「路線䟡」䞊昇が盞続皎の玍付者を盎撃する

配信日: 2019.12.04 曎新日: 2025.07.02
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「路線䟡」䞊昇が盞続皎の玍付者を盎撃する
毎幎7月に囜皎庁が公衚する路線䟡。翌幎の盞続皎や莈䞎皎玍付の際にベヌスずなるため、特に盞続が発生した人にずっおは無関心ではいられたせん。
 
このずころ銖郜圏などの倧郜垂圏では45幎にわたっお地䟡䞊昇が続き、それに䌎い路線䟡もかなり䞊昇しおいたす。盞続皎を玍付する人にずっおは頭の痛い問題です。
 
黒朚達也

経枈ゞャヌナリスト

倧手新聞瀟出版局勀務を経お珟職。

実態以䞊に䞊昇した路線䟡

「路線䟡」は道路に面しおいる土地の䟡栌を衚すもので、幎に1回、囜皎庁が7月に公衚しおいたす。この数字が、翌幎分の盞続皎や莈䞎皎の玍付額を蚈算する際の基準になりたす。商業地のほうが䜏宅地よりも䟡栌は高くなっおいたす。
 
土地の䟡栌を衚す「路線䟡」以倖の指暙ずしおは、囜土亀通省が土地取匕の実態などをベヌスに、3月に公衚しおいる「公瀺地䟡」ず、公瀺地䟡の調査地点に林地などさらに広い地点の土地の䟡栌を加え、9月に公衚する「基準地䟡」がありたす。この2぀の指暙は、路線䟡よりもやや高めになる傟向があり、実際の土地取匕に際に参考にされたす。
 
東京など銖郜圏では、東京オリンピックを前にしたここ45幎、新芏の建蚭工事が盛んに行われ、土地取匕の件数も増加しおいたした。そのため土地の取匕䟡栌も䞊昇基調にあり、それが2019幎の路線䟡などにかなり反映されおいたす。
 
2019幎時点では土地取匕は沈静化し぀぀あり、銖郜圏でも、取匕䟡栌が䞋萜しおいる地域も倚く芋られたす。
 
路線䟡が実態よりも遅れお公衚されるずいう偎面があるにせよ、路線䟡の䞊昇は玍皎者を盎撃するため、高額な盞続皎に察する䞍満も出おきそうです。盞続の時点が少し遅れるだけで、盞続皎玍付額に差が生たれおしたうためです。
 

銖郜圏で路線䟡の䞊昇が顕著

路線䟡の党囜平均は、前幎比1.3のプラスずなっおいたす。ずくに銖郜圏東京、神奈川、埌玉、千葉では6幎連続のプラスで、䞭でも東京は前幎比4.9のプラスずなりたした。
 
銖郜圏ほどではありたせんが、関西圏の倧阪が1.9のプラス、䞭郚圏の愛知が2.2のプラスずなっおいたす。党囜的には2015幎たで路線䟡は䞋萜基調でしたが、2016幎以降は䞊昇基調が持続しおいたす。
 
駅から埒歩圏にある䜎局䜏宅地域の2019幎の路線䟡を、4幎前の2015幎ず比范しおみるず、堎所によっおは10超䞊昇しおいる地点が倚いこずがわかりたす。これたで路線䟡が高額だった地域でも、さらに䞊昇しおいたす。
 
商業地は䜏宅地に比べお、さらにこの䞊昇幅が倧きくなっおいたす。東京銀座の1平方メヌトル圓たりの4000䞇円超えは別栌ずしおも、浅草や倧阪垂内など、商業地の䞊昇幅は䞀段ず倧きくなっおいたす。これは倖囜人芳光客の増加によるものです。
 
路線䟡䞊昇の具䜓䟋ずしお、郜内で暙準的な䜏宅地を考えおみたしょう。
 
JR䞭倮線の阿䜐谷駅杉䞊区から埒歩10分ほどにある200平方メヌトルの土地を盞続した堎合、4幎前の2015幎1平方メヌトル圓たりの路線䟡は39䞇円で、土地の課皎評䟡額は玄7800䞇円でした。それが2019幎の路線䟡は48䞇円、課皎評䟡額は玄9600䞇円に䞊昇しおいたす。4幎の間に、路線䟡は12以䞊、土地の課皎評䟡額で1800䞇円も䞊昇したこずになりたす。
 

盞続がより厳しくなる地域も

これが山手線の内偎地域や呚蟺の高玚䜏宅地ず呌ばれる地点では、2019幎の路線䟡はさらに高額です。䟋えば、東京郜心の䞀等地、枯区南麻垃4䞁目では䜏宅地1平方メヌトル圓たりの路線䟡は153䞇円、枋谷区束激1䞁目では138䞇円の地点がありたす。
 
たた山手線からやや離れた高玚䜏宅地の代衚、倧田区田園調垃3䞁目の1平方メヌトル圓たり路線䟡は88䞇円、䞖田谷区成城6䞁目は68䞇円ず、いずれも高額な地点が存圚したす。
 
これらの高玚䜏宅地でも、2015幎ず比范するず1015は倀䞊がりしおいたす。ここで広い敷地を盞続するず、盞続皎の重圧に悩むこずになるのは䞀目瞭然です。そのため盞続時に、土地の䞀郚を売华し玍皎に充おるケヌスも目立っおいたす。
 
これらの地域で、「地盀が固い」「浞氎被害を受けにくい」など防灜面での優䜍性が定着すれば、他の地域に比べ、さらに路線䟡の䞊昇が芋蟌たれたす。
 
特に東京郜内では、盞続により支払う皎額が䞊昇したす。しかし生掻実感ずしおは垌薄で、むしろ䞋がっおいるず考える人が倚いはずです。そのため、2020幎春の盞続皎の玍付時に、取匕䟡栌は䞋がっおいるのになぜ ず、困惑する人が増えそうです。
 

盞続「負動産」に困惑する事態も

倧郜垂圏の路線䟡は䞊昇傟向ですが、人口枛少が顕著な地域では、土地評䟡額が䞋萜しおいたす。路線䟡衚瀺がない地点もありたすが、評䟡額が䞋萜すれば盞続皎額も枛少したすが、別の深刻な問題が起こりたす。
 
盞続を避けたい「負動産」問題です。具䜓的には、バブル時代に芪が賌入した老朜化した土地付き別荘、芪が1人で䜏んでいた過疎地の旧宅や山林など、売华しづらい遺産も盞続察象になるからです。
 
利甚しない別荘や過疎地の旧宅でも課皎評䟡額がれロにならないため、盞続皎の察象になりたす。売华など盞続財産の凊分も簡単ではありたせん。
 
凊分ができないず盞続皎だけでなく、その埌には固定資産皎も支払う必芁が出おきたす。盞続埌に名矩倉曎をすれば、盞続した䞍動産に察しお固定資産皎が毎幎課皎されおきたす。奜たしいこずではありたせんが、登蚘をせずに攟眮し固定資産皎を支払わないずいう遞択をする人が、今埌増える可胜性もありたす。
 
実際の取匕䟡栌ず、土地評䟡額ずのギャップが生たれおいるだけでなく、固定資産皎を抱え蟌むこずになりたす。凊分が難しい䞍動産を盞続する事態に、行政が察応しおくれたせん。
 
䞀方で登蚘の矩務化が怜蚎されおいるようですが、こうした䞍動産ぞの行政の察応策ずしお、土地の無償買取りなどの方策が求められる時期にきおいたす。
 
執筆者黒朚達也
経枈ゞャヌナリスト


 

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