「終活に500万円以上」って本当?お墓や葬儀よりもお金がかかる出費とは?

配信日: 2025.05.31 更新日: 2025.07.02
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「終活に500万円以上」って本当?お墓や葬儀よりもお金がかかる出費とは?
「終活」と聞くと、どこか身構えてしまう方もいるかもしれません。しかし最近は、将来への備えとして前向きに終活に取り組む人が増えてきました。老後の安心につながる“日常の延長”として、終活を始める動きが広がりつつあります。
 
この記事では、終活を始めている人の割合や平均費用、実際に行われている取り組みの内容などを詳しくご紹介します。
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終活を始めている人の割合と傾向

株式会社ハルメクホールディングスが2025年2月に実施した「終活に関する意識・実態調査」(対象:50~79歳の男女2016名)によると、終活を「すでに始めている」と回答した人は44.0%にのぼりました。
 
また、終活に取り組んでいる人は、生活満足度や幸福感が高いという結果も出ているようです。「何から始めればいいの?」という方も、まずは情報収集から気軽にスタートしてみるのがよいかもしれません。
 

終活にかかる費用は約500万円?その中身とは

同調査によると、終活にかかった平均費用は「約503万円」という結果でした。「思っていたより高い」と感じるかもしれませんが、終活にはさまざまな項目が含まれており、実際にかける金額には個人差があります。
 
例えば、終活において特に費用がかかっていた項目としては以下のようなものが挙げられます。いずれもその項目を実施した人の平均額となりますので、参考にしてみてください。
 

・資産運用の開始:約1258万円(191人)
・家のリフォーム:約758万円(90人)
・不動産の整理・処分:約471万円(35人)

 
一方で、比較的費用が抑えられていたのは以下のとおりです。
 

・金融口座・金融商品の整理:約60万円(131人)
・保険の見直し:約70万円(158人)
・お葬式の準備:約53万円(60人)

 
なお、これらの金額はそれぞれの項目に取り組んだ人の平均であり、すべての人がこれだけの費用をかけているわけではありません。実際には、より少ない金額で終活を進めている人も多く、全体の平均費用としては、約500万円前後に収まっているケースが多いようです。
 

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お金と住まいの整理が終活のポイントに

終活にかかる費用の大きな割合を占めたのが、「資産運用」や「住まいの整理」です。金融資産については、保有している口座や金融商品の一覧を作成し、「使うお金」と「残すお金」に分けて管理することで、資産全体の把握や不要な支出の見直しにつながるでしょう。
 
また、不動産についても、売却や賃貸、生前贈与などの選択肢があります。早めに家族や専門家と相談しながら計画を立てることで、相続トラブルの予防や老後資金の確保にも役立ちます。
 

平均500万円でも、実際の出費はさまざま。無理のない計画を

終活にかかる平均費用は約500万円とされていますが、実際にどこにお金をかけるかは人それぞれです。
 
お墓や葬儀よりも、資産運用や住まいの整理など「生きている間に使う費用」が大きくなるケースも少なくありません。すべての人が500万円かけるわけではなく、費用を抑えながら進めることも可能です。
 
重要なのは、「何を優先し、何にお金をかけるか」を自分の価値観や家族との関係の中で考えていくことでしょう。
 

出典

株式会社ハルメクホールディングス 「ハルメク 生きかた上手研究所調べ」(PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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