実家の遺品整理は意外と大変? もし業者に依頼するとなったら相場はいくら?

配信日: 2023.08.17

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実家の遺品整理は意外と大変? もし業者に依頼するとなったら相場はいくら?
誰しも思い出の品や気に入っている物を処分するのは忍びないものです。しかし万が一、家に物があふれている状態で亡くなると、誰かが代わりに整理・処分しなくてはなりません。たとえ子どもであっても、親が残した大量の荷物を片付けるのは大変です。
 
この記事では、実家の遺品整理を業者に依頼する際の相場や、子ども側の本音、生前から片づけを進めておくメリットについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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遺品整理を業者に依頼する際の相場

遺品整理を業者に依頼する際の費用は、部屋の間取りや荷物の量、作業人数、作業効率(エレベーターの有無など)によって大きく異なります。同じ間取りでも荷物の量には個人差があるため、実際の金額には幅があると思っておきましょう。
 
あくまで目安ですが、1LDKであれば7万円~15万円程度、3LDKなら18万円~50万円程度、4LDKになると50万円以上が必要になる場合もあります。遺品供養や清掃など、追加のオプションがどこまで必要になるかによっても費用が変わってくるでしょう。
 
さらに、部屋の状態によっては、想像以上に高額な見積もりが出てくる可能性があります。
 

実家の物に対する子どもの本音

株式会社AlbaLinkが運営する「訳あり物件買取プロ」では、2023年6月に実家がある男女500人を対象に「物が多い実家の片付けに関する意識調査」を実施しています。同調査によると、「実家に物が多い」と感じている人は、全体の76%という結果でした。
 
また、「実家の物を片付けたい」「親に片付けてほしい」と思うかという問いに対しては、71.8%がそのように思っていると答えました。加えて、「実家の物を片付けたい」と回答した理由の1位は、「遺品整理が大変そうだから」であり、親が亡くなった後の片付けのことを心配している人が多いことがわかりました。
 
具体的には、遺品整理にかかる時間や労力、精神的な負担、業者に頼んだ場合の費用に不安を感じている人が多いようです。
 

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親が元気なうちから片付けを始めておくメリット

できるだけ親が元気なうちから実家の片付けを始めておきましょう。主なメリットは次の3つです。
 

遺品整理の費用を安くできる

生前から処分を始め、荷物の量を減らしておくことで、遺品整理を業者に依頼した際の費用を安くできる可能性があります。
 

大事なものまで処分しなくて済む

体力があるならば、親本人が荷物を整理していくのが1番です。どうしても残したい物、譲りたい物、捨てる物、売る物を本人に仕分けしてもらえるので、貴重品や形見まで処分してしまう失敗を防げます。
 
大型ゴミについても、毎月の自治体のゴミ収集サービスを利用して捨てていけば、まとめて業者に頼むよりは安く済むでしょう。
 

暮らしがより快適・安全になる

不要な荷物を減らせば、同じ間取りでもより広く感じられます。掃除も楽になり衛生も保ちやすくなるでしょう。部屋がスッキリと片付くことで、物につまずいて転ぶなど老後のけがのリスクも減らせます。
 

親が元気なうちから少しずつ片づけを始めておこう

遺品整理にかかる費用は決して安いものではありません。親に気力や体力、判断力が残っているうちに、少しずつ片付けを進めておいてもらうのが理想です。また、インターネット上で行う手続きなど、親が独力で行うのが難しい作業は子どもが率先して手伝ってあげるとよいでしょう。
 
亡くなった後に遺品整理を業者に頼む際は、「資格の有無」や「対応範囲」「費用の妥当性」などの観点から、相見積もりを取るなどして信頼できるところを慎重に選びましょう。
 

出典

一般財団法人 遺品整理士認定協会 遺品整理のご依頼の流れ
株式会社AlbaLink 【物が多い実家の片付けに関する意識調査】男女500人アンケート 物が多い実家の片付けに関する意識調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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