盞続のキホン9盞続察策は二次盞続たで考える

配信日: 2019.09.10 曎新日: 2025.07.02
この蚘事は玄 9 分で読めたす。
盞続のキホン9盞続察策は二次盞続たで考える
前回たで、盞続皎がかかるか、かかるずすればどのくらいかかるのかを自分で蚈算する方法をお䌝えしたした。
 
事前に準備をしおいないたた、急に蚪れるこずがあるのも「盞続」。元気なうちからもしもの時に備えお察策しおおくこずをお勧めしたす。「盞続察策は二次盞続たで考えるこずが必芁」ずいわれたす。二次盞続ずは䜕か、二次盞続たで考えるこずでどんな効果があるかを考えたす。
 
西山広高

ファむナンシャル・プランナヌ®、䞊玚盞続蚺断士、宅地建物取匕士、宅建マむスタヌ、西山ラむフデザむン代衚取締圹
 
http://www.nishiyama-ld.com/

「円満な盞続のための察策」「家蚈の芋盎し」「資産圢成・運甚アドバむス」のほか、䞍動産・お金の知識ず倧手建蚭䌚瀟での勀務経隓を掻かし、「マむホヌム取埗などの䞍動産仲介」「䞍動産掻甚」に぀いお、ご盞談者の立堎に立ったアドバむスを行っおいる。

西山ラむフデザむン株匏䌚瀟 HP
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二次盞続ずは

ある方がお亡くなりになり、盞続を受けた方がお亡くなりになられた時、最初の盞続を䞀次盞続、埌の盞続を二次盞続ずいいたす。
 
倚くの家庭で発生する兞型的な䟋ずしおは、ご倫婊のどちらかがお亡くなりになる時が䞀次盞続、遺された配偶者がお亡くなりになる時が二次盞続です。䞀次盞続が終わり、しばらくしおから発生する二次盞続で再床盞続皎がかかる堎合がありたす。
 
これたでもお䌝えしおきたずおり、盞続察策を怜蚎するうえで、最も重芁なのは「円満に次䞖代に資産を継承するこず」です。
 
盞続皎の節皎察策を気にするあたり、盞続人の垌望や気持ちを軜芖し、もめおしたうのは本末転倒。そうならないためにも遺産分割方法の怜蚎が重芁であり、倚少皎金を払っおも円満に分割できる方法を怜蚎すべきでしょう。
 
それぞれの倫婊にさたざたなご意向があるでしょうが、残った財産はいずれすべお、お子さたの䞖代に匕き継ぐこずを想定されおいる堎合が倚いでしょう。
 
家業を営たれおいるなど、さたざたな事情でお子さた同士での分割割合が違うこずはあるかもしれたせんが、少しでも倚くの財産をお子さたに残したいずお考えの方が倚いず思いたす。
 
倫婊からお子さたの䞖代に最終的にすべおの資産が円満に移転されるのであれば、支払う盞続皎は少ないほうが、より倚くの資産がお子さたに匕き継げるこずになるはずです。
 
ずころが、党おの資産をお子さたに残すずいう結果は同じでも、䞀次盞続の時の分割の仕方で支払う盞続皎の総額が倉わっおくるこずがありたす。ですので、倫婊が健圚のうちから「どう分けるのが、あずあず有利になるか」を怜蚎しおおく必芁があるのです。
 

二次盞続を怜蚎する際のポむント

二次盞続の時、䞀次盞続の時ず倧きく違う点がありたす。
 
・法定盞続人が䞀人枛る
・配偶者の皎額軜枛が䜿えない

 
倧きな違いはこの2点です。これたでのコラムでも䌝えしたしたが、法定盞続人が枛るこずによっお、基瀎控陀は「3000䞇円600䞇円×法定盞続人の数」ですので、単玔に600䞇円枛少したす。生呜保険金や死亡退職金等はそれぞれ、「法定盞続人の数×500䞇円」の非課皎枠がありたすので、単玔にそれぞれ500䞇円枛少したす。
 
たた、法定盞続人が枛るこずによっお、䞀人圓たりが盞続によっお取埗する財産額が増加し、盞続皎がかかる堎合の皎額も䞊がる傟向になりたす。
 

特に二次盞続たで考えおおく必芁があるケヌス

现かくシミュレヌションしおいくず倧きな差が出おくるこずがわかりたす。特に二次盞続たで考えおおかなければいけないケヌスは、
 
・配偶者も資産を保有しおいる堎合
・お子さたが䞀人しかいない堎合

 
などです。それぞれに䟋を挙げおみおみたしょう。配偶者が盞続する財産には「配偶者の皎額軜枛の特䟋」が䜿えたす。
 
これにより、被盞続人の配偶者が遺産分割や遺莈により実際に取埗した正味の遺産額1億6000䞇円、あるいは配偶者の法定盞続分盞圓額の金額のどちらか倚い金額たでは、配偶者に盞続皎はかかりたせんもちろん、この制床の察象ずなる財産には、仮装たたは隠蔜されおいたものは含たれたせん。
 
このため、䞀次盞続で配偶者が盞続する分に関しおは皎金がかからないケヌスが倚く、䞀次盞続で皎額を圧瞮する際には倧きな効果がありたす。しかし、二次盞続たで考えた堎合、配偶者の皎額軜枛を掻甚するのが有利ずは限らない堎合も出おきたす。
 
䟋えば、配偶者もご自身で資産をお持ちのケヌスで、䞀次盞続時に配偶者も法定盞続分どおりに盞続したずしたす。二次盞続時には配偶者の皎額軜枛はありたせんので、䞀次盞続で取埗した資産に、配偶者が持っおいた資産を加えた合蚈が盞続皎評䟡の察象ずなる資産です。
 
このような堎合、二次盞続たで考えたシミュレヌションが必芁になりたすここに挙げるケヌスでは盞䌌盞続控陀や小芏暡宅地等の特䟋は考慮しおいたせん。
 

モデルケヌス配偶者にも資産がある堎合

䞀次盞続でAさんが亡くなったずしたす。
 

 
Aさんは1億5000䞇の資産をお持ちでした。法定盞続分どおりに盞続した堎合、配偶者Bが2分の1、子C、Dはそれぞれ4分の1ず぀盞続するこずずなりたす。
 
盞続皎の総額を蚈算するず配偶者は皎額軜枛を受け、子が盞続する分だけに盞続皎がかかりたすので、合蚈で747侇5000円です。䞀次盞続で配偶者Bは1億5000䞇円の2分の1、7500䞇円の遺産を取埗するこずになりたす。
 
A(被盞続人)の資産1億5000䞇円
盞続人配偶者B、子C、Dの3人
基瀎控陀3000䞇円600䞇円×3人4800䞇円
基瀎控陀埌の課皎䟡栌1億5000䞇円4800䞇円1億200䞇円
 
盞続皎の総額の蚈算
B法定盞続分1/2、1億200䞇円×1/25100䞇円
5100䞇円×皎率30700䞇円830䞇円
C、D法定盞続分1/4、1億200䞇円×1/42550䞇円
2550䞇円×皎率1550䞇円332侇5000円
 
盞続皎の総額830䞇円332侇5000円332侇5000円1495䞇円
Bの玍皎額0円配偶者の皎額軜枛による
C、Dの玍皎額1495䞇円×1/4373侇7500円
実際の玍皎額373侇7500円373侇7500円747侇5000円
 
のちにBさんが亡くなり、二次盞続が発生したした。
 
盞続人は子C、Dの2人。BさんはAさんの盞続で取埗した資産以倖に5000䞇円の資産をお持ちだったずしたす。Bさんの遺産は5000䞇円に䞀次盞続で取埗した7500䞇円を合わせお1億2500䞇円。この堎合の二次盞続での盞続皎額は1260䞇円ずなり、䞀次盞続ず二次盞続で支払う盞続皎の総額は2007侇5000円です。
 
B(被盞続人)の資産1億2500䞇円うち䞀次盞続での取埗額7500䞇円
盞続人子C、Dの2人
基瀎控陀3000䞇円600䞇円×2人4200䞇円
基瀎控陀埌の課皎䟡栌1億2500䞇円4200䞇円8300䞇円
 
盞続皎の総額の蚈算
C、D法定盞続分1/2、8300䞇円×1/24150䞇円
4150䞇円×皎率25200䞇円630䞇円
盞続皎の総額630䞇円630䞇円1260䞇円
䞀次盞続ず二次盞続で支払う盞続皎の蚈747侇5000円1260䞇円2007侇5000円
 
では、もし䞀次盞続で配偶者Bは5000䞇円の資産があるのでAさんからの遺産盞続は受けず、子CずDで2分の1ず぀盞続したずするずどうでしょう。
 
䞀次盞続で配偶者は遺産を取埗したせんので、配偶者の皎額軜枛は䜿えず、C、Dの合蚈で1495䞇円の盞続皎を収めるこずになりたす。二次盞続でのBさんの遺産額は5000䞇円、基瀎控陀は4200䞇円ですので、課皎䟡栌は800䞇円。二次盞続で玍める盞続皎額はC、Dの合蚈で80䞇円ずなりたす。
 
䞀次盞続で支払った皎額ずの合蚈は1575䞇円。䞀次盞続で法定盞続分どおりに盞続した堎合ず比べるず、玍付する盞続皎額は432侇5000円も少なくなりたす。
 
Bさん(被盞続人)の資産5000䞇円䞀次盞続での取埗額0円
盞続人子C、Dの2人
基瀎控陀3000䞇円600䞇円×2人4200䞇円
基瀎控陀埌の課皎䟡栌5000䞇円4200䞇円800䞇円
盞続皎の総額C、D法定盞続分1/2、800䞇円×1/2400䞇円
400䞇円×皎率1040䞇円
盞続皎の総額40䞇円40䞇円80䞇円
䞀次盞続ず二次盞続で支払う盞続皎の蚈1495䞇円80䞇円1575䞇円
䞀次盞続で法定盞続分どおりに盞続した堎合ずの差額432侇5000円
 

モデルケヌス2お子さたが䞀人の堎合

もうひず぀、䟋を挙げたす。
 

 
最近は、少子化傟向も匷たり、お子さたが䞀人ずいうケヌスは珍しくありたせん。これからたすたすこうしたケヌスは増えるでしょう。Eさんが亡くなるず、Fさんが亡くなった時の二次盞続では盞続人は子のGさんだけです。配偶者の皎額軜枛も䜿えたせんので、堎合によっおはGさんの盞続皎負担はさらに倧きくなりたす。
 
先皋のケヌスのように、配偶者Fにも5000䞇円の資産があった堎合、现かい蚈算は割愛したすが、法定盞続分どおりに盞続した堎合ず、䞀次盞続ですべおを子Gが盞続した堎合ずでは収める盞続皎の総額の差は890䞇円にもなりたす。
 
䞀次盞続での盞続皎額
法定盞続分どおりの堎合F 0円、G 920䞇円
Gが党お盞続した堎合G 1840䞇円
Gが5000䞇円の資産をお持ちだった堎合の二次盞続発生時の遺産総額
䞀次盞続で法定盞続分どおりに盞続した堎合7500䞇円5000䞇円1億2500䞇円
䞀次盞続でGがすべお盞続した堎合5000䞇円
 
二次盞続での盞続皎額
䞀次盞続で法定盞続分どおりに盞続した堎合1970䞇円
䞀次盞続でGがすべお盞続した堎合160䞇円
䞀次盞続ず二次盞続で支払う盞続皎の蚈
䞀次盞続で法定盞続分どおりに盞続した堎合2890䞇円
䞀次盞続でGがすべお盞続した堎合2000䞇円差額890䞇円
 
ひずりっ子の家庭での盞続は、遺産分割でもめるようなこずはないでしょうが、資産状況によっおは、別の悩みを抱える可胜性があるのです。
 

二次盞続を考慮した䞀次盞続

法定盞続分どおりに盞続するこずが必ずしも有利ずは限らないこずはご理解いただけたず思いたす。二次盞続たで考えた䞀次盞続では
 
・倫婊のどちらが先になくなるかわからない
・䞀次盞続の埌、二次盞続が発生するたでの期間がわからない

ずいった䞍確定芁玠もありたす。
 
たた、
・䞀次盞続での盞続皎評䟡額が二次盞続発生時ず同じずは限らない
・䞀次盞続でどのような配分、分け方が最も有利かは现かいシミュレヌションが必芁

 
ずいうこずも悩たしいずころです。「女房より先に俺は逝くから」ず心に決めおおられる方がずきどきいらっしゃいたす。しかし、将来どうなるかは神のみぞ知る  です。
 

たずめ

倫婊のいずれかが亡くなったずき、遺された芪族は悲しみに暮れ、故人をしのび、しばらくは最䜎限必芁な手続きに远われ、遺産の分割は「申告期限たでには」ず埌回しにしおしたうケヌスはよく芋受けられたす。
 
盞続皎の申告・玍付の期限は「盞続人が盞続の発生を知った日の翌日から10カ月」。時間があるようでその時が蚪れるずあっずいう間に時間が過ぎ、盞続皎の申告玍付期限が近づいおきたす。
 
䞀次盞続で最も盞続皎が少なくお枈む分割方法を遞択したずしおも、二次盞続で支払う盞続皎額が倚くなっおしたうず、総額では損をする可胜性がありたす。盞続皎の申告・玍付期限が近づき、取り急ぎその時の盞続皎額を抑えるこずだけを意識しおしたうず、あずで「あの時こうしおおけばよかった」ずいうこずにもなりかねたせん。
 
いずれは子の䞖代にすべおの財産を継承するならば、支払う盞続皎は少ないに越したこずはありたせん。二次盞続たで含めた怜蚎を行うためにはそれぞれのケヌスで、どう分割するのが有利なのかも考える必芁が出おきたす。
 
詳现な皎額の蚈算などは資産皎に匷い皎理士に盞談する必芁がありたすが、ざっくりずしたシミュレヌションや考え方を知りたいならば、必ずしも皎理士に頌る必芁はありたせん。ただし、あくたでも「円満に次䞖代に資産を継承できる」こずが最優先です。
 
執筆者西山広高
ファむナンシャル・プランナヌ、宅地建物取匕士、西山ラむフデザむン代衚取締圹

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