80代の祖母と「遺影写真を用意しておきたいね」と話しています。遺影写真はどんな費用感で撮れるのでしょうか?

配信日: 2025.05.30 更新日: 2025.07.02
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80代の祖母と「遺影写真を用意しておきたいね」と話しています。遺影写真はどんな費用感で撮れるのでしょうか?
「遺影なんて、もっと先の話でいいよ」
 
そう思っていた方も、最近では「元気なうちに自然な笑顔で遺影を残しておきたい」と考える人が増えています。
 
この記事では、80代の祖母と前向きに遺影写真を用意しようとしている方のために、撮影方法や費用の相場、事前に知っておきたい注意点まで、わかりやすく解説します。
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遺影写真はいつ・なぜ準備するのがよいの?

株式会社ハルメクホールディングスが行った終活に関する意識調査によると、終活が必要と思う割合は約8割、実際に終活をはじめている人の割合は約4割でした。終活のなかでも、遺影写真は、本人が元気なうちに準備するのが理想です。理由は主に3つあります。
 

・自然な表情で撮影できる

病気や高齢で体調が優れない状態では、どうしても表情が硬くなりがちです。
 

・家族の負担を減らせる

突然の出来事でバタバタと写真を探すのではなく、余裕を持って準備しておくことで、心の余裕にもつながります。
 

・本人の希望を反映できる

服装や背景、表情など、自分らしさを大切にした一枚を残せます。
 
『遺影』と聞くと少し暗いイメージを持つかもしれませんが、前向きな人生の記録として捉える人も増えており、近年では『生前遺影撮影』や『終活フォト』という言葉も使われています。
 

遺影写真の撮影方法と費用相場を詳しく解説

遺影写真には主に3つの方法があり、それぞれ費用が異なります。
 

1. 写真スタジオでの撮影

プロによるライティングやレタッチ(画像修正)が入るため、最も仕上がりに期待できる方法です。大まかな費用は以下のとおりです。

●撮影のみ(データ・L判プリント付き)
約1万1000〜1万5000円
 
●ヘアメイク付きプラン
約1万8000〜2万5000円
 
●額装や大判プリントも含むプラン
3万〜5万円

『終活写真専門スタジオ』では、笑顔の写真を自然光で撮影してくれるプランも人気です。
 

2.出張撮影(自宅や施設)

カメラマンが自宅を訪問して撮影する方法で、外出が難しい高齢者には便利です。費用は出張料込みで1万5000〜4万円程度です。ヘアメイク・プリント追加で最大5万円以上になることもあります。
 

3.既存の写真を加工する方法

過去に撮ったお気に入りの写真を使うことも可能です。ただし、加工には限界があるため、元写真の画質や表情が重要になります。大まかな費用は以下のとおりです。

●簡単な補正
6600〜1万円
 
●背景差し替え・高画質化など
9600〜1万3000円

最近ではLINEで写真を送るだけの手軽な加工サービスも増えています。
 

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撮影前に知っておきたい! 失敗しないためのポイント

遺影写真を用意する際には、次の点に気をつけると、より満足のいく仕上がりになります。
 

・自然体で撮るための準備

服装は普段着でも構いませんが、少し明るい色を選ぶと健康的に写ります。メイクや整髪は無理のない範囲で整えるとよいでしょう。
 

・背景や光の演出

暗い背景よりも、明るく自然な背景の方が安心感のある印象になります。特に自然光や柔らかい照明を使った撮影がおすすめです。
 

・家族で相談しておく

祖母自身の希望も大切にしながら、「この写真を使ってね」と話し合っておくと、のちのトラブルや後悔も防げます。
 

・スタジオの事例を見る

事前にスタジオの撮影事例を見ておくと、「こんな雰囲気がいいな」とイメージがわきやすくなります。
 

前向きな終活の第一歩として、自然な笑顔を残そう

遺影写真は、人生の最後を飾る一枚です。しかし、あらかじめ用意しておけば、それは「別れの写真」ではなく、「人生の集大成」としての写真になります。
 
80代のおばあさまと一緒に撮影の準備をすることは、心温まる時間を過ごすきっかけにもなります。
 
ご家族と過ごした証しを、すてきな笑顔で残しておきましょう。準備をしておくことで、いざというときにも安心できるはずです。「まだ早い」と思うかもしれませんが、「今だからこそ」できることでもあります。前向きな終活の第一歩として、ぜひ自然な遺影写真を残してみてはいかがでしょうか。
 

出典

株式会社ハルメクホールディングス 終活に関する意識調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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