墓地と墓石は同時に買う? 墓石購入費用の平均など、最新のお墓トレンドをチェック
配信日: 2022.10.02
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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墓地と墓石は同時買い? 墓石の平均購入金額は●●●万円
この調査は、今春石材店にてお墓を購入した人を対象に行ったものです(有効回答数:1655名)。
墓石だけを買っても、墓地がなければ意味をなさないもの。もともと家族が所有している墓地に建てたりする人もいれば、墓石とあわせて墓地を購入したりする人もいるでしょう。その割合はどの程度になっているのでしょうか。
1位:新しく購入した民営墓地 23.0%
2位:すでにあった寺院墓地 15.3%
3位:地域や共同体の墓地 14.4%
4位:新しく購入した寺院墓地 13.6%
5位:すでにあった民営墓地 10.3%
TOP5はこのような結果に。すべての回答を合わせてみると、墓石にあわせて新しく購入した層が半数弱、そしてすでに所有している墓地があるという層がちょうど半数というかたちになりました。残りの1%弱は屋内式のお墓。これはまだ少数派のようですね。
墓石といっしょに墓地を買う人はおよそ2人に1人の割合。理想のロケーションを追求したり、墓石のデザインにこだわったりするのも、ポジティブな終活といえるのかもしれません。
ちなみに墓地の種類のランキングとしては、民営墓地、寺院墓地、公営墓地の順番に。地域によって大いに差はありますが、墓地の購入で悩んでいる人は参考にしてみてもいいかもしれませんね。さて、では墓石の購入費用はどのようになっているのでしょうか。
1位:100万円以上200万円未満 48.6%
2位:50万円以上100万円未満 21.2%
3位:200万円以上300万円未満 18.2%
4位:300万円以上400万円未満 5.1%
5位:50万円未満 2.1%
(無回答を除く)
一般的な予算は50万円から300万円の間ということがわかります。半数近くの人が100万円台に収めているようですね。
平均価格はおよそ170万円。伝統的な和型やデザインのお墓がもっとも高く、シンプルな洋型になると少し予算が下がるなど、墓石の種類でも金額は変わるようです。
墓石を買う際に何を参考にしたかで金額が変わる!?
墓石とひとくちにいっても、思った以上に種類はさまざま。1人で悩んでしまうということであれば、周りに相談してみるのもいいですね。
また、今回取り上げている一般社団法人 全国優良石材店の会の調査によると、どうやら何を参考にしたかで購入金額が変わってくるというのです。購入金額別に、「何を参考にしたか」をチェックしてみましょう。
<購入した墓石の金額:50万円未満>
1位:石材店のアドバイス 50.0%
2位:家族や親戚の話 29.4%
3位:石材店のショールーム 26.5%
<購入した墓石の金額:100万円以上200万円未満>
1位:石材店のアドバイス 62.4%
2位:墓地に行って他の墓石を参考にした 37.8%
3位:石材店のショールーム 35.3%
<購入した墓石の金額:500万円以上>
1位:石材店のアドバイス 73.1%
2位:墓地に行って他の墓石を参考にした 34.6%
3位:インターネットで調べた 19.2%
3つの価格帯をピックアップしてみました。こう見ると、いずれの金額でも石材店の方にいろいろ話を聞いて決めたという人が多いことがわかります。
ただ、50万円未満に押さえたという人は比較的家族や親戚の話を参考にしている人が多く、500万円以上という高価な墓石を買った人の多くが石材店のアドバイスのみで決めたという事実が見えてきます。
購入した墓石の価格帯ランキングで1位だった100万円以上200万円未満の人たちについては、ショールームを参考にした割合も高め。できる限り安くしたいという人は、家族や親戚に相談しつつ石材店の方に希望の価格帯のものをおすすめしてもらうのがよさそうです。
逆にデザインにこだわったり材質にこだわったりと、お金をかけて自分の理想の墓石をつくりたいという人は、現地でほかの墓石を参考にしたり、ショールームや石材店の方といっしょに世界にひとつだけのデザインを完成させることになりそうですね。
自分のお墓をどのように扱うかは、人それぞれ考え方が違うでしょう。トレンドを参考にしながらも、自分が納得できる墓石選びをしたいものですね。
出典
一般社団法人 全国優良石材店の会 2022 年お墓購入者アンケート調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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