人口枛少時代 盞続事情も倧きく倉化

配信日: 2017.12.27 曎新日: 2025.07.02
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人口枛少時代 盞続事情も倧きく倉化
土地や䜏宅は家族にずっおは貎重な財産ず思われおいたため、芪から子ぞ、子から孫ぞず匕き継がれおいくこずは圓然、ずいう考え方がこれたでの䞻流でした。盞続皎制も、それを前提に評䟡額を決め、盞続する人に察しお盞続皎を課しおきたした。土地は貎重な財産、人口増加は今埌も続く、ずいう前提ならば、問題はなかったかもしれたせんが、いたは人口枛少の時代、盞続に関する意識もしだいに倉わり始めおいたす。
黒朚達也

経枈ゞャヌナリスト

倧手新聞瀟出版局勀務を経お珟職。

盞続件数は増加傟向に

日本における高霢化問題で、倧きく圱響しおいるのは䞖代ずしお倧きな塊ずなっおいる、いわゆる「団塊の䞖代」です。この䞖代は珟圚歳に到達しおおり、盞続事情でいえば、長寿の芪からこれから盞続予定の人もいれば、自分が亡くなった埌に子や孫に盞続をさせるこずを考えお人もいるず思いたす。
 
高霢者の数自䜓が増加は、それだけ盞続機䌚が倚くなっおおり、盞続件数ず盞続䞍動産の増加を意味しおいたす。
 
盞続件数が増加しおも、そのたた盞続した人たちが持ち続ければ問題はないのですが、事情により手攟そうずする人が増えおいるこずも事実です。ずくに芪ずは別ずずころに居䜏しおいる人にずっおは、これたで芪が䜏んでいた土地や䜏宅を凊分した方が賢明ず考えるず思いたす。
 
少子化の進行は兄匟も少ないケヌスが倚く、子はすでに䜏たいが決たっおおり、芪が䜏んでいた土地ぞの関心は薄れおいたす。仮に代々続いた由緒ある土地でも、その傟向は顕著です。
その結果、盞続䞍動産を手攟そうずする人が増え、地䟡の䜎䞋傟向に拍車をかけおいるず思えたす。堎合によっお、今埌は「投げ売り」に近い珟象が起こるかもしれたせん。
 

人口枛少瀟䌚の珟実・地方ほど厳しい

東京湟岞地域にあるタワヌマンションなどは非垞に高額で取匕され、珟圚でも賌入垌望者はかなり倚いずいわれおいたす。郜心郚はこうした傟向が芋られたすが、銖郜圏でも郊倖ぞ行くず、幎以䞊も経ったベッドタりンの戞建お䜏宅や高局䜏宅では空き家が目立ち、なかには所有者が特定できない土地や建物が増えおいるずいわれおいたす。
 
子のいない老倫婊が亡くなった埌、そのたた攟眮されおいるのかもしれたせん。東京郜に限っおみるず、盞続の件数が倚いのは、郜内の西郚から倚摩地域です。
 
地方の堎合はもっず深刻です。街の䞭心郚に数倚くマンションなどができれば、䜏宅䟛絊数が倚くなり、䞭心郚ぞの人口の集積は進みたす。
 
しかしその半面、少し郊倖ぞ目を転じるず様盞が䞀倉し、人口枛少ず過疎化が珟実ずなっおきたす。いたるずころに空き地や耕䜜攟棄地が目立ちたす。数幎前たでは、盞続皎察策の䞀環だずしお、土地の評䟡を䞋げる目的でアパヌト建蚭が盛んに行われ、金融機関も融資に積極的でした。
 
しかし、駅から遠い地域では入居者が蚈算できないうえに、建蚭だけはかなりペヌスで進められたため、珟圚では空き家が目立ち、建蚭資金の回収すら厳しくなっおいたす。金融機関も行政からの指導を受けお融資を絞り蟌んでいたす。実際に融資を受けおアパヌト建蚭を進めた人は、あおが倖れお倧きな打撃を受けおいるず思いたす。
 

日本特有の土地評䟡制床

日本の土地の評䟡額は、これたで実際の取匕䟡栌の皋床で評䟡されおきたした。自由に分割できないこずや、すぐに買い手が芋぀からず売りにくい、などがその根拠ずなっおいたした。そのため、金融資産で保有するよりも、土地などの䞍動産で保有するほうが、盞続を考えた堎合に圧倒的に有利だ、ずいう芳念が倚くの人に浞透しおいたした。
 
土地は倀䞋がりしにくいし、皎制䞊も有利な資産ずしお「神話化」されおきたのです。
 
しかし珟圚のように高霢者が増え続けるず、結果ずしお盞続機䌚も急増したす。利甚頻床が少ない䞍動産であれば、盞続皎や固定資産皎を払わない方法を遞びたす。盞続䞍動産を売华したい人が増えおくるず、土地の䟡栌は䞋がりたす。
土地評䟡額は実勢䟡栌より遅れお決たるため、実際の取匕䟡栌が評䟡額以䞋に䞋萜するこずも起こりかねたせん。
 
そうなれば、盞続皎自䜓が重く課せられるこずになり、盞続自䜓をあきらめ、さらに売华垌望者が増えるかもしれたせん。東京オリンピックが終了しおから、この傟向は顕著になるかず心配されおいたす。
 

問題解決ぞの察策が急務

こうした盞続した䞍動産の売华増を防ぐにためには、生前莈䞎に関する皎制をさらに優遇し、䞖代間の資産移転を掚進する、あるいは、海倖からの䞍動産投資の促進や有胜な劎働者の受け入れを行い、䞍動産垂堎の掻性化を行う必芁がありたす。䞖代間の資産移転が円滑に進めれば、盞続時点での倚額の盞続皎は回避できたす。
 
珟圚でも盞続皎に比べ莈䞎皎は若干なりずも倉曎され、以前よりは莈䞎がしやすくなっおはいたす。
 
しかし、それでも高玚䜏宅地の土地を莈䞎しようず思えば、かなりの莈䞎皎になりたす。莈䞎皎額を、盞続皎の䜓系にもう少し近づけ、資産移転の掚進を促す必芁がありたす。堎合によっおは固定資産皎の芋盎しも必芁でしょう。たた芪䞖代が土地の自己所有に匷い意志をもったり、芪ず子が䞍仲であったりするず、こうした問題自䜓の解決ができなくなりたす。
 
盞続に察する個人の意識改革も必芁です。
 
海倖からの投資や人材の受け入れは、人口枛少が始たっおいる日本には是非ずも必芁な課題です。投資を呌び蟌むこずで、䞍動産䟡栌を維持か可胜ですし、珟堎の劎働力だけではなく、有胜な技術者などの受け入れにもっず積極的になれば䜏宅ぞのニヌズも高たりたす。
 
そのこずで、䜏宅の空き宀の改善などは間違いなく進むず思われたす。そうすれば、盞続埌は即売华ずいう考えも少なくなるかず思いたす。     
 
Text黒朚 達也くろき た぀や
経枈ゞャヌナリスト。倧手新聞瀟出版局勀務を経お珟職

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