円 | 約218万3825円 | 約811万2761円 |
※筆者作成
22~65歳の生涯年収を計算すると約3億円になり、地方公務員より1000万円ほど高いことが分かります。ただし、職種や自治体、勤務地、手当、賞与などの算定方法によって大きく異なるため、単純にどちらが高いとは言い切れないでしょう。
地方公務員と国家公務員の仕事内容の違い
地方自治体に勤務する地方公務員とおもに本省に勤務する国家公務員には、仕事内容にも違いがあります。
地方公務員は、地方自治体が住民のために行う事業に関する業務をおもに行います。部署によって仕事内容は異なりますが、住民の生活に密着した事業に携わることが多いでしょう。
一方の国家公務員は、行政機関が国民のために実施する事業をおもに担当します。地方の出先機関に勤務し、政策を実施するために必要な事務や手続きなどの業務を行うこともあります。
地方公務員と国家公務員の生涯年収はおおむね3億円前後|おもに住民のために行う業務と国民のために行う業務という違いがある
令和6年の調査を基に生涯年収を計算すると、地方公務員は約2億9000万円、国家公務員は約3億円で、今回の試算では、国家公務員の方が1000万円ほど生涯年収が高い結果となりました。
地方公務員はおもに地域住民の生活に密着した行政業務を担い、国家公務員は国全体の行政を担う点が、大きな違いといえるでしょう。
出典
総務省 令和6年地方公務員給与の実態 第7表の2 職種別、年齢別、学歴別職員数及び平均給与月額(364ページ)
東京都 都庁総合ホームページ 2024年 6月 夏季の特別給の支給について 【参考1】年間の支給月数(一般)
人事院 令和6年国家公務員給与等実態調査の結果 II統計表 参考1 行政職俸給表(一)の年齢階層別、給与決定上の学歴別人員及び平均給与月額
内閣官房内閣人事局 令和6年6月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給
内閣官房内閣人事局 令和6年12月期の期末・勤勉手当を国家公務員に支給
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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